◆ イベント レポート ◆

RCC(中国放送)ラジオ
 何でもジョッキー 公開生放送

  at 広島市・クレド  1996/ 8/ 2(Fri) 14:30-15:55{番組の放送枠}


 8月2日、《ワーストツアー'96》の初日である。事前に広島市内の2カ所でラジオの公録があると聞いていたので、時間と場所をメモし11時半ぐらいに家を出て、2時間ほどの在来線の旅に出た。14時前にJR広島駅に到着し、路面電車に乗り最初の目的地〔ダイイチ(家電量販店)・本店〕を目指す。14時過ぎには〔ダイイチ〕に入るが、始まる気配は全く無い。受付で確認すると「7階で、16時半からの予定です。」と丁寧な応対。お気付きの通り、いきなり会場を間違えていた。14時半からの最初の放送は〔クレド〕である。慌てて〔クレド〕へ向かうが、なんてったって初めての街。位置関係は解っていても、現地は遠い(^_^;。通りすがりの人に場所を訪ねると「道路の向こう側」だと親切に教えてくれた。広島市民は親切である。

 14時20分ぐらいだろうか、やっと〔クレド〕の6階へ到着。スタジオの前には怪しい集団が陣取っていた。既に、合流予定だったお友達(笑)は到着しており、メンバーの登場を待っていた。そこへ私も入り、先ほどの私のドジな話とかをしていた。すると目の前を可愛いおねぇちゃんが2人通っていった。黄色いシャツに、白のオーバーオールの吉成先輩、そして白い制服を着た博子ちゃんだった。2人の前に中野さんもいたようだが、中野さんには気付かなかった(^_^;。客からどよめきが起こり、シャッターの音と共にフラッシュが飛び交う。負けないように、カメラを持って彼女らを撮りに行くのだが、最後列から勝負するのは悲惨なものである。その上、ポケカメだったので、現像して出来上がった絵は期待できる物ではなかった(泣)。そして、いつの間にか ゆかりちゃんも同じ白い制服で登場している。吉成先輩だけが普段着(?)だった。コンサートでも吉成先輩だけ制服を着ないのではないか? という不安が、頭をよぎる。

 DJ側から、博子ちゃん,吉成先輩,ゆかりちゃんと座り、インカムを付けてテーブルにスタンバっていた。バックに、CD〈ワースト〉を流しながら、メンバの紹介をする。その時、DJの方が「制服向上委員会のリーダーであります、吉成圭子さんです。」と紹介した。当然のように起こる客からのブーイング(笑)。更に吉成先輩が、「私はリーダーじゃないんですよ。リーダーは本田博子ちゃんです。」なんて言うもんだから、更に客もブーイング(←3代目リーダーは、なみ子ちゃんですよね)。この事について、コンサート会場で行われた握手会の時、直接 博子ちゃんに「4代目に決まったんですか?」と訊いてみた。博子ちゃんは、「え?ぇ?」とクビを傾げ笑顔でごまかされてしまった。しかし、名古屋の握手会の時に同じ事を訊いた方から聞いた話によると、「まだ、正式には決まってないんですよぉ。」との事だったらしい。と、いうことは、「内々には決まっている」という事なんでしょうか? どちらにせよ、最近の博子ちゃんは目が輝き、堂々としているし、リーダーとしては適任ではないかと思います。頑張ってくださいね。

 脱線しそうなんで、話を戻しますね。メンバ紹介のあとは、制服向上委員会のコンセプト、何故アルバムのタイトルが〈ワースト〉なのか? などのお喋りがあり、〈ワースト〉・アルバム〈さよならは出逢いの明日へのしるし〉の紹介をし、ワーストの中からDJさんの独断で{ラッキー7}にかけて、7曲目の『同世代の少女たちへ』が流される。曲が流れている間、ファンからのプレゼントに喜ぶ吉成先輩。嬉しいときに、ホントに嬉しそうにする吉成先輩の笑顔は、最高に可愛かった。おそるべし、吉成スマイル。みんな、騙されちゃダメだゾウ!(笑) そして、当日行われる南区民文化センターでのコンサートの告知。DJさんから、「当日券はあるんですか?」との問いに「まだまだあります!」と中野さん。ウケる客(^_^;。そして「是非来て下さい。」と呼びかけて公録終了。というか、他にも何か喋っていたんだけど失念。

