某東京商科大学の合格発表を翌日に控えた(←結果は見事合格！)3月9日の夕方、「関西の私鉄で車掌をしている人に会いに行く」と言い残し{←嘘はついていない(笑)}、食費名義でコンサート代をせしめて家を出た。
今日は、西新宿の〔安田生命ホール〕での公演なので、京王線の新宿までの回数券を親にもらっておいたのだが、それを自動改札機に通したつもりで間違えて渋谷ゆきの回数券を使っていたことに、新宿駅で気が付いた。駅員さんに事情を話し、【誤入鋏(ご・にゅうきょう)印】を押してもらう。以前にも、改札を通った回数券とそうでないのを同じポケットに入れていて、間違えたことがあったなぁ。読者の皆さんも注意しましょう。
早く着きすぎたので、近所のコンビニで坂本真綾ちゃんもお気に入りのアロエヨーグルトアイスを買ってきて食べる。
予備校生だった時は、食費がクレジットカード払いだったので、アイスやらヨーグルトやらを毎日食べていた。何しろ校舎内が暑かったものだから、冬でも毎日アイスを食べていた記憶がある。暖房の効いた部屋で食べるアイスは、また格別にうまいのだ。＜ねぇ、智子ちゃん(←環境には優しくないかもしれないが…)
17時ごろ人がゾロゾロと出てきて、地上に向かう人も(言い遅れたが、安田生命ホールは地下にある)入口前にとどまる人もいた。とりあえず当日券を買って待つことにする。その後場内で、手作りのパンフレット(写真に指紋が付いてた)を買ったら全財産7000円ちょいが一気に消えた。もう少し予算を用意しておけばよかったのだが、そもそも(not ともとも)の原因は、最近やたら声優関係のCDが出ているせいである。1月には秋山久美,桜井 智、2月(でも取りにいったのは3月)にもまた桜井 智という具合。更に藤崎詩織のCDまで買うものだから、浪人生の厳しい財政の中では大きな負担となった(この後、國府田マリ子のライブアルバムも出るというのに…)。
17時40分に開演。前半は、篠原智子FC運営プロジェクトのコーナー。FC会員の人が何人か抽選でステージに呼ばれた。
その時、富山から来た人に「富山ってどこですか？」って聞いたので、は？という声とともに失笑が起こる。
彼女の世界は小さい。じゃあ、関東周辺なら大丈夫かというと、調布や藤沢も分からなかったりする。僕は関東周辺なら大体分かるが、鉄道の駅の無い綾瀬市や岩井市,八潮市,鳩ケ谷市などは、最近まで正確な位置を知らなかった。小学生のころは、滋賀県の県庁所在地を米原だと思っていて(新幹線の駅があるから、つい…)、その米原が市ですらない(坂田郡米原町,彦根と長浜は市である)と知ったのは中学一年生の時であった。＜博子ちゃん、大丈夫？
更に追い打ちをかけるようだが、今僕が使っているワープロでは、米原を一発で変換できない。仕方がないので、「よねはら」で出している。ワープロの頭が悪いのか、米原町がマイナー過ぎるのか…。でも、猿島郡(さしまぐん,「さるしま」は横須賀にある無人島)が出ないってことは、多分僕のワープロでは市レベルまでしかフォローできてないってことだから、「やっぱ(c)頭悪いわ、このワープロ！」。
では問題。【次のうち、滋賀県の県庁所在地はどこ？ (1)彦根市,(2)大津市,(3)草津市】
脱線が長くなったが、このあと客の自慢コーナーで「SKiよりも多く、テレビや雑誌に出た」という人がいた。ちなみに僕は、2月11日放送のTBS〈筑紫哲也・ニュース23〉でセンター試験についてのインタビューを受けたのだが、お気付きの人はいるだろうか。
