Coo Coo Train

▽運転開始のごあいさつ

 このコーナーは、「SKiも好きだけど、鉄道もスキッ!」という、鉄道&アイドルファン の読者の、熱いリクエストにお応えしてつくった、本田博子chanのような“SKi鉄ちゃん”のためのコーナーです。鉄道に興味のない方には、面白くないページかもしれませんが、どうかお許しください。

[専務車掌・しろくま]

増結1号車

曇りのち晴れ

 はじめまして(c)。僕は、この春高校を卒業し、めでたく(どこが?)浪人生となった 鈴木一浪という者です。一浪にとどめておきたいのだが、こんなことをしていると二浪するというウワサも…。静岡県の小宮山君、ロッテの小宮山みたいに早稲田に入るまでに二浪しないように気をつけてね。
 とりあえず、コーナーのタイトルを決めるにあたって色々考えてみたのですが、僕は多分、毎号は登場しないだろうということで、臨時みたいな感じで[増結1号車]という名前にしてみました。なにせ僕は浪人生なので、すぐに原稿を仕上げる暇がなく、多少ネタの鮮度が落ちていることと思われますが、そのへんはご容赦ください。

 それでは、本題へ…。

 5月11日、土曜日。今日は、予備校の校内テストがあるので、朝7時頃起きるが、どうも体調がすぐれない。風邪でもひいたのだろうか? 母も風邪をひき、それを推して旅行に行ったもので、長引いてしまったという。言っておくが、たかが風邪といっても侮ってはいけない。横浜ベイスターズの佐々木様{(c)みずしな孝之}さえもやられたという、たちの悪い風邪なのだ。そんな訳で食欲もわかず、とりあえずビタミン剤を飲んで出かける。
 休日は、電車がすいていてイイ。新宿駅で、ホリデー快速ピクニック号{三鷹電車区の169系9連}, 同・内房号{田町電車区の167系8連}を横目に見て、「あぁ、どっか行きたいなぁ…」などと思いながら、中央線快速電車に乗り込む。

 試験場である、いつもの校舎に着くが、全く調子が出ない。とくに現代文に至っては不調が大きく響き、思考能力が鈍って 問題文がまるで読めなかった。そんなこんなで昼休みになるが、まだ食欲がわかない。結局、昼食抜きで午後の社会科に突入したが、それでもいくらか調子は戻ってきた。書けるところを書き終え、終了のチャイムを待つ。13時50分に試験が終わり、校舎を出て地下鉄の駅に向かう途中で、体調が回復。試験のあとになって、やっと薬が効いてきた。とにかく、友達としゃべっている暇はない。ISCの開演は15時だ。昼食など、どうにでもなるだろう…。

 地下鉄に乗り、霞ヶ関駅の日比谷公園側の改札口から出る。土曜日だから閑散としており、2,3人の同志とおぼしき人が出ていっただけだった。地上に出ると、朝方かかっていた雲はだいぶ消えて、晴れ間が広がっていた。足どりも軽やかに、野音の入口へ。たむろしていたSKiファンの話題は、田村千秋脱退のことでもちきりだった。とにかく、いつものように(c)〈ORANGE IDOL〉編集長の村山さんに会う。“いつものように”と書いたが、僕は最近2週間ごとに、村山さんに会っている。3/31こまば,4/14銀座・三越[森下純菜],4/28[水野あおい]という具合だ。実はそれ以前にも、村山さんから ORANGE IDOLの5号,6号を直接買ったことがある。3月9日に、東京駅へ急行〈東海〉の写真を撮りに行ったあとで、最終日{3/15の運転を最後に、特急に格上げされる}のための撮影地情報を仕入れに、神保町の書泉グランデに行き、ついでに書泉ブックマートに寄ったら、村山さん達がいて、その時に話をしたのがはじまりである。もっとも、今にして思えば、急行〈東海〉よりも、SKiの主力5人の卒業のほうが重要だったかもしれない。僕も、受験生じゃなかったら、2/19の卒業式にも行っていたはずだ(仮定法過去完了)。3/9だって、まだ後期試験の前だが…。

 ずいぶん派手に脱線してしまったが、このへんで本線に戻ろう。 そういえば、まだ昼食をとっていない。かなり 長丁場になるだろうから、焼きそばを買って持っていくことにした。そろそろ暑くなってきたので、Tシャツに着替える。開演10分ほど前に入場。僕の席は、B6-58。舞台に向かって右側である。4日前に買った割には、イイ席が取れたものだ。書泉ブックマートのほうで、いくつか押さえてあり、誰も来なかったら、横一列使って寝ころんで観られる!などと考えてたら、案の定 誰も来なかった。

 15時、いよいよ開演。この時、「藤谷文子・急病」という一報が入る。だったら、田村千秋の一件も公表すべきだ。SKi-Pの代表として、ポスターに写真が出てるんだから…。ところで、SMAPの森 且行の脱退も、ウラで何かあるという噂だが、どうなのだろうか。でも、たかが一人メンバーが抜けたぐらいで、ガタガタ騒ぐんじゃねぇよ。こちとら、そんなこたぁ日常茶飯事だ。次々、一推しに抜けられた日にゃ、精神状態ボロボロだろう。幸い僕は経験も浅く、そういう悲惨な目にあったことはないが、“明日は我が身”ということわざもある。春が来る度に、戦々恐々とする羽目になるのか?

