◆ イベント レポート ◆

FCのつどい 夏のプロローグツアー

  at.山中湖・東照館[山梨県南都留郡]  1997/ 6/28(Sat)- 6/29(Sun)

 「エメラルドの伝説」をイメージした場所って、一体どこなんだろう。伊豆だろうか房総だろうか、はたまた江ノ島だろうか…と思っていたら、なんと山中湖。「どこがエメラルドなんだ!」という気持ちはあったけど、富士山麓の豊かな自然に囲まれた所だから、個人的には文句の付けようがない。
 6月28日(土曜日)、趣味がハイキングの私としては、時間通りに行くだけではもったいないので、せっかくだから山中湖畔でも歩こうと思って昼ごろに現地に行ったんだけど、折悪く台風ってことで湖畔散歩はできなくなってしまった。
 たまたまバスの中で隣になったSKiファンの方と一緒に今回の宿舎[東照館]に行き、さてどうやって時間をつぶそうかと思っていたら、SKiの先発隊として来ためぐ[久保]と一緒になってしまった。これはラッキーだ。めぐに声を掛けると、笑顔を返してくれた。これなら、台風だってどっかに行ってしまいそうっていうほどの明るい笑顔だった。その効果があったのか、2日目は絶好の天気になったのだった。
 それはともかく、受付をしようと思っていたのだけど、本誌の編集スタッフがなかなか到着しない。同じ部屋になろうと思ってしばらく待っていたけど、受付終了時間も迫っていたので先に受付を済ませた。受付ではメンバーと握手ってことで、私の時は斉藤美緒子ちゃん。ショート・ヘアなんかにして、どうなっちゃったのかなと思っていたけど、意外と似合っている。私は断然ロング派なんだけど、美緒ちゃんのショートには結構納得してしまった。そのとき、時間はもう16時を過ぎていた。
井上裕紀子
 夕食は18時から。昨年は宴会場だったけど、今年は文字どおりの旅館の食堂。宴会気分を味わうことができなかったのが少し残念。
 食事の後は【講演会】ってことで、何かと思ったら、メンバーが家族について語るってことで、メンバーごとにいろいろあったようだけど、松井陽子ちゃんのように涙ながらに語るメンバーもいて、少し重い気分になってしまったりして…。
 その後は【ショータイム】。私は、昨年に続いて席が悪い。しかし、踊り隊にとってそんなことはどうでもよい。いつも、こまばのダンスアリーナ(笑)で一緒の[3Ki{三期生向上委員会}]の仲間と踊りに興じる。本田博子ちゃんが自分の地元について歌ったり、小林久子ちゃんの熱唱があったりと、普段は見れないようなステージが面白かった。このショータイムの最中(not もなか)に「酒鬼薔薇聖斗逮捕」の衝撃的なニュースが入ったもので、ショータイムの会場とテレビのあるロビーを何回も往復するハメになってしまった。
 ショータイム終了後は【おやすみポラ撮影】。しかし、今回はメンバーが指定できない。事実上のクジ引きだ! 何という極悪な企画!と腹が立ったけど、私のお相手は美緒ちゃん。大好きなSKi-Pのメンバーなので、とりあえず納得。受付の握手も美緒ちゃんだったから、今回は彼女と縁があるなぁと思った。
 ということで、1日目の日程が無事終了して部屋に戻ると、菊地彩子ちゃんがカップラーメンの差し入れを持ってきてくれた。カップラーメンが大好物の私にとっては、とてもうれしい出来事だった。外は台風が荒れ狂っていたが、1日目は室内イベントばかりだったから全く影響なしってことで、めでたしめでたし。

