《吉成圭子との出逢い》
私が、吉成圭子たんを知ったのは、3年前の5月、神戸・メリケンパークでの《ジャパン・アイドル・フェスティバル》で、でした。それまでSKiの存在は、今は無き〈MOMOKO〉などで知っていましたが、正直言ってあまり意識していませんでした。メリケンパークへは、もともと井上麻美が目当てで観に行ったのですが、会場で液晶ビューカムの貸し出しがあって、SKiのステージは、1曲目の『制服宣言』をビデオで撮影しましたが、誰を中心に撮影していいのかが分からず、ズームを多用して撮影しました。当日のステージは、当時リーダーであった圭子たんをはじめ、7人が出演していました。それからしばらくして、その時に撮影したテープを見返すごとに、SKi(とくに圭子たん)がすごく新鮮に見えてきて、これからのアイドル界のひとつのムーブメントが起きるのではと予感しました。 その後、古本屋にあった〈投稿写真〉で、圭子たんがSKiより以前に、『工業哀歌バレーボーイズ』『IKENAI!いんびテーション』『Bバージン』といった、Vシネマに出演した芸歴があった事を知って驚き、こういう下積みがあるからSKiでも十分やっていけると、私は確信しました。
しばらくは、SKiにあまり関心を持たなかったのですが、ある事がきっかけで、SKiが気になる存在になり、ついには圭子たんに会いたいが為に、昨年6月、私としては珍しく東京に遠征しました。こまばエミナースでのコンサート(6/10)は、松本文男とミュージックメーカーズという、戦後日本のジャズ界でも有名なオーケストラを率いて、前半はジャズのスタンダードナンバーを圭子たんがしっとりと歌いあげ(正直言って、あの甘くて細い声で、ジャズを歌いこなせるかと心配していた。)、後半はSKiオリジナルナンバーを熱唱してくれた。その時に聴いて気に入った曲は、『月の輝く夜に』『笑顔が好きだから』『明日への勇気』『夢の旅』(以上、アルバム〈蒼い天使の糸〉に収録)『君だけの道』、それと『恋』のせつない恋心が観客にまで伝わってくるヴォーカルが、心に残りました。
圭子たん、昨年は大忙しでしたね。IJRの取締役兼プロデューサー兼アイドル歌手と、一人三役をこなす1女性として、私は見ています。慣れないことばかりで大変だろうと思いますが、ファンのみんなもついていますので、身体に無理をしないよう頑張ってください。きょうで24歳になりますが、今年こそ、“アイドルのアイドルによる アイドル・レボリューション”を巻き起こしましょう。そして、CMなど テレビにもっと出られるようになってください。
明日への勇気が、いつか輝く笑顔が好きだから、同級生の愛と勇気と思いやりで(少年よ)大志を抱け〈P.S.〉卒業生の青山れい(現:高沢れい子)ちゃんも、きょう21歳の誕生日ですね。郵便局のポスター見ましたよ。新天地での活躍をお祈りしています。
(強引な語呂合わせだなぁ…)
[大阪府/シュプール]
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