 南海電鉄が関西国際空港に乗り入れるとき、〈ラピート〉という名の、すごいデザインの特急電車を造ったが、テレビCMのイメージキャラクターに起用されたのが、藤谷文子だったっけと、後日 東京の大学に受かって上京した、神戸の友人との間で話題になった。ちなみに、京阪電鉄の広告には、山口智子が出ています。どこかの鉄道会社が、篠原智子を広告に出してくれたら、すごく嬉しいのだが…。{しゃしょうさんの会社で、いかがですか? (しろくま より:ウチの社では、毎年 一般公募で沿線在住の女子大生を、ポスターモデル[フレッシュ・レディス]として 4,5名雇っています。私が広報課長なら、SKiを起用したいところですが、なにしろ予算が少ないので…。)
 ごめんなさい。(ISCに出演した歌手の)順番、憶えてないです。そんな訳で、記憶に残ったことをいくつか記すことにしようと思う。

 さて、その田村千秋のいないSKi-Pだが、僕は、田村千秋のいる本来の状況を知らないので、何ともコメントのしようがない。
 三重野瞳は、「人生はバクチだ!」と言っていた。僕だって、紀行文作家として人生を賭けてみたいものだが、しかしそのためには、もう少し しゃれた言い回しについて修行が必要かもしれない。母曰く、「物書きってのは、不安定な仕事だよ。」ということではあるが、常に安全策ばかり取る人生っていうのも、またつまらないと思う。

 今回の出演者では最年少の、尾崎裕美はナント10歳。子供好きな村山さん達は大喜びしていた。反対に、最年長の吉成圭子女史は23歳だったので、僕は、永井真理子の『23才』という曲を、つい思い出してしまった。それにしても、面白いものを見たと思う。

 司会者が「non2って、どういう意味?」と言ったら、客席からは予想どおり「水野奈央子!」と反応があったが、当人はいない。それはさておき、non2といえば、ORANGE IDOL 6号のトップ・インタビューに登場したことでも 判るとおり、子供好きの多い(!?)法政大歌謡研の一推しグループである。だから、村山さん達は真ん中のほうに行って、熱い声援を送っていた。実は半年ほど前、non2の広告看板を毎日、学校の行き帰りに目にしていて、その度に「誰?」と思っていたが、その記事を読み、初めて知ったのだ。

 今年の新人賞争いで、大本命の呼び声が高い 森下純菜は、おなじみイチゴの衣装で登場。 デビュー曲『いちごのしずく』の他、新曲の『おちゃめなパイナップル』を歌ったのですが、後日 レコード店をのぞいたら、森下玲可とかいう人が『Pineapple』という名前のシングルを出しているのを知り、思わず笑ってしまった。二人には、何の関係もないのだろうが…。森下純菜は名古屋市出身であるが、名鉄瀬戸線に“森下”という駅が名古屋市東区に存在する。
 もしかしたら、実家の最寄り駅だったりして…(最近、時間制限付きながら駅員が配置されたらしい)。また、同じ瀬戸線には“水野”駅があり、社長と同名の“野間”駅が知多新線にある(笑)。名鉄ってすごい。

 また、脱線してしまった。望月菜々(近藤名奈と混同しないでね)は、その森下純菜と仲がイイらしい。いつの日にか、(『あなたのイチゴミルク』と『〜のしずく』にちなんで、)[Strawberries]なんて名前で、コンサートをやってくれないかなぁ。実は、ナマで菜々ちゃんを見るのは初めてだったりする。あっ、急に“いちご大福”が食べたくなってきた。
 僕は、菜々ちゃんに対しておちゃらけたイメージを持っていたのだが、この日の2曲目の『恋は雪のよう』は、それを覆すには十分なものだった。後日、本人曰く「私は、けっこう多重人格者だから…。」ということだが、つまりそれは「何をやらせても似合う」すなわち“万能”ということではなかろうか。ひょっとすると、あの高橋由美子を超えるかもしれない。 とにかく、彼女の大器の片鱗をうかがい知ることができたのは確かだった。[望月菜々]と いう役名で、ドラマに出たりしたら面白いが…。

