● 表紙のあのコ ●

吉成圭子
吉成圭子{よしなり けいこ,一期生}


 1972年6月8日生まれの、25歳。SKi結成当時からのメンバーであるとともに、アイドルジャパンレコードの取締役プロデューサーでもあった。

 私が、初めて圭子ちゃんを見たのは、94年2月のソロコンサート。今はもう使われていない日仏会館でのことだった。その時はいろいろ忙しかったから、「時間があったら、また行きたいな」と思ったことを覚えている。
 あれから3年半…、結局圭子ちゃんにハマることはできなかった。なにしろ圭子ちゃんと握手したのは、今年に入ってからだった。彼女のFC〔クラブ圭子〕に入ることもなかったし、イベントもほんの数えるほどしか行ってない。
 それでも、圭子ちゃんの存在は私の中から消えることはなかった。歌う姿、ファンに手を振ってくれる姿、粒よりの名曲たち…。考えてみれば、本当の意味での「アイドル」に逢うのはこれが最後だろう。篠原智子ちゃん以降のSKiのメンバーたちは、「一人の女の子」としての印象が強いから…。
 そしてこれからも、圭子ちゃんの存在が消えることはないだろう。
 『明日への勇気』は、今でも私のマイ・フェバリット・ソングになっている。

 圭子ちゃん、長い間お疲れさまでした。幸せになってね。
[東京都/ホーカー・テンペスト]


97年9月号目次