恋をしようよ


直美ちゃんの“笑顔の魔法”

 僕が宮田直美ちゃんに初めて出逢ったのは、95年10月のIJF2でした。遠くからだったので、あまりよく見えなかったのですが、「小さな女の子だなぁ」というのが第一印象で、まぁまぁだなとは思いつつも特に気になりませんでした。翌月のコンサートではほとんど出番はありませんでしたし、全くと言っていいほど“ノーマーク”でした。
 12月の《インディーズ・パーティー》のときも、表情があまり無く、何か「つまらなさそうにやっているのかな?」という感じで、歌はあまり上手とはいえないなぁ(失礼!)程度でした。
 その後、直美ちゃんと接触があったのが、クリスマス公演〔北沢タウンホール〕の時です。ナナナント(c)入口には、りょんりょん[片桐陵子]と直美ちゃんがいるではありませんか!? さらに(手違いがあって)2回も握手が出来たのです。僕はどうも本番に弱く、思わず本音が出てしまうのです。このとき、僕が「小さくて可愛いね」と直美ちゃんに言うと、「ありがとうございます」と、あの“弾けるような笑顔”で応えてくれました。
 この頃から、急に直美ちゃんのことが気になりはじめました。というのは、「直美ちゃんは、吉成さんの直属の部下」というイメージがあって、どうもイマイチ好きになれなかったのです(ゴメンね>吉成さん,直美ちゃん)。それに、当時の僕の一推しはりょんりょん、二推しがゆっきぃ[井上裕紀子]でしたし…。
 《紅白歌合戦》では、ゆっきぃと直美ちゃんが入り口に立っていました。紅白どちらかのアメをもらってから、客席へと入るわけですが、どちら(の色)にしようか迷っているうち、ゆっきぃが「ここ、ここ。おいしそうですよ!」言うので、一度はゆっきぃの方に傾きかけたのですが、「こっちの方がおいしいですよぉ〜」と誘ってきた、直美ちゃんの白いアメを取りました。その時の直美ちゃんの表情というと、もう“はちきれそうな笑顔”でいっぱいでした。
宮田直美

 このときからです。そぅ、掟破りの【一推しが2人】。僕は、りょんりょんと同じくらい直美ちゃんのことが好きになってしまったのです{DD(=誰でも大好き)ではないのですが…}。
 それから、りょんりょんよりも出番の多かった直美ちゃんばかりを、ずぅーっと見てました(笑)。1月も2月も…。
 96年3月、直美ちゃんが[静寂向上委員会]のメンバーになった時には、可愛すぎて、たちまちKO(ノック・アウト)。
 その場にいてくれるだけで、大満足だったのです。4月から5月にかけても、直美ちゃんへの想いは増すばかり…。あの“舌足らずなしゃべり方”が、とっても可愛らしくて仕方がありません。
 そして、6月。僕にとっての、「至福の時」が訪れました。[静寂〜]に、今度はりょんりょんまで入ってきたではありませんか! もともと、滝本久美ちゃんが好きで、SKiのファンになったようなものですから、このユニット自体が大好きな上に、一推しのりょんりょんと直美ちゃんが入ってきたということで、最高にうれしかったですね。  そこで、SKiファンの友人と電話で話したら、7月の寿隊公演用に黄色のハチマキと、黄色の特製「SKi三期生・宮田直美(と大書きした)うちわ」を作ろうという話になりました。
 コンサートでは、そのうちわを大きく振って応援しましたが、気になったのは、直美ちゃんの視力が悪いため、「気付いてもらえるだろうか?」ということでした。でも、そんなことを言っている暇もなく、夜の三期生公演のステージでは、何とか気付いてもらおうと必死でした。それにしても、『シロクマ日記[寿隊]』など、歌のほうも少しづつですが上達してきて、まるで娘の成長を見ているようで(笑)うれしく思います。
 あと、直美ちゃんといえば、『恋は数学』の「♪ プンプンプンプン」と、《ワーストツァー'96》の〔チョベリバーって感じぃのお時間〕のコーナーが、強く印象に残っていることと思いますが、僕にとって一番印象深かったのは7月に歌った『恋は春夏秋冬』です。決して、まだ上手とは言えませんでしたが、「とうとう、直美ちゃんのイメージにピッタリの曲が回ってきた」と感じます(←やったネ! 直美ちゃん)。ホントはじっくりと聴いていたかったのですが、居ても立ってもいられなくなり、“直美コール”にPPPHまでやってしまいました(笑)。

