◆ イベント レポート ◆

紀の国・年金まつり'96
 〔テレビ和歌山〈土曜情報市場「文福のここで、発見タイム!」〉公開生放送〕

  at.サンピア和歌山[和歌山県和歌山市]  1996/11/16(Sat) 11:30-12:50


 和歌山。「東京より近いでしょ」とそそのかされ(笑)、急遽行くことになる。

本田博子  朝5時前に起床。最寄り駅から始発で岡山駅へ、更に始発の新幹線で新大阪へ向かう。私は20数年間生きているが、大阪なんて2回ぐらいしか行ったことがなかった。ところが、ここ半年で3回目である。何をやってんだか(^_^;。
 7時半前、大阪の知人と合流して、和歌山へ向かう。
 会場の〔サンピア和歌山〕に着いたのは、9時半前ぐらいだったろうか。ステージの近くに行くと、既に数人は 前列をキープしている。もちろん当日のイベントはまだ 始まっていない。
 駐車場には、東京からの遠征組の方々が集まって、食事を取っている。SKiのイベントって、どこ行っても顔ぶれが同じで、妙に安心する(笑)。ほとんどが顔見知りで、あちこちで挨拶している。
 現地の天気は、「晴れのち曇り」といった感じだろうか。陽が射していると暖かいが、雲に隠れるとめちゃくちゃ 寒い。おまけに風が強く、ガタガタ震えてしまう。これでも、去年(の和歌山イベントの時)よりかは暖かいそうだ。エスキモー仕様のコートでも着てくれば良かった(笑)。

 イベント開始の10時半を待っていると、会場内を慌ただしく走り回る関係者の姿が目に付く。殺風景なステージだったが、椅子やテーブルが用意され、徐々に雰囲気が出てくる。10時半、《紀の国・年金まつり'96》のオープニング・セレモニーが始まり、ステージでは「獅子舞」が踊っている。そして「国民年金」をテーマにした写真と標語の優秀賞の発表などがあり、15分ほどでセレモニーが終わった。
 テレビ中継開始の11時半を待っていると、ステージのスピーカーから音楽が流れてきた。聞いたこともない演歌だ(^_^;。これは、“本来の客層”に合わせた選曲だろうと思っていた。ところが次の曲になると、どこかで聴いた事があることに気付く。『傷だらけの青春』だ! しかし、カラオケだった。
 そして、音が突然途切れて、また最初から流れている。今度は、しの[篠原智子]のボーカル・バージョンだ。会場が少しざわめき、12月1日発売予定のアルバム〈傷だらけの青春〉に収録されていることを期待する。不思議なもんで、自然に身体が動いて踊り始めるのは、踊り隊の悲しい性なんだろうか(笑)。ところが、この1曲が流れたあと、また演歌が流れ始めた。「もしかして、今日は1曲だけ?」そんな不安に包まれる{去年は、2期生5名で『同級生』を歌った}。今年は、3名で1曲なんだろうか(泣)。11時半は近づいているが、リハーサルを始める様子はない。まさか、1曲の為だけにここまで来たのか…(苦笑)。

 11時半になり、番組がスタート。が、先に「国民年金」についてのトークがあり、ステージにはパンチ佐藤さん(もと:オリックス・ブルーウェーブの選手)と、地元の女の子が3名ほどが上がり、「国民年金Q&Aコーナー」を始めた。パンチの登場で異様に盛り上がる客(笑)。「パンチ、ほんもの〜!」などの声も上がっていた(笑)。
 いよいよ、歌のゲストの登場だ。しかし、最初に出てきたのは[林あさ美]とかいう、演歌歌手だった。とても演歌歌手は思えない様な衣装で登場した、まだ若そうな彼女。意外と、会場のファンからのウケは良く、シャッターの音が飛び交う。
 演歌とは思えない振り付けで、「謎」が「謎」を呼び、どよめく会場。パンチ佐藤とこの娘で、フィルムが1本終わってしまった私は、一体何をしに来たのだろうか(爆)。

 そして、SKiの登場。メンバーは予定通りの本田,菊地,橋本の3名、引率は中野さん{社長}だった。歌った曲は、予想 通り『傷だらけの青春』だけだった。ホントに1曲だけとは、トホホ…{by 桂 文福(泣)}。何か話していたかもしれないけど、カメラに一生懸命だったので、全然覚えていない(笑)。
 いつもは、会場から掛け声などが入るが、みなさんカメラが忙しいようで、ほとんど声援らしい声援は聞こえなかった。あっと言う間に、ステージから降りてくメンバー。始発で移動し、寒い中待ってこれだ。もし、1推しが来ていれば、これだけでも十分満足して帰ってるだろうけど、ちょっと不完全燃焼気味(^_^;。急なメンバー変更に対応するため、いつもの「うちわ」も持ってきていたけど意味がない。彩子の「うちわ」も作るべきなのか?{いゃ、そうじゃない(^_^;}
 その後は、一般参加による「年金 Yes,No クイズ」。生き残り形式のため、最後の数名はステージに上がることになるが、こんな時、有名客は困る(笑)。多分、テレビ和歌山で生放送中だと思うが、本名・ハンドル・ヤジ(^_^;など、いろいろと飛び交っている。おかげで、また1人識別出来ました(笑)。
 ステージが終わってしまったメンバーだが、なかなかステージ裏から出てこない。「まだ出番はあるのか?」と、期待が膨らむ。当のメンバーだが、ステージ横からソデを覗くと、先ほど中野さんに手渡した本誌の最新号(!)を読んでいた。毎号、メンバーの方にはお渡ししているけど、ホントに読んでくれているって事を確認でき、制作者側としては何とも言えない気持ちになった。これからも読んで下さいね(^^)。

橋本美香  番組終了が近づき、もう一度ゲストがステージに揃う。博子ちゃんが何か喋っていたが失念(^_^;。テレビカメラに向かって手を振って、終了。博子ちゃん、林さんをほっぽらかしにしてはいけません(笑)。
 番組が終了し、メンバーも退陣。通路にスタンバイし、メンバーを正面から狙う。ポケカメじゃアップは撮れないので、最初で最後のチャンス。寒さのためか、メンバーは早足で歩いてくる。ポケカメはフィルムの巻きが遅い(^^;。
 彩子と美香ちゃんを撮ったら、博子ちゃんはすでに行ってしまっていた。質に期待できないだけ量で勝負するが、ちゃんとした「絵」になっているのは、一体何枚あるんだろうか…(苦笑)。

 寒い中、イベントは終了した。すると、知り合い同士で、1月の《謹賀の宴》のチケットの内部“トレード”が始まっている。中には、「〈青春18きっぷ〉で上京すれば問題ない」とか言う人もいて、みんな1推しの為に必死だ(笑)。今回は行けない、ごめんね裕紀子ちゃん。
 そして、JRで和歌山から天王寺に向かう。大阪(梅田)の紀伊國屋書店で、初めてSKiの97年版カレンダーを見た。1推しが出まくっている。しかも、着物だ。サイフの中にはたったの5000円。ここでカレンダーを買ってしまうと、新幹線で帰れなくなってしまうので、涙をのんでグッと我慢(泣)。しかし、みーちゅ[松本美雪]のカットが少ないのが気になる。
 慣れない早起きのためか、意識がもうろうとしている。新大阪まで行き、新幹線の中で、もう自宅に届いているはずの〈アワサッテル〉を楽しみにしながら、今年3回目の大阪を離れていった。

<P.S.>〔オリンピア和歌山〕ではありませんよ(笑)>亜美ちゃん

[写真提供:大阪府/Be-Wave, 文:論説委員■まる井]


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