ハッ!Train

タバコのポイ捨て禁止条例

 もう何度も耳にしたが、新宿区の【ポイ捨て禁止条例】に制服向上委員会が協力することになった。コンサート中のMCでも、何度も紹介され、アピールされた。
 喫煙者でもある私自身は、「賛成でもあり、反対でもあり」といった感じだ。もちろん、ポイ捨てするのは良いことではなく、個人個人が意識を持ってやめていかなければならないことは承知している。しかし、曖昧な表現になってしまったその理由はと、言うと…。

 日本国民の性格なのか、「法律じゃ仕方ない」とか「守らないといけないから守る」とか、本人の意志とは違う方向からの力によって、物事を判断することが多い。今回の「ポイ捨て」も然り。ゴミなどをポイ捨てして良いわけがない。当たり前のことだ。
 少し前のことになるが、「コンサート中は、携帯電話・ポケベル等の電源を切りましょう」というのがあった。この時、正直言って恥ずかしかった。公演中に着信音が鳴れば、他のお客さんに迷惑がかかることは明らかだし、当たり前のことを「法」にしてしまい、国民の意識の低さをアピールしているようにも思える。もっとも、その原因は我々国民が作っていると言えるのだが…。
 住み良い社会にするためには、ある程度の決まり事は必要なのかも知れない。また、それらを提案したり改善したりすることも大事なことだろう。
 しかし、日本国民は「何もかも法に縛られないと守れないほど、低レベルな民族」なのか? 現在の世の中を見て、ポイ捨てに限ってみれば、残念ながら「低レベルな民族」なのかも知れない。条例じゃ仕方ない…といって、ポイ捨てをする人が減るのであれば、この条例化はある意味で成功したと言えよう。

 「賛成でもあり、反対でもあり」と言うのは、「ポイ捨て禁止には賛成だけど、条例化には反対」って感じ。都合の良い話かも知れないが、外国の偉い人などがこの条例を聞いたらどのように思うのだろうか?「こんな事を条例化しないと、街がきれいにならないのか?」と思うか、シンガポールのように「法で定めているから、街がきれいなんだ」と思うか。どう思うかは、新宿の街を見ればだいたい見当は付く。
 何もかも縛りつければ良いってものでもない。しかし、「法」が登場しないと動かない人間ってのが嫌になる。個人的なモラルの問題を条例として定めた新宿区は、ある意味「とっても勇気ある行動」だったのかも知れない。私自身も含め国民には、こんな条例を定めさせた自治体に対し「恥を知れ」と言いたい気分だ。

 条例が施行された今日、どれほど新宿の街が変わっていくのか、遠く岡山の街から眺めさせてもらうことにする。誰かが言っていたけど、「何度言っても、する人はする」んだってば。そう、「ポイ捨てするしない」は、個人のモラルなんだから。
 法律の中で生きるのではなく、常識の中で生きてみたい…。

<P.S.> オフィシャルHomepageの討論の中に、是非とも引用したい部分があったのですが、「部分的な引用は、誤解を生むことにもなりかねない」とのことなのでやめました。
 ご丁寧な対応、ありがとうございました>PTAコミティHomepage担当殿

= 余談 =
 横浜公演の次の日、新宿でポイ捨て禁止のイベントがあったそうじゃないか。
 私は何も知らず、14:00頃の新幹線で帰郷。その頃、新宿では…(泣)。
 ついついやってしまうポイ捨ても、仮に裕紀子ちゃんに「しちゃだめです!」って言われて携帯灰皿もらったら、ポイ捨てなんてずぇ〜ったいにしないもんね(笑)。さらに、「体に悪いから、吸っちゃだめです!!」なんて言われた日には、タバコやめるかもしれないな(爆笑)。まだ携帯灰皿が余ってるのなら、6月の誕生日祝いに私にください(笑)。
 そうそう、タバコの灰は食べちゃだめです、死んじゃうよ。
# 偉そうなことを書いたけど、結局これ↑が言いたかったらしぃです(^_^;。

[論説委員■まる井]



ハッ!Train

楽しくなければ、“寿”じゃない

 以前、昨年7月公演の直後に、[新・寿隊]について書いたことがある{
本誌vol.8参照}。「旧・寿隊を真似るのではなく、新・寿隊を創るのだ」と。
 新・寿隊が結成されてから既に半年以上経っているが、卒業式で観たステージが、私にとって初めての[新・寿隊]だった。何曲か歌われたが、知らない曲が多かったのはちょっと淋しく思えた。しかし、それは5月1日発売予定の寿隊の2ndアルバムで解消してくれるだろう。
 卒業式では、高校受験のため、松井陽子ちゃんが惜しくも欠席。その代わりと言ってはなんだが、寿隊の経験もある美緒子ちゃんが入っていた。一部では、うれしさの余り発狂直前の状態の人もいた(笑)。

 それは置いといて(^_^;、結論から言おう。「結構、いい感じぃ〜(c)」じゃないのだろうか? 菜々隊長も個性的なキャラクターだったが、彩子隊長もそれに負けてないような気がする。やはり、寿隊の隊長は天性のボケキャラ(!?)でないとダメなのだろう(笑)。
 半年前、彩子隊長の就任に対し、不安こそ無かったものの(全く無いと言えば嘘になる)、期待はしていたが安心していた訳ではなかった。「彩子なら、何とかなりそうだけど、決定打に欠ける」そんな感じだった。しかし、実際は他のメンバーが上手く補っていて、非常にバランスが良いように感じる。ツッコミ担当(?)かつ歌姫の裕紀子ちゃん。踊っている姿を見ているだけで楽しくなる直美ちゃん。一部で、人気急上昇の久子ちゃん(笑)、そして新三期生のメンバー。それぞれが、それぞれの担当を全うし、良い感じで歯車がかみ合っているように思えた。

 やはり寿隊と言うのは、歌って踊っている姿を見て、楽しくなければならない。そういった面では十分に「寿隊」ではないだろうか。P会報にも書いてあったが、彩子と裕紀子ちゃんは仲が良い。MCなどでも見せるボケとツッコミも見ていて楽しい。その二人が隊長と副隊長で、より寿隊の楽しさをアップしているようにも感じる。卒業式も終わった後なので、もしかしたらメンバーの入れ替えなどがあるのかも知れないが、今の寿隊のステージをもう一度観てみたいと強く感じた。

[論説委員■まる井]


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