 そうこうしているうちに、《新星堂サマーキャンペーン》に突入したわけです。僕は、自宅から(比較的)近い〔熊谷店〕に行ったところ、直美ちゃんが来ていました。数日前に、店に予約の電話を入れたときには、まだ来店するメンバーが決まっていなかったので、偶然とはいえうれしかったです。もう、直美ちゃんと話すことばかりに気を取られて、他の4人のメンバーのことはどこかへ飛んでいってしまいました(^^;。 直美ちゃんに、うちわに気づいてもらえたかをたずねたところ、「気付きましたぁ。ありがとうございます」と言ってもらえたので、応援した甲斐があったと思い、その日の夜はうれしくてうれしくて、なかなか寝つくことが出来ないほどでした。
 夏の終わりのISC“3時間特大ライブ(っても、5時間くらいやっていたような…)”,9月,10月の公演と、うちわだけは忘れずに持っていきました。また、「直美ちゃんに見てもらえるように」と…。
 12月のクリスマス公演〔TOKYO-FMホール〕では、ティッシュ(!?)売りの少女を演じていましたね。あまりにもハマリ役だったので、「もう、メロメロ」になってしまいました。そうでなくても、普段から[寿隊]で汗ビッショリになりながらの一生懸命な演技が可愛くて仕方ない{特に、『鳩よ! 者へ苦さを』のピョンピョン飛び跳ねる時が、一番「くぅ〜!」っと来ます。
 僕の友人も、別の娘が一推しですけど、これに関しては「可愛いよね」と素直に認めていました。}のに、反則ですよ(笑)。  今年の《謹賀の宴》撮影会でも、こちらが注文したポーズを嫌な顔ひとつせずにやってくれたり、まるで“アイドルの鑑”だと思います。

 さらに、直美ちゃんの良さを挙げると…。
(1)【「幼い」こと】 といっても、「大人じゃん!」と思わせるような言葉も言えるという“アンバランス”なところもいいですね。やはり、大人へと成長していっても、少女の時に持っていた「何か」を持ち続けてほしいと思います。直美ちゃんなら、きっと出来るね(c)!
(2)【ファンサービスが良いこと】 よくぞ、「“うちわ”に気がついてくれたなぁ」と、今でも思います。
(3)【明るく元気なこと】 [寿隊]にいるときの直美ちゃんが、ちょうどそうですよ。歌も、彼女なりに努力しているし、踊り(振り)はそーとーうまくなってきています。そして…。
(4)【いつも“笑顔”を絶やさないこと】  直美ちゃんがニコニコ微笑んでくれることによって、僕たちファンに安らぎを与えてくれます。その笑顔がまた、はちきれんばかりで、イキイキとしていますよね。みなさん、そう思いませんか? 「笑顔が良い娘は、性格も良く素敵な娘だ」とも言いますし…(^^;;;。
 少し前のことですが、昨年の7月か8月あたりだったでしょうか、“宮田直美・コギャル説”という噂が流れました。しかし、8月末に偶然、新宿で見かけた私服の直美ちゃんは、確かにルーズソックスやブーツを履いてたりはしましたが、今はそれで「フツー」じゃないかと思います。
 そうそう、「笑顔」といえば、〈おしゃれ7(茶)〉のインタビューでは「(笑)マーク」ばかりでしたね。もう少し話を聞きたかったのですが、“それが宮田直美”なんですよね。
 そして、これがホントに最大の魅力で、僕のハートをがっちりとつかんでいるのが、 (5)【初心を忘れていないこと】 だと、思います。直美ちゃんが、初めてステージに登場したときの髪型は、三つ編みTWOテールでしたが、その後もTWOテールを主体に、ストレート、さらに前髪の可愛いバラつき具合…。
 ある程度の年齢が来ると、よく髪型を変える人がいますが、あえてTWOテールを貫き通しているところに、宮田直美の“魅力”を感じます。さらに上品で、でもヘンに頭が良くて威張っているなんてところもありません。先ほどのインタビューでも、「これからもみなさんの期待に裏切らないように、宮田直美はずっと制服向上委員会を頑張っていきたいと思っています」と。
 どうでしょうか? 力強さも伝わってきます。この“やる気”を、僕たちの応援として還元していこうと思っています。
 これからも、その素晴らしい笑顔で、僕たちを楽しませてくださいね。>直美ちゃん

<P.S.>でも、あまり無理をせずに出来る範囲内で頑張ってください。僕たちも頑張ります。
 そして、僕は直美ちゃんの“味方”です。
[文・写真とも:埼玉県/ミミへの夢追い人]


97年6月号目次