《解 答》
【くぇすちょん1】
この問題のコツは、4人掛けにしたとき、最後のベンチには必ずしも4人掛けているとは限らないことです。
4人掛けにすると、客はまだ 4×29+(0〜3のどれか)=116〜119人
掛けることが出来ます。従って4人掛けにすると、3人掛けのときよりも、
116〜119+19=135〜138人 だけ多く掛けられることになります。
1つのベンチにつき、4人掛けの方が1人だけ多く掛けられるので、ベンチの数は135〜138個です。
すると、客の数は (135〜138)×3+19 となり、
その中で答えが7の倍数になるのは、136のときの427人になります。
【くぇすちょん2】
単なる集合の問題なのですが、効率よく解くためにはベン図では間に合わず、線分図などを使うのが有効です。
|<−−−−−−−−−− 1 −−−−−−−−−−−−>|
| |<−− み 1/3 −>| |
|==|■■■■■|■■■■|=============|
| |< 5人>| | |
|<−ゆ 1/4 −>| |<−−−− 20人 −−−>|
↓書き直すと、
|<−−−−−−−−−− 1 −−−−−−−−−−−−>|
|=======|========|==========|
|<−ゆ 1/4−>|<−−み 1/3−>|< 20-5=15人 −>|
線分図は、上のようになります。ここで、両方ともサポートしている人が重ならないように、太線部(■)を右へ5人分動かすと、
20−5=15人が客の 1−(1/4+1/3)=5/12 にあたることが分かります。
よって、この客の人数は 15÷(5/12)=36人となります。
[出題:SKi・算数向上委員会]
[ 97年1月号目次 ]