《ミニコミって何?》
僕は、『Poo』という、SKiを題材にしたパロディ・ミニコミを一人で作っています。これは、SKiファンをいかにして笑わせるかがテーマなので、中には読んで不愉快に思う人がいるかもしれません。この手のジャンルは、嫌いな人はとことん嫌うだろうし、かなり読者層が限られてきますね。そもそも、僕の作ってるものがミニコミといえるのかどうか、それすら疑問なんです。というのは、僕はこのアイドル界ってものを、あまりよく知らない人間なもんで、ミニコミというものの存在を知ったのも、2年前にSKiのファンになってからなんです。で、元々クリエイター肌なもんで、ミニコミを作ってみたくなり、知り合いを誘ってそれらしいもの(知る人ぞ知る『ヨシダムラ』)を作ってみたんですが、やっぱりやる気のない人に無理やりやらせようってのが失敗で、創刊号だけで終わってしまいました。その後、某大学の歌謡研のミニコミに参加したんですが、理系で文章など全く書いたことのない僕は、自分のライターとしての才能のなさに挫折してしまいました。(才能なんて、最初から持ち合わせてるわけ無いんですけどね…。) だから今度は、自分で楽しめる内容のものを作ろうと思って『Poo』を作ったわけです。でも、やっぱり一人でミニコミを作るっていうのは大変で、特にネタ作りに苦労してますけど(逆に、それが楽しいっていうのもありますが…)、編集に参加してくれる知人がいないんですね。本当は、編集会議とかやって、もっといいものにしたいのです。(今からでも、参加したい人募集してます。)
で、ミニコミとは何か、という本旨にもどりますが、辞書を引いてみると、
【ミニコミ】 少数の人々を対象とする、情報伝達。また、その媒体。
[対義語]マスコミ。 ミニ・コミュニケーションの略。と書いてあります。なるほど。ということは、『Poo』もミニコミに含めていいでしょう。『Poo』の場合、“少数の人々”とはSKiファン、その中でも『Poo』の持つ特異な世界を好む人、ということになるでしょう。だから、対象がより“ミニ”であり、より“ミニコミ”ということになるのでしょうか? 一方、『こちら新宿3丁目』は、SKiファンなら誰にでも楽しめ、メンバーやスタッフ(!?)にまで愛されているので、“少数の人々”とは、SKiの世界にかかわる人全体ということになるでしょう。その意味で、愛される層が広いということは、うらやましく思いますね。
この文のまとめとして、“ミニコミ”とは、《“それ”を愛する者が、“それ”のために作るもの。》だと思います。これ以外には、制約はないはずなので、読者のみなさんも、ミニコミをどんどん作ってみてはいかがでしょうか。そして『こちら新宿3丁目』も、SKi応援マガジンとして、これからもがんばって作っていってください。それから、いつまでネタが続くかわかりませんが、『Poo』もよろしくお願いいたします。
P.S. 今度は『Poo』で、マンガを描くぞ!
[茨城県/ゆうかん]
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