 時間的には20分ぐらいだったと思うんだけど、喋っていたのは博子ちゃんと吉成先輩だけ。ゆかりちゃんの声を確認する事は出来なかった。
 まだまだ、次の放送までは時間があったので、出待ちでカメラって話もあったんだけど、早めに並んで最前で撮ろうって事になり、早々に引き上げ、今度こそ、紙屋町の〔ダイイチ・本店〕へ向かうのであった。

[論説委員■まる井]


◆ イベント レポート ◆

FM広島(広島エフエム放送)
 COUNTDOWN HERO JOGU歌謡ヒットチャート 公開生放送

  at 広島市・ダイイチ本店  1996/ 8/ 2(Fri) 17:00-19:35{番組の放送枠}


 時間を間違えて、1時間ほど前に来たばかり。〔クレド〕からは迷う事もなく、真っ先に〔ダイイチ・本店〕に入る。時間は15時前後。開場の16時半までは1時間半近くあるが、目的は最前列でカメコである。入場待機の場所である階段に陣取る。が、既に先客がいて順番的には7,8番目といったところだった。ここには、幸運にもジュースの自販機と灰皿まで用意されていた。もちろん、我々の為にじゃなくて、常時設置されているものだけど…。炎天下の中で待つ事を考えると、エアコンが効いていて、自販機に灰皿というのは素晴らしい環境である。

 そうしてると、〔クレド〕から流れてきた客が徐々に集まり始め、6階〜7階の階段は濃いメンツで埋められていた。
 ふと錯覚する時がある。ここは関東ではない、広島なのだ! なのに、目の前にいるメンツは、こまばや野音で見かける客と80%以上が同じなのだ。おそるべし、SKiファン。ここに一体、何人の広島県人がいたのであろうか?(笑)。6月の野音以来、会ってない友達などもいて、やがて挨拶回りとなる(笑)。

 先ほどの〔クレド〕では、ポケカメの調子が悪かったので、下の階に降りて、カメラのフィルムとフラッシュ用の電池を購入した。7階へ戻り、買ったばかりのフィルムと電池をセットする。が、状況は改善されない。いろいろさわっているうちに、シャッターは2度押さないといけないらしいという結論に達した。1度目は赤目防止用(?)の仮の発光で、更に押すとシャッターが切れるらしかった。この時代に、ポケカメもろくに使えないのは、私ぐらいかも知れない(笑)。そんな事をやっていると、店員が一枚の紙切れを壁に貼っていった。「撮影禁止」。クレドでは問題なかったので、こちらでも問題ないと思っていたのがマズかった。何のために、フィルムと電池を買ったのだろう(泣)。その張り紙を見て、多くの客たちは、各自のホテルへ荷物を置きに帰って行った。階段の客はかなり減り、あとは開場の16時半を待つだけとなる。

 そして16時半前、「メンバが、1階からエレベータで上がってくる」という情報が飛び込んできた。エレベータは、7階への階段を上がって正面に位置する。メンバは誰かわからなかったが、3人いるらしいとの事。それを聞いた客たちは、慌ててカメラをスタンバっていた。エレベータのドアが開いた瞬間を、カメラにおさめようというのだ。もちろん私も、最前でエレベータのランプが「7」を示すのを待っていた。これで、買ったフィルムと電池は、報われるというものである。エレベータは、1階から途中止まることなく、7階へ上がってきた。

 いよいよドアが開く。あとはシャッターを押すだけ。しかし、カメラ越しに飛び込んできた人は、一般人だった。
 いや、違う。その後ろに中野さんをはじめ、裕紀子ちゃん,彩子,美香ちゃんの3人の姿があった。再びカメラで捕らえようとするが、時すでに遅し。取り合えず、シャッターを押すのが精いっぱい。レンズがどこ向いていたかは、知る術がない(泣)。悔しいので、常設のスタジオに入っていく3人の後ろ姿を何枚か撮る。これらはまだ現像に出してないので、どんな絵になっているのかはわからない。最初に現れた一般人というのは、どうやらSKiファンだったらしいのだが、エレベーターを出た瞬間にフラッシュに揉まれるってのは、どんな感じだったのだろうか? もちろん、メンバの3人にも言えること。しかし、これが撮禁である公録の数少ない収穫だった。