続いての一発芸コーナーでは、レモンエンジェルの『東京ローズ'88』の振り付けをやった人がいた。この曲のことを当時は知る由もないが、そのころの僕は「1192つくろう 鎌倉幕府」なんて言いながら中学受験の勉強に励んでいたものだったと、昨年浪人時代にこの曲を聴いてふと思った。レモンエンジェルのCDは『心臓伝言(ハートにメッセージ)』『White』『Don't say good bye』の3枚が、秋葉原のヤマギワか石丸電気で現在手に入る(この他にCDをお持ちの方、お貸しいただければ光栄に存じます)。ところで、レモンエンジェルの曲を遊星王女が歌ってくれないかなぁ…。そうそう、遊星王女の森谷 密を初めて雑誌で見た時、1975年6月8日生まれと書いてあったので、「あれぇ、青山(れい)さん、髪切ったらイメージ変わったね」などと思っていたら、後に全くの別人であることが発覚した。しかし、いくら同じ78年6月21日生まれだからといって白石桃子と※１長崎 萌とを間違える人はいないだろう。
放っておくとキリがなく脱線するので、本線に戻そう。
今回は双眼鏡を持ってきていたので、前半はしっかりと智子ちゃんを見ることができた。歌をじっくりと聴くところは聴き。『うたかたの夢』など盛り上がるところは盛り上がった。お金があれば昼の部も来ていたところだが、合格発表前日なのでそうも言っていられない。まぁ何は智あれ(笑)、あの甘く優しい歌声を再び聴くことができ、正に【至福の時】であった。
SKi関連の公演に行ったのも半年ぶりだったので、以前<ORANGE IDOL>で言われていた“客同士の相互作用”など、久々にコンサートの気分を味わうことができた。とにかく、ソロ アルバム、そして次回のコンサートなど、智子ちゃんには大いに期待している。で、今日の名言。「※２SKiよりも、私の方を優先してください」。
地上に出て、例によってプリ天に向かう。僕は、さっきも書いたとおりお金が無いのでしゃしょう氏に借りることにしたが、本誌の写真撮影に際し“※３手タレ”のバイトをしたので宴会代はおごってもらえることになった(ごちそうさまでした)。この日は、昼間から何も食べていなかったので、酒は飲まずに食べることに専念した。5月になれば堂々と酒が飲める(でも弱い)。
最後にカボチャアイスを食べようとしたが、品切れでパイナップルアイスに…(←う〜ん、森下純菜)。
そんな訳で、閉店時刻は23時なのだが、23時10分新南口発の夜行バスに乗るしゃしょう氏と、今夜のラジオの留守録をセットし忘れた僕は、少し早くプリ天を後にする。
酒が入っていないので、駅から家までダッシュしても大丈夫だ。結局、坂本真綾は聞き逃してしまったので、いつもとは逆に秋山久美,岩男潤子を録音して、國府田マリ子の方を聴いた。
日曜日の夜は、聴きたい番組が重なっててつらい。國府田マリ子は自分の番組と同じ時刻に、秋山久美の番組中のドラマにも出ている。まぁ、SKiの“同時多発ゲリラ”よりはマシだが…。さぁ4月だ、改編だ!!
次回は、「浪人生日記〜こちら駿台3号館」なんて書いてみようかと思います。合い言葉は「Bee!」だよ！
それでは、またお会いしましょう。
<P.S.> 廃止(休止)前の南部縦貫鉄道を撮影に行くのに夜行バスで往復したら、余りの疲れで横浜公演を寝飛ばしてしまった。もともと、行くつもりは無かったけど…。
クイズの正解は(2)［写真:夢野 雫・文:東京都／鈴木一郎太］
※１ 長崎 萌 ＝ ながさき もえ。正しくは「萠」と書く(俗字)。
今年4月21日に『炎と嵐』という曲でソニーレコードよりデビューした女の子。
※２ 客からの質問「SKiと智子ちゃんのイベント(コンサート)が重なった時は、どちらに行けばいいんですか？」に対する、智子ちゃんの回答。
※３ 台所洗剤などのCMで、手しか画面に映らないタレントさんのこと。
{<プリテン倶楽部> 写真参照}