 2日目は台風一過の晴天になった。朝は体育館でメンバーとの【ラジオ体操】で始まる{テニス班}。しかし、メンバーもファンもよく体操の振り付けを覚えていない。特に、第2体操はボロボロだったことは言うまでもない。実はラジオ体操の前にメンバーと散歩の時間もあったのだが、不覚にも参加しそこねてしまったことは今でも後悔している。
 ラジオ体操の後は朝食だったんだけど、一昨年の軽井沢ツァーの時と同じように、各メンバーがウェイトレス役ってことでお茶と水を注いでくれた。昨年の箱根ではやってくれなかったんだけど、やっぱりこれがないとね…。いろんなメンバーから注いでもらって10杯も飲んだから、おなかがガブガブになってしまったけど、少しも苦にはならなかった(笑)。
 食事の後は【朝のお話の時間】。好きなメンバーのところに行って朝のお話をする。私は、例によってゆっきぃ[井上]のところに行く。前の日から気付いていたんだけど、彼女は腕に入墨のようなシールを貼っている。これは女学生の間では結構流行っているそうで、菊地彩子ちゃんもお揃いのシールを貼っているようだ。
 その後午前中いっぱいは、恒例の【撮影会】。今回の撮影会場は山中湖畔ということで、バックに雄大な富士山が見える。台風一過の晴天で空の青さも美しく、初夏を迎えて木々の緑も色濃い。やはり自然はすばらしい。こんな自然の中でかわいい女の子たちと楽しい一時を過ごせたわけだから、これに勝る喜びはないってことだ。

 昼食終了後は、今回のメインイベントというべき【スポーツ大会】。テニス班と卓球班に分かれてやるわけだが、テニス班にとっては、台風一過の晴天が完全に裏目に出た。
 テニスコートに着くと、容赦なく浴びせかける強い直射日光。この時ばかりは、室内でできる卓球班が少し羨ましくも思えた。しかも、私はテニスの経験がほとんどない。学生時代に少しやって以来10年以上もやってないから、うまくいくわけもない。でも、めぐとはかなり会話ができたし、橋本美香ちゃんと一緒に練習もできたので、そこんところは満足することができた。
 ということで、スポーツ大会が終わると、朝ラジオ体操をやった体育館に移動して、メンバーとの【握手会】。いつものように(c)、メンバーの方がファンに近付いてくる形式の、SKiならではのユニークな握手会だ。しかし、美緒ちゃんがいないし、えみにゃん[内田]は泣いているし、いったいどうしたんだろう?
 そんなこんなもあったけど、2日間の日程は無事終了した。メンバーもファンの皆さんも本当にお疲れ様でした。

[写真:しろくま☆しゃしょう,文:論説委員■本間 寛]



 今年の夏物語は平野停留所から始まった。
 しかし、すごい天気だ。大雨に強風…、まるでどこかのコンサートみたいだ(爆)。コンビニに立ち寄ってから、歩くこと約5分。16時15分、遂に来た[東照館]。だが、服はビチョ濡れ、しかも傘が壊れた(泣)。

 受付に立っていたのは、中野社長。身分証明を提示し、登録を済ませて写真を取られる(不正防止策らしぃ)。抽選をしてからメンバーとの握手。美緒子ちゃんのショートカットがとてもかわいい。「2日間、楽しんでいってください」と声を掛けてもらう。そして、2日目に行われるスポーツ大会の組分け。あたしは卓球班を選んだので、ピンクのリボンを着けてもらう(テニス班は水色)
 部屋へ移動。あたしの部屋は310号室で、副編集長,雫さん,読者のASさんたちと一緒である(本間さんは、隣の308号室)
 すぐにお風呂へ行くが、浴場が狭い上、シャワーの調子がおかしい(泣)。入浴後は、各部屋を訪ねてあいさつ回りと相成った。18時に夕食。座席は自由だが、飲み物は全部オプション(有料)だったので、一部からブーイングが出る有り様。

