ゆめ :でも、これから[しの]は、ソロ中心でやっていくんでしょうかねぇ。今日なんか見てると、ソロで歌ってた曲が結構多くて、5曲ぐらいあったかなぁ。
まる :『うたかたの夢』なんて凄かったよね。エータイ(親衛隊)かなんかが、付いてるような感じで。「♪ (1)好きよ<好きよ!> でも<智子!> さようなら〜<オン・リー・ユー!(Only You)>」「(2)今日の<今日も!> 夢<キミは!> ありがとう〜<シャイ・ニング・スター!(Shining Star)>」って…。
ゆめ :今日、『恋するふたり』で3期生とか後ろで踊っていたでしょう? あれなんか、結構良いんじゃないかなぁと思ったんで。ずっと1人で歌ってたけど。
しゃ :やっぱ(c)、バランス的にはいいよね。
ゆめ :だから、今後はあまりグループの大人数には参加せず、ソロ中心なのかなぁとそんな気がします。
しゃ :そういえば、[篠原智子]ってユニットなかったっけ?
ゆめ :あれは、ユニットだったんだろうか。
まる :そうだったのか(笑)。
しゃ :でも、[吉成圭子]も1人でユニットだよ。
戸井 :ソロでユニット出してるのは、吉成さんと篠原さんだけ。
しゃ :だけだよね。
ゆめ :[望月菜々]ってのも、あったけど。
しゃ :あーあーあーあ、あった。
ゆめ :それぐらいでしょう。
戸井 :卒業前に…。
しゃ :それと、思うんだけど。前の静寂だったら[滝本久美と静寂向上委員会]ってユニット名だったよね。できれば(今度は)、[篠原智子と静寂向上委員会]って名前にして欲しかったと思うんだけどね。
ゆめ :でも、[滝本久美と〜]の場合は、久美ちゃんしか歌ってないから…。[(新・)静寂向上委員会]の場合は、みーつーも歌ってるし、何人かで歌う曲もある訳でしょう。
ベネ :3期生3人[橋本,斉藤,宮田]で歌う曲(『女の子が男の子の名前を呼び捨てにする時』)もあるしねぇ。
ゆめ :だから、全然ユニットの性格が変わっちゃった訳でしょう。
しゃ :それは言えてる。
まる :静寂に関しては、ね。
ゆめ :だから「久美ちゃんと、バックの2期生」から「7人のユニット」になったっていう、そういうイメージがありますがねぇ。
しゃ :名前はともかくとして、やっぱり、名前が付いていた方が“存在感”があっていいと思うんだけど。
ゆめ :静寂はやっぱり、「SKiの良き伝統を受け継ぐユニット」として、まぁ何度も言ってますけど、一番良いんじゃないかと。
まる :でもねぇ…。悪いけど、あたしやっぱ(c)、久美ちゃん譲れないわ(笑)。静寂に関しては。[しの]がどうとか、新2期生がどうとか、そういうんじゃないけど、前(滝本時代)のイメージが強すぎたっていうか…。それはやっぱり、1期生中心、久美ちゃん中心でやってきたってイメージの方が強いのかなぁって。
ゆめ :まぁこれは[寿隊]のね、寿隊に関して私は、「今の寿隊は違うユニットだ」と思っているんで、そういうのと似たような意見でしょうね。
しゃ :それこそ、[新・寿隊]だよね。
ゆめ :やってる曲とかは一緒なんだけど…。なんか、雰囲気とか違うし。やっぱり、「菜々ちゃんの寿隊」は一度解散したんだと。
まる :菜々ちゃんが辞めた時点で、寿隊は解散するべきだったんだ、っていう重苦しい話になっちゃうから…。
戸井 :千秋が脱退して、今年の7月の新寿の時はみんな3期生になっちゃったし…。