 だいぶ話は飛ぶが、村田和美の新曲は、高橋由美子の『夏は暑い』(アルバム『Prelude』に収録)を、さらに激しくしたような感じだ。この二人は、同じ事務所。そう、あの名門・ビッグアップルである。今回のイベントに参加している中では、最大手であろう。そういえば、中山美穂もここだった(妹のほうは、違うが…)し、藍田真潮もその後 ここにいる{SKiのメンバーを、事務所に紹介してやってくれ(笑)}。昨年、どこかのコミック誌に出ていたなぁ。それはさておき、高橋由美子と村田和美の二人は、けっこう共通点も多く、しばしば比較される。素質的にはいい 勝負だけに、今後に期待したい。まぁ、“○○とハサミと村田和美は使いよう”とはよく言うが。

 さて、お待ちかねSKiの登場。紹介のとき、海カキじゃなくて、[La.おかき]の村山ひとし氏〔しろくま より:知らない人は、ORANGE IDOL 6号の53P〈クラブ義典〉を読もう!〕の名前が出て、ORANGE IDOL の村山義典編集長が反応していた。しかし、こう人が多いと誰が誰だか判らない。だって、まだ3期生の顔と名前とが一致していないんだから…。それはコンゴ、いぇ今後の課題としておいて、メガネをかけているおかげで、3/31のこまばとは違い、顔を見ることはできた。今回歌ったのは、『同級生』『涙のエンブレム』そして『いつものように』の3曲だけだった。
 したがって、あまり書けることがない。そろそろ日も暮れてきた。

 続いては、谷村有美に似ているとも言われている、水野あおい。このことは、本人も知っているそうだ。思うに、こういう顔って誰にでも受ける顔ではなかろうか。ご存じのとおり水野あおいは、ORANGE IDOL の読者アンケートによる、1995年優秀アイドルだったし、谷村有美もFM-STATION誌のアンケートで女性歌手部門の一番人気だった。水野あおいが、 司会者に年齢を聞かれたとき、「実は28歳!」というヤジがあった。をひをひ、谷村有美じゃないんだから…。

 そして、今回の出演者中 最年長の吉成圭子女史の登場だ。シングル曲の3曲を歌った。吉成女史には『秘密のきもち』みたいな、落ち着いた曲のほうが似合うと思う。別にシングル曲のようなのもいいけど、1曲ぐらい落ち着いた曲があってもよかったのではないか。ところで、知っている人は多いと思うが、『明日への勇気』には、椎名へきるが歌っているのも含めると、3通りの編曲が存在する。そっちの編曲は湯川トーベンだが、吉成女史のほうは、かつての永井真理子でのおなじみの根岸貴幸だ。

 今回のイベントのトリを務めるのは、遠路はるばる台湾からおいでいただいた、ビビアン・スーである。全出演者の中で、最も大人の魅力を持っていたと言っても過言ではないと思う。最後の曲で、「座って聴いてくださいね」と言うので、僕は舞台に顔を向けながら、横になって聴かせていただいた。もう夜の8時近くである。最後の「チャント・ゴハン・タベテクダサイネ」は、誰に対して言った言葉なんだろうか。数日前のことを引きずっている人に対してなのか? 時期が時期だけに深読みしたくなる。ただ、言った本人は気づいているかどうか知らないが。

 かくして、大饗宴(大競演?)は終わった。アイドル・サマー・カーニバルは、8月24日にあるという。その場で、予備校の予定表を開くと、運良く当日は予定なし(そんなこと言ってる場合か?)。ところで、当初の情報では、宍戸留美とか大橋利恵,小林 愛,川崎 愛が出るというウワサがあった(これで岩崎 愛が来たら、愛カルテットになる!?)。それともう一つ、異口同音に聞かれる声だが、司会者がどうもよくわからん。もう少し、アイドルを知っている人を出せ! まぁ、次回は[La.おかき]に登場願おう。

 ということで、ご感想はいかがだったでしょうか。何だか肝心のところの記述が全然なく、どうでもいいところばっかりになってしまいました。〔増結1号車〕じゃなくて、これでは〔荷物電車〕だという声があるかもしれませんが…。予備校の校内テストのほうも、予想どおり不調。あぁぁ…。まぁ、これからもコンサートに行き続け、懲りずに紀行文でも書こうと思います。そんなわけで、今後ともどうぞよろしくお願いします。

<P.S.>村山さんへ。今度ゆっくり話でもしましょう。

[東京都/鈴木一浪]

▲しろくま より:《曇りのち晴れ》というタイトルで思い出したのは、志村 香の歌う『くもり のち 晴れ』という曲です。昭和60年の夏、地下鉄・名谷(みょうだに)駅前にある須磨パティオSC(神戸市)でのイベントで、初めて握手会に参加しました。私の足かけ12年に及ぶアイドル人生が、この広場からスタートしたのかと思うと、感無量のものがあります。



vol.7目次