3月24日12:00、これを読んでいるみなさんは、おそらく横浜そごうにいたことだろう。あわてて家を出てきたため、場所も知らずにやって来た 渋谷TAKE OFF 7での『ワクワク・アイドル・ライヴ』。この日の出演は、サンディーズ,矢野一美,葉山奈美,RABIT PARTYの4組だった。一美ちゃん以外は、初めて会う娘たちなのだが、客席を見ればどこかで見たような顔が…。おまけに「今、来たばっかり!」のヤジまで飛ぶ有様。この世界、広いようで実は狭い◆終演後、ビルの1階で友人たちと出待ちをする。出演者が出てくると、あちらこちらで人垣が。撮影やサインに丁寧に応じている。プレアイドルならではの、ほほえましい光景がそこにはあった◆夕刻、東横線に乗って横浜へ。スタジアム横の7th Avenueで『森下純菜 CDデビュー記念ソロライブ』を観る。会場前で、誰に言われるとなく番号順に整列。隣りの客どうし、仲よく談笑している。ふたり前の彼は大阪から来たという。キャンペーンで来るには来るが、こっちから出向いた方がやっぱり早い。少しでもアイドルに近づきたいと思う気持ちは、みんな同じだ◆150人も入れば一杯になる場内で、ひとりの少年と出逢った。全身カッコよく決めた、16歳の高校生。アイドル初体験だという。彼は、イラストを描くのが上手い。コミケ世代の新しい顔は、20〜30代のファンが中心のこの世界で、とても新鮮に映る◆握手会で、ひとりひとり時間をかけて話をする純菜ちゃん。向き合うファンも、思わず笑顔がこぼれる瞬間だ。一度に、とはいかなくても、少しづつファンが増えてゆくといい◆一歩づつメジャーへの階段を昇りつつある、制服向上委員会[SKi]。SKiの良さは、メンバーとファンがいっしょになって造りあげる、2wayコミュニケーションによるステージだ。しかしその一方、地方でのイベントが少なくなるなど、メンバーとファンとの接点が、だんだん少なくなってきたように感じる◆きょうは、久しぶりのエミナース公演。こんなときだからこそ、アイドルは(そして事務所も…)、ファンひとりひとりを大切にしてほしいと思う。(しゃしょう)
3月9日、郵便局から、FCのつどいの会費や卒業グッズの代金をコミティに送った。その額ナナナント、66,000円なり。おかげで、サイフの中がひじょーに寒〜い(^^;;。それとあわせて、メンバーへホワイトデーの贈り物をした。みんなにはキャンディ。そして、千秋ちゃんと、誕生日が少し過ぎてしまった博子ちゃんには、ドリカムの。ミスチルが好きだと言っていた、翌日が誕生日の智子ちゃんの3人にライブビデオを送った。でも、あとでORANGE IDOL vol.4を読んで知ったのだが、実は千秋ちゃん、trfのファンだったそうだ。千秋ちゃん、ごめん。
「そよ風が吹く、あたたかい朝〜」いよいよ春ですね。春と言えば、「冬は、貼る貼る。きりばい・はる〜」じゃなくて、コンサートの季節ですね。こまばに始まり、千葉・日比谷・横浜・こまば・大宮・そして日比谷。ファンのみなさん、身体はもちろんのこと、サイフのほうもいたわってやってください。新生SKiの船出の時がやって来ました。私たちも心機一転、新しい気持ちで応援してゆきましょう。(編集長・Benetton)
こちら新宿3丁目 vol.4 初版発行◇1996/ 3/30
編集長◇柴野 稔(Benetton)
レイアウト◇池町達也(しゃしょう)
web版発行◇1996/11/ 9
web版編集◇夢野 雫
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