ゆめ :ユニット談義なの、これ?(笑)
しゃ :でさ、前の菜々ちゃんの寿でしょ? と、今の寿の間に、もう1つあるでしょ。
まる :千秋リーダー…。
しゃ :あれはなんか、中途半端だよね。千秋には悪いけど…。
戸井 :6月の野音の時、(千秋が脱退してしまったので)やらなかったせいで…。結局、7月でスタートになった。
しゃ :どう思う?
ゆめ :事実上、やってない訳でしょ?
ベネ :やってないじゃん。メンバーも決まってなかったし…。
まる :1回〈カフェヨコ(正しくは、カフェシティ・ヨコハマ){横浜駅東口にある、〔そごう〕2階のTVK(テレビ神奈川)スタジオで毎日行われていた、公開生放送のテレビ番組。司会者と出演タレントとの掛け合いが面白く、B.I.Gの前に司会を務めていた、鳥塚しげき氏のトークは独特の味があって、一級品とも言えるだろう。SKiは“準レギュラー[金曜,のちに日曜]”として月イチで各ユニットが出演、夏には屋上で放送したこともあった。ご多分にもれず、“客”(だけではないが…)が原因で、この3月で放送が終わってしまった(泣)。}〉でなかったっけ? ペンギン(『たった一度のSOS!〜ペンギン物語〜』。田村千秋の代表曲。)歌ったやつ。
ゆめ :今年1月にいきなりメンバーチェンジして、それから卒業式までが過渡期? な訳でしょう? 菜々ちゃんがリーダー、なのにメンバーが入れ替わって、あれは何だったんだろう。菜々ちゃんが卒業するまでは、元のメンバーでやるべきだったんじゃぁないかなぁ。
しゃ :そうだよ、菜々ちゃんに悪いよ(千秋にも悪いが…)。
まる :だってあのユニットって、菜々ちゃんがあって、ここまで大きくなったって言っても過言じゃないと思うしね。
ゆめ :だって、1月の時点で菜々ちゃんの卒業は多分決まっていただろうから、だったら最後まで同じメンバーで…。
ベネ :同じメンバーでするべきだと思うし、4月なら4月で新体制でやるべきだったとは思うけど。事実上は7月まで延びる訳だから…。そういった意味では何とも言えない。
まる :寿は楽しければいいからね、私は(笑)。
しゃ :まぁ楽しい方がいいよね、やっぱり何事も。でも、楽しいのも良いけど、「人生楽ありゃ、苦もあるさ」って言うしなぁ。
まる :あたし、個人的に好きだね、今の寿(笑)。
しゃ :個人的に?
まる :ちょー(c)、個人的に好きだね(笑)。
しゃ :超・個人的(笑)。
ベネ :要するに今の2期生ってのは「楽ありゃ苦あり」って言うけども、今は苦しいときだとは思う。それを乗り越えてこそ、感動というかそんなのもあるから、自分を信じて、そして“NEVER GIVE UP 精神”で頑張って欲しいと思います。
しゃ :今が、その踏ん張りどころだよね。
まる :でも、はたして踏ん張ったところで、ステージの出番ってくるんだろうか? いくら本人が頑張っても、結局「出演させる・させない」ってのは企画する側(の決めること)でしょう? まぁ、企画する側の考えが一番大きく影響するんだと思うんだけど…。多くは語らまい(苦笑)。
しゃ :確かにねぇ、2期生がいくら頑張っても、逆に3期生がそれ以上に頑張ったらそっちになっちゃう訳だし…。ここは、2期生の頑張りに期待するか。
ベネ :うん、そうだね。
まる :最近の曲ってソロが多いと、思・わ・な・い? 気のせいかな?
しゃ :今日は確かにそうだったけど…、でも確かに多いよね。
まる :今の3期生ってさぁ、ソロで歌わせても上手い娘って多いじゃない。
しゃ :上手い!
まる :同じ事を2期生でやらせた時に、はたしてどれだけ歌えるか?って話になると、ちょっと疑問符付くよね? まぁ、[しの]は大丈夫かもしれないけど。
しゃ :う〜む、そういう事になるわなぁ。
まる :みーつーの歌ってすっごい好きだけど、上手いか否かって話になると、ちょっと回答するのに時間欲しいぐらいだから…(^^;;;。そういう点で、楽曲の構成上、“必然的に”メイン・ボーカルが3期生に流れてしまうのかなぁと感じるところですけど、私自身は。
ゆめ :もっと多様性を持って、メイン・ボーカルやソロでもいろんな人が歌えば、より多様な楽しみ方が出来る訳だから、偏った方法ってのはSKiをつまらなくさせるだけじゃないかなぁ、と私は思いますがねぇ。
しゃ :例えばこんなのどう? 1日のコンサートの中で、必ず1曲は全員が1人ずつソロ・ボーカルをとるような曲の構成なんかは。
ゆめ :SKiの曲ってのは、今日やった『ごあいさつ』はともかく、ボーカルが交代する曲って少ないでしょう。4人1組以外は。
まる :歌の途中で?
しゃ :いや、歌の途中じゃなくて、歌ごとに。だから、1日のうちで必ず1人1曲は必ず歌うってこと。
ゆめ :そういう事なのね。
ベネ :要するに、15(?)通りのメインボーカルを持つって意味だな。
まる :でも、それで構成する方も大変だよね。
ゆめ :5時間ぐらいのコンサートだったらともかく、普通のコンサートじゃキツイでしょう。
しゃ :5時間でも無理じゃない? それこそ、10時間とか12時間とか…。
ベネ :(鈴鹿)8耐?(笑)。
ゆめ :途中で昼休み入れて(笑)。
まる :昼食ターイム!(笑)
しゃ :途中で、メンバーが作ったお弁当を売りに来たり(笑)。
まる :泊まり込みで(作るの)?(笑)
ゆめ :ヤキソバ、一人前1000円とか(笑)
まる :エミナースに泊まり込みで?(笑)。
しゃ :サイン色紙と生写真付き! とかって…(笑)。