 前置きが長くなってしまったが、やがて16時半を少し過ぎた頃、店員の誘導のもと、カメラチェックをしてスタジオへと入場になる。ここは携帯電話は持ち込みOKみたいだった(笑)。100前後のパイプ椅子が用意されていたが、座っているのはみんなSKiファンばかり。この番組は、常連の普通のお客さんが大勢いるみたいで、客席の後ろは一般客が立ち並んでいた。ステージは客席より1段高くなっていて、その上にテーブルと椅子が並んでおり、テーブルにはマイクなどが並んでいた。

 DJの永田 潔さんは、さすがDJをやっているだけあってナイス/ボイスで、格好良かった。年齢は30代後半とか言っていたと思うけど、オンエア前のお客さんとのコミュニケーションで「今日のお客さん、僕と同じ歳ぐらいの人多いねぇ。」と言うと、“だめ”な客は一斉に笑い声を上げていた(笑)。更に、「今日、何処から来たの?」と問いかける。すると、あちこちで「千葉!」とか「埼玉!、東京!」と声が上がり、「今日は平日だけど、みんな仕事は?」には「有給!」と答える。「みんな、制服向上委員会を見に来たんだ。じゃ、コンサートも当然見に行くよね。」と、DJさんが言うと、盛り上がる客。まるでいつものノリと同じじゃないか。ここがホントに広島なのか、心配になった(笑)。

 17時になり、番組がスタートする。SKiの3人は17時10分頃の出演予定だったが、DJさんの配慮により、少々早めにステージに上がってきた。DJさんを一番右に、左へ美香ちゃん,裕紀子ちゃん,彩子の順。私は、2列目の正面の席だった。位置的にも裕紀子ちゃんの正面で、カメラがOKならば何の文句も無かったが、撮禁では仕方ない(泣) 。そして、メンバが紹介される。DJの方は、吉成先輩や1期生は、過去のキャンペーンなどでよく知っているみたいだったが、3期生の事となるとまるっきりダメで、手元のメモ用紙に名前を書いて覚えていた。RCCラジオ公録の 時と同じように、アルバム〈ワースト〉のアピールと、コンサートの告知。ここで、メンバに一言づつメッセージを言ってもらう。詳しくは覚えてないのだが、その放送の録音テープを持っている人によれば、

  DJ 「一言づつメッセージを。」
  彩子「あの、ずっとずっと 待ってるんで、是非来て下さい。」
  DJ 「ずっとって、夜11時ぐらいまで?」
  彩子「ずっと…、待ってます。」
菊地彩子  という、素晴らしいやり取りがあった。この 彩子ちゃんも、そーとー可愛いかったんですが、さらにDJさんが、「頬 染めたりなんかして… 可愛いわね、ホントにもう(笑)。」なんて言うもんだから、メンバは顔見合わせて笑い出すし、一部の客も爆笑していた。DJさんは彩子個人を見てそう思ったのか? あるいは3人の顔を見てそう思ったのか? それとも、健康的な可愛いほっぺを持つ特定の個人(固有名詞)を見てそう思ったのか? 真実は謎のまま。もし本人(特定の個人)が読んでいたら恐いんだけど(^_^;、「そんな事言って良いのかぁ?」と思いながらも、結構笑ってしまった(怒らないでね)。でも、それが彼女の可愛いところでもあるんですけどね(*^o^*)。

 そうしているうちに、コンサート開演を1時間後に控えたメンバが帰る事になる。そしてCMに入り、DJさんの仕切る中、椅子に座っている客と常連の一般客との入れ替え作業が行われる(笑)。とても、生放送のスタジオ内とは思えない慌ただしさ。SKiを見に来ている客のほとんどが、コンサートに行くことを知っての上での配慮だと思う。

 まだ開演には1時間以上あったので、ゆっくりスタジオの外へ出ようかと思っていたけど、1つしかない出入口から客が出ている中を、中野さんを先頭にメンバが出入口へ向かっているのを発見し、慌ててカメラを返してもらい、スタジオ外へ出る。来るときは1階からだったのに、帰るときは駐車場だと思われるのか、屋上へ向かっていた。
 この時にも、何枚かシャッターを切ったんだけど、期待は出来ない。
 スタジオから出た客は、当然のように〔南区民文化センター〕へ向かうのだが、現地へ向かう路面電車が“ダメな路面電車”になっていたことは、言うまでもない(爆)。
 あの衝撃的な1曲が披露される事など、想像もしないまま…。

<P.S.> レポになってないかもしれない(^_^;

[文:論説委員■まる井, 写真:しろくま☆しゃしょう]


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