皆さん、近ごろSKiファンの数が増え、また古いファンの方に替わって新しいファンの方が大勢入ってきていると思いませんか？3月の横浜公演の時、神戸在住のファン歴のかなり長い方(not しゃしょうさん)と話す機会があり、こんな話をしました。彼は客席の前方中央を指差して、「あの辺りの前の方は、新しいファンが一杯いる」と言いました。別に、良い悪いの是非論としてではありません。
2年前ぐらいだったら昼の公演などは空席が目立っていたのに、最近はかなりの数のお客さんが入っていることに、私自身も気付いていました。とすると、やはりSKiのファンが相当数増えたということになります。特に、夜の公演に至ってはほぼ満員状態ですから、踊り隊(?)の方々も随分と大変そうです。
そこで、なぜこんなにファンが増えたのかを私なりに分析してみたいと思います(気になると、すぐ文章にしたくなるんですよね…)。
先に結論を言ってしまいますと、「SKiのアイドル性が高くなったこと」が影響していると思います。
初代リーダー・吉成さんのころは、私自身余りよく知らないので又聞きになってしまうんですけど、とても神聖な雰囲気があり、MCも何もかもがキチンと決められていて、お客さんも手拍子を取るか取らないか程度。CoCoやフェアリーテールに通っていた私には考えられないような、厳粛な感じだったそうです。
SKiのことは名前だけ知っていましたが、私の抱いてたイメージというのは「衣装に制服なんか着て、一人がマイクを持って歌っているその後ろで大勢踊っているだけ…」。非常に異様な光景に思えました。どうしてもあの雰囲気は理解できないし(なぜ、あんな感じになるのかということ)、交わりたいなんて思いもしませんでした。しかも、FCの会費などを含めて月に数万円もかかるというではありませんか。「一体、SKiって何？」と思わずにはいられません。
そんな私も、某雑誌の4人1組の特集記事が元で、滝本久美ちゃんにハマっていくわけですが、それはまたの機会にお話しすることにします。
いずれにせよ、初期のSKiというのはメンバー一つ取っても、制服ファッションショーを強く意識した背の高いモデル系の娘が多く、アイドル性を余り感じさせないメンバー構成だったようです。それが変わっていくきっかけとなったのは、ユニット［4人1組］の登場だと思います。
その後、ミッシェルや寿隊が登場してきても、結成初期の雰囲気はどうにか保たれていたようですが、リーダーが2代目の青山れいちゃんに交代するころから、各ユニットが本格的に台頭してきて、次第にアイドル色が強くなってきました。
それでもまだ、SKiのステージあるいは客席も、新しいファンには分かりにくく入りづらいものだったと思います。
それが、諸岡なみ子ちゃんが3代目リーダーになってからは、それまでの静かで神聖な雰囲気から、元気で明るく面白さも兼ね備えたものに変わっていきました。この時代には、［ばちあたりプッツンガール］が出てきたり、［静寂向上委員会］の活動本格化、望月菜々ちゃんのソロコンサート開催があったことからも、このことが裏づけられると思います。
そして何といっても、4代目リーダー・本田博子ちゃんの登場する96年夏ごろからは、篠原智子ちゃんのソロ活動が始まったり、新しいユニットが続々と誕生してきます。96年5月11日の《アイドル・スプリング・カーニバル》で、他の アイドルのファンにSKiをアピールした意義は、とても大きいと思います。決して変なことをしているのではない、「ちゃんとしたアイドル」なんだということを…。
また、新しく加わったメンバーには、美しいモデル系の娘とともにかわいい娘も増えてきて、ますますアイドル性が高まりました。何よりも、リーダーの博子ちゃんがかわいらしく、正に“アイドル”って感じですよね(モデルでも通用するかな？)。だから、そんなに深いアイドルファンではなくても、十分分かりやすい【アイドル・グループ SKi】に入りやすくなったと思いますし、中に入ってからもなじみやすいのではないでしょうか。
誤解されるのが嫌なので言っておきますが、私は古くからの深いファンの方を非難しているのではありません。面白くて個性豊かな方が多いですから、これからもずっといてほしいと思っているくらいですから…。
このように、だんだんアイドル性が高くなってきたSKiには、これからもファンが増えていくような気がします。皆さんもそうだと思いますが、「来るものは拒まず」が私の考えなので、たくさん新しい人が来てくれても構わないのですが、少し脅威に感じるかもしれません(笑)。
以上、私の考えていることを書き並べてみましたが、もしかすると自分の中で“理想のSKi像”を作ってしまっているかもしれないので、考え方を変えなくてはいけないですね。皆さんはどう思いますか？
［埼玉県／ミミへの夢追い人］
ぐっでぃず 今週の［そっくりさん］
ミツカン〔追いがつお つゆ〕のテレビCMに、菊池桃子と一緒に出演している女の子は、顔つきといい、しゃべり口調といい、そのおっとりとしたキャラクターといい、松田ゆかりちゃんに非常によく似ていると思う。
［副編集長■しろくま☆しゃしょう］
［ 97年9月号目次 ］