FROM EDITORS　　

　6月6日の「ドラえもんの日(^^;」に会社を辞めた。
　というのも、4月末をもって“天職”でもある電車乗務(車掌)から引きずり降ろされたからだ◆インターネットの本誌掲示板を見た方はご存じだと思うが。《花の撮影会》から帰ってきた翌日、突然人事異動を言い渡された。出向先は「さ」で始まる都市銀行。しかも、電鉄系列の人材派遣会社を経由するというややこしさ◆仕事は、小切手や手形の決済。一円の間違いも許されない上、無数のカメラで絶えず監視されている。こんな仕事、のんきな私に務まるはずが無い◆3年我慢して本社に帰ってきても、待っているのはデスクワーク。憧れの電車に乗務できないとあっては、もはや会社に未練など無い◆もともと定年までいるつもりはなかったが、ちょうど人間関係に嫌気が差していたこともあり、決断するのは早かった。走り書きの辞表を荷物用リフトの中に残し、銀行から飛び出した◆あぁ自由の身、不思議と爽快な気分。ただ家に帰ると地獄が待っていた。もう収入は無い。生活はどうなる？ でも、考えたってしょうがない。「なるようになる、なるようにしかならない」のだ…。

［しろくま☆しゃしょう］

　原稿を久しぶりに書くような気がする。SKiも3月の横浜以来、一度も見ていない。その間いろいろなことがあったが、大きな問題もなく時間だけが過ぎていく。そろそろ禁断症状か？◎だんだんと、メンバーの中にもインターネットを経験する人が増えてきているようだ。私個人が開設しているホームページには裕紀子ちゃんのページがあるのだが、諸事情で他のアイドルのページもあるという節操無しなページである(^_^;。そのページを、どうやら裕紀子ちゃんが学校とかで見たらしぃ。浮気しているつもりは無いんだが、果たして裕紀子ちゃんにはどのように感じたのだろうか？ ちょっと心配かなり不安(^_^;◎夏が来た！夏は暑い！脱いでも脱いでも暑い。寒ければ重ね着をすれば耐えられるが、暑いのはどうしようもない。暑い夏と寒い冬、あなたはどっちが好き？　雪に囲まれて寒いのは嫌だけど、ゆっきぃに囲まれるのなら大歓迎！(笑)　でも、いぢめられるのだけはご勘弁を(^_^;◎次号の発売予定は10月だと思うので、それまでには裕紀子ちゃんの19歳の誕生日が過ぎてしまう。〈恋はゆっきぃのよう〉の2号の催促の話もあったらしぃので、ここらで一発頑張らないといけないのだろうか(^_^;。ちょっと忙しいけど、できるだけ頑張ってみます {って言ってもネタがないん ですが…(泣)}。

［まる井］

　［竹松 舞］という人をご存じだろうか？ つい先日も〈ニュースステーション〉に出演するなど、各種メディアに登場して話題のハーピスト(ハープ奏者)である。
　現在、16才(c)の高校生。SKiのメンバーと同世代だ。アイドルなみのルックスが評判となっている。今までにも、クラシック界ではそういった人が現れてはいるが、この人の場合は本当に“アイドル”と言ってもおかしくないかもしれない。CDデビューを記念し、首都圏ではイベントも行われたので足を運ぶ。事前に、松田ゆかりちゃんのしゃべり方と似ているとの情報があり、なんだかワクワクする(^^;。が、実際に目にしてみると、見た目にもかなり近いものがあった。また。「マイクをあごに付けてじっと考えている」ところも似ていると言う人もいる。
　「クラシックに興味のない人にも聴いてもらいたい」という竹松さん。最近では〈エヴァ〉にも『ハレルヤ』や『第九』が使われるなど、接する機会は意外と多いようだ。SKiでも、コンサートの開演前に客席に流していたりする。ちょっとしたきっかけで、クラシックに親しめるようになればとても良いことだ。
　ところで、CDショップなどで竹松さんのポスターを見かけるが、茶髪に見えるような色調にしてあるのだ。これは、かえって逆効果のように思う。実際には黒髪なのだから。世間一般のイメージというものは、どんなものなんだろう？

［夢野 雫］

　SKiの8thアルバム〈いつものように〉に『ハレルヤ』が収録されたことは、元コーラス部だった私には何だかうれしい気持ちがする。中学時代、この曲を随分練習させられたものだから、メンバーの苦労も何となく分かる。
　『ハレルヤ』は、ドイツに生まれイギリスに帰化した大作曲家、ジョージ・フレデリック・ヘンデル(1685-1759)のオラトリオ(宗教的テーマによる大規模な声楽曲の一種)『メサイア』の中の一曲。『メサイア』は、キリストの生,死,復活をテーマとし、全曲は3部53曲から成る。演奏には約2時間半かかるから、SKiのコンサート並の長さだ。『ハレルヤ』は、3部構成のうち第2部の最後の曲なので。曲が始まってから1時間半以上でやっと出てくる。
　ところで。『ハレルヤ』は本来混声四部合唱で、女声だけでなく男声も入るわけだから、できれば私もSKiのメンバーと一緒に歌ってみたいものだ。メンバーとファンによる『ハレルヤ』の合唱なんかできたらいいなと、ふと考えてしまった。

［本間 寛］

　先日、大阪市内で宮崎 駿監督の映画 <もののけ姫> を見た。館内は親子連れを中心に満席で、(あたしを含め)立ち見まで出る盛況ぶり▲場をブチ壊すケータイの音。普通映画館などに入るときは、オフにするのが常識なのに…▲8月8日現在、観客動員450万人を記録(すごい！)。だが。<ルパン三世・カリオストロの城> をはじめ <となりのトトロ> <天空の城ラピュタ> <紅の豚> <おもいでぽろぽろ> など数々の名作を手がけてきた宮崎監督も、この作品が監督業として最後の作品となるらしい▲今回作は。<風の谷のナウシカ> 以来13年ぶりの大作と言われている。しかし。もう宮崎ワールドを見られなくなるのは残念でならない。
　皆さん、この夏は是非映画館に行かれることをおすすめしたい。

［みのる］

こちら新宿３丁目　97年8月号{通巻18号} 　初版発行◇1997/ 8/16 　　編集長◇みのる［柴野 稔］ 編集発行人◇しろくま☆しゃしょう［池町達也］ 　論説委員◇本間 寛・夢野 雫・まる井 　 web版発行◇1997/10/ 3 　 web版編集◇夢野 雫 表紙写真撮影◇制服畑 さん

［ 97年8月号目次 ］