◆ コンサート レポート ◆

第78回制服の日
制服向上委員会・90分体験コンサート(1) 〜これがSKiだ!〜

  at.こまばエミナース  1996/ 9/23(Sun) 10:30-


 我々、関西在住のSKiファンにとって恨めしい、台風17号が通り過ぎていった翌朝、5時半に豊中の編集長の家を出て、タクシーで新大阪駅へと向かう。休日の早朝のため、タクシーがなかなか捕まらず、6:12発の〈のぞみ300号〉には、ギリギリで間に合った。
 ふたりとも、前夜は徹夜だったので、編集長は終着・東京まで爆睡。私は、当日販売するKS3のバックナンバーを、せっせと製本していた。到着後、新作のPitシャツを買いに行く編集長と別れて、ひとりで〔こまば〕へ向かう。

 少し遅れて場内に入ると、ステージ上には、観葉植物やひまわりの花の造花が並んでいて、秋だというのに夏の続きのよう…。
 博子先生[本田博子]と、こず[早乙女こずえ]がメインの『(アカペラ版)スタンド・バイ・ミー』。「ボボボン、ボン、ボボボン〜」イントロだけで、なかなか前へ進まない。やはり、英語の歌は難しいのだ。無理をしなくていいんだよ、博子先生。お客さんだって、歌えないんだから…(笑)。そのあと、しのさん[篠原智子]がMCで、「ボンちゃんがあったけど(笑)、私は(メンバーに)入ってなくてよかった。」と発言して、笑いを誘っていた。
 みか[橋本美香]が歌うのは、しっとりとした洋楽。いつもは、明るくポップな曲を歌うことが多いけど、時にはこういった選手起用も好感が持てると思う。ゆっきぃ[井上裕紀子]は、伸びのある艶やかな力強い歌声が、とても 印象的だ。
 めぐ[久保 愛],博子,しの,みーつー[松本美雪],こず の5人で歌った、『スカイ・ブルーカー』。最近、2期生の結束が良くなったように思う。みゅみゅ[浅野みゆき]や、ちぁき[田村千秋]の分まで、末長く活躍して欲しい。

 朝一番の公演ということで、客席は半分ちょっとの入り。連続5公演なのでセーブしている人が多いのと、関西組は到着が遅れているのか? (後で友人から聞いた話だと、昨日の台風で新幹線が運休して、遠征そのものを取り止めた人もいたとか…。) それだけに、《渚に消えた初恋 2》公演は、どーしても観たかった(泣)。
 『I say good-bye』を歌う、ひっさ[小林久子]。どことなく、表情が寂しそうに見える。やはり、相棒のりょんりょん[片桐陵子]の引退が、こたえているのだろうか。でも、歌のほうは、語尾がハッキリと発声できていて、これはかなりボイス・レッスンをしたに違いない。『涙が消えるまで』は、てっきり ゆっきぃがソロで歌うのかと思ったら、みお[斉藤美緒子],みか,菊地彩子の3人と一緒にうしろの列へ。センター・マイクを持って出てきたのは、博子先生。
 一拍ずらして歌う、独特の“本田節”で聴かせる。

 本編が終わりと思ったのも束の間、しのさんが「きょうは時間が無いので、アンコール行っちゃいたいと思います。」と宣言して、強引にアンコールへなだれ込む。
 2期生オンリーで、めぐがボーカルの『恋の秘密』。箱根バスツァー以来、定着した感のある、このフォーメーションは、イイ線いってると思う。
 最後は、しのさんメインの『ゴジラソ・ファミレド』で、幕。

[副編集長■しろくま☆しゃしょう]


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