《渋谷十一景》
☆ | 白い制服見送るために、渋谷の街に年一度“だめなひと”集う、二月九日日曜日。 この日ばかりは、だらけ気分の私も、なぜか背中に力が入る。 |
☆ | 「生涯 こまばエミナース」を高らかに宣言した、オープニングナンバーに圧倒される。 このプレセンスが続く限り、SKiは不滅。 |
☆ | 『青春ラプソディ』をソロで歌う小林久子。 バックコーラスにはえーこ[広川瑛子]と、ひさりん最高の相棒であったりょんりょん[片桐陵子]の姿。 その光景は、後ろからやさしく肩を抱きながら、「ひさりん、私たちがいなくなっても頑張って!」と、無言のうちに励ましているかのよう。 その励ましに支えられて歌う久子嬢、見ていて何か一回り成長したというか、たくましくなったように見えた。 |
☆ | 『Something』歌うユッカリー、圧巻の一言。おかげで、次に『De'Light』歌った(菊地)彩子が、すっかり霞んでしも〜た。とは言え、その存在感と客席へと振りまくナチュラルな色っぽさは、SKi随一のシロモノなり。この私、あぁ、この瞬間のために生きている。 |
☆ | 「ボーカリスト・井上裕紀子ここにあり」を、観客どもに見せつけた、『涙が消えるまで』。 その反面、『Hearts Never Lie』はバックのオケが大きすぎて、せっかくのゆっきぃの張りのある声が台無し。 スタッフは要反省!しかし、『涙が〜』で観客をうっとりさせた後で、「♪ いつでも、最中は最高〜」はないんじゃないの。>ゆっきぃ |
☆ | 同じように株が上がった、斉藤美緒子サマー!『未熟な時間』にて、「サイトーミオコサマー!」を連発していた、お客サマー!(何なんだ) 可笑しかったのと同時に、その掛け声がとても彼女に似合っていたのが、なかなか面白きかな。 かつての青山れいと同じく、「オネェサマ〜、いぢめて!いぢめて!」的な雰囲気が、彼女にはありますからねぇ(爆)。 『未熟な時間』のバックに、6人つけての堂々とした歌いっぷりには十分納得。 |
☆ | 何といっても卑怯(笑)なのは、宮田“ちょべりばぁ〜!”直美。 新曲『Good-Day』。ステージをルンルン気分(←超死語)で、こいつを歌う宮田直美のを目の当たりにした直美ファンは、あまりの可愛らしさにその場で卒倒してしまったであろう。 さほど、宮田を推していない私でさえ、グッと来るものがあったのだから…。 |
☆ | ヤッパリ、恐るべき寿隊(笑)。『最中(もなか)は最高』の間奏で、みんなが最中をがっつく所なんて最高やね。 これには、腹抱えて笑ってしまった。 しかし、菊地彩子のヴォーカルで一番イケルのは、寿隊のナンバーってのはどうも…(苦笑) |
☆ | 『ラッパーバッカー』を歌う久保 愛の、達観したかのような歌いっぷりはいいねぇ。 今回も調子良く、歌詞トバしてたし(爆)。 |
☆ | しのさん[篠原智子]、ソロでもいいものを作ってくれよ。二期生の顔というか、性格を表していたみーつー[松本美雪]の卒業は、完全にSKiが新世代に入った事を表しているのだなぁと思う。一抹の寂しさを感じた。 この日の早乙女こずえの姿は、今までで一番輝いていた。美しかった。えーこもりょんりょんも、きっとまたどこかで会える事を心の片隅で信じよう。 『約束』『LAST SONG』そして、『清く正しく美しく』を歌ってくれてどうもありがとう…。 SKi史上、一番いい奴だった。本当にいい奴だった。諸岡なみ子に幸あれ! |
☆ | 2位のなみ子が歌い終わり、1位の(橋本)美香・彩子・美緒子へ交代。 それはまるで、SKiのメインステージが名実共に、三期生たちへ移った事実を表しているようであった。 また同時に、彼女ら三期生たちに、SKiの大いなる伝統と遺産が継承されたのだ。 頼むぜ、7人の三期生たちよ。そして、後を継ぐ四期生たちよ…。私はそう思った。 『エピローグ』で、 右手を左右に振りながら…。 |
[大阪府/Be-Wave] |