まる :SKiって「グループ」なんだから、たくさんメンバー居るんだから、そういうのを生かした曲ってのも、期待したいなぁと。
ベネ :そうだよねぇ。
ゆめ :昔のSKiって、どっちかっていうと個人を重視するってより、「グループ全体」ってのがあったんだけど。最近は明らかに、個人「その人」に対して作られたグループ曲が多いでしょ?
まる :なんか、それに無理矢理、踊り隊を付けたって感じ。そういった印象を受ける曲も、何曲かあるような気もするし…。
ゆめ :逆に、それ以外のメンバーが歌うと違和感があるかも知れないし。昔の曲ってのは、必ずしもそういう訳じゃなくって、『制服宣言』みたいに、誰が歌っても良いとか。
まる :(宮田)直美ちゃんの…。
戸井 :『恋は数学』?
まる :そうそう。あれみたいに、とんでもない爆弾{「♪ きらい〜では、ないの〜に」のあとの「プン!」が「プン、プン、プン、プン!」になっている、《ワースト・ツァー'96》以降の、直美ちゃんオリジナルの歌い方のこと。}抱えてる曲もあるし。
ゆめ :ボーカルが固定しないっても、ひとつ面白いと思うんだけど。
しゃ :(さっきの意見にも通じるが、)それもひとつの手だよね。多種多様何通りもあった方が、聴く方は面白いよね。例えば、1拍遅らす「博子節」とか。
ゆめ :あれも変だけど、良いんじゃないのかなぁ。
まる :慣れてくると「あぁ、このバージョンなのか」って納得してしまう。
しゃ :個性があっていいよね。
ゆめ :いつも、あれでやってる訳じゃないから。

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 (テープ反転中)
 多分、『同級生』や『制服宣言』の英語版とか中国語版の話だと思う。
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まる :『同級生』の英語版はやめてくれぇ(笑)。日本語でやろうよ、日本語で(笑)。
しゃ :だって、客はみんな日本人なんだから…。
まる :でもね、関係なく踊っているから問題ないかも知れない(笑)。
しゃ :あはははは、それはそうか(笑)。
ゆめ :それと「Class-mate(クラスメイト)」ぐらいしか、分からない(笑)。
まる :それだ〜!(笑)。
戸井 :僕もそう思った。《制服宣言ツァー'96》の、こまばと大宮の時にしか聴けなかった。あと、子供の日と青春桜花SHOWと。
ゆめ :あのぐらいしか、やってないよね。
戸井 :ただ、『同級生』の英語版?っていうか、英語の読めない(!?)ファンが多いから…。
しゃ :読めないってより、ヒアリングだな。
ゆめ :どうせやるなら、『笑顔がスキッ!』の英語バージョンとか、他の曲もやれば良いんだけど。
しゃ :まぁ、日本語でいいよ。客は日本人(だけとは限らない…)なんだから。
ゆめ :関西弁バージョンとか(笑)。
一同 :(爆笑)。
しゃ :大阪公演ぐらいは、これでやってほしかったなぁ(笑)。
ベネ :じゃ、博多やったら博多弁か?(笑)
まる :広島公演とかだったら、言葉汚くなっちゃうよ。
しゃ :それこそ、『DA.YO.NE.』(by EAST END×YURI)じゃないけど、各地方版の『制服宣言』とか。
戸井 :だいたい、英語版の『制服宣言』が。
しゃ :出るぐらいだから(笑)。
まる :下手に、方言から口語体みたいになっちゃうと、今の女子高生言葉みたいになっちゃって…(笑)
しゃ :(笑)。
まる :全然、「清く正しく」ないって(笑)。
ゆめ :それはあるかもねぇ。やっぱり、美しい日本語を目指すってのが、一つのSKiの…。
しゃ :じゃぁ、やっぱり標準語かぁ。
ゆめ :別に、方言が美しくない訳じゃないんだけど。
しゃ :そりゃそうだけど。
ゆめ :要するに「響き」としての美しさでしょ、日本語の。
しゃ :歌のね。

  つづく


96年12月号目次