 19時からは【講演会】。メンバーが一人づつ「家族と私」というテーマで語っていくが、よっきゅん[松井]が泣いてしまって みみちゃん[宮田]が慰めるシーンがあった。
 ゲームコーナーの後、いよいよ【ショータイム】。うれしかったのは、SKi-Pの『理由なき反抗』が聴けたことだろうか。そして、久子ちゃんの『久子のお休み』。振り付けが、とても強烈(大爆笑)。
 1日目のオーラスは、【おやすみツーショット・ポラ撮影】。今村さんが何やら説明しているが、周りがうるさすぎて聞こえない。後ろでブーイングが起こっているので「何で?」と尋ねてみると、「好きなメンバーと写れないから」と…。その言葉に、あたしは思わず「何それ、チョベリバ〜」と言ってしまった(笑)。ちなみにあたしは、予定通り(?)博子ちゃんと写ることに。「明日、卓球で勝負しましょう」と言ったら、「ハイッ」と返事をしてもらい、「おやすみなさい」と言葉をもらってステージを降りた。出来上がった写真を見たら、案の定表情が固い(う〜む)。全員の撮影が終わったのは23時過ぎであった。
 部屋へ戻るといつの間にか布団が敷かれていたので、同室のメンバーとツーショット・ポラを見せ合っていると、誰かがドアをノックしている。あたしが出ると、ナナナント(c)菊地彩子ちゃんとハードレインのショーゴさんがいるではないか!
 ルーム・サービスだそうで、手にしていたのはカップヌードル。この、うれしいハプニングにあたしはもちろんのこと、部屋にいた全員が素直に喜んだ。お湯を注いでもらい、「おやすみなさい」と彩子ちゃんとショーゴさんにあいさつして、隣の部屋の本間さんたちと食べながら話していると、いつしか真夜中になっていた。
 部屋に戻り、「良い夢が見れますように…」と願いつつ目を閉じた。
橋本美香

 6時40分に起床。昨日と違って、青空が広がる良い天気となった。
 2日目は【散歩】からスタート。洗顔を済ませてベランダヘ出てみると、すがすがしいというべきか、ひんやりとしていて寒い。体感温度は20度もないなぁと思いながら外へ出ると誰もいなかったので、そばにいたスタッフに尋ねると「もう 出発しましたよ」との返事(がが〜)。
 慌てて走りようやく追いつき、博子ちゃんと会話をしながら歩く。あたしはコートを着ていたので少しは寒さをしのげたが、博子ちゃんが腕をさすっているのでコートを着せてあげようと思ったが、運悪く横をスタッフが歩いていたので無理だった(;_;)。
 宿に戻り、朝食。昨年のツァーでの朝食はバイキング形式だったが、今年は違った。普段余り食べないあたしだが、去年も今年もしっかり食う。また今年はメンバーによる“お茶くみ”が行われた。某ファンさん(c)の話では、軽井沢ツァー以来2年ぶりだとかで、あたしはもちろん初体験だ。
 卓球班のメンバーが食事をするため出ていった後で、テニス班のメンバーが来た。あたしの列にはゆっきぃがやって来たが、冷水を注ぐ時に本人から「(3丁目の)ホームページ見てますよ!」と言ってきたので、お礼を言ってから「あたしの名前を知っていますか?」と尋ねてみた。すると、少し考えてから「Benettonさん」と答えてくれた(ありがと>ゆっきぃ)

 【朝のお話しの時間】。橋本美香ちゃんの話を聞こうと中に入ろうとするが、人が多すぎてなかなか入れない。でも、姫路城さんが親切にしてくれたお陰で、車座に加わることができた。色々な楽しい話が聞けて、とっても良かったです。
 続いては、お待ちかねの【撮影会】だ! 湖畔へ移動していざ撮影。先に卓球班、後からテニス班の順に2回づつ撮影を行ったが、スタッフから「小道具とポーズの指定は禁止」という指示が出ていたから、またもやファンさんからブーイング。
 小道具って、あるととても楽しいのになぁ…。
 この日撮ったフィルムは、全部で36枚撮りフィルムにして15本!!(^^;;; 待ち時間には、読者の高橋君とキャッチボールをして時間をつぶす。終わってから、雄大な富士山をバックに読者の皆さんと記念写真を撮った。

 昼食はハヤシライス。去年がカレーだったので思わず苦笑いである。
 いよいよ、【スポーツ大会】。ファンは抽選で7つのグループに分けられた。ちなみにあたしは1班。
 1回戦のメンバーは久子ちゃん。やって来た久子ちゃんに、「卓球やったことある?」と尋ねたら、「やったことないです」という返事(苦笑)。さて対戦だが、あたしは3対2でなんとか勝利したが、チーム成績は8勝10敗。久子ちゃんと話すことができたので、OKとしなければならない。
 2回戦は玲那ちゃんと勝負。あたしは3対1で勝利して2連勝、チームも11勝7敗で調子も出て来たところで休憩時間へ。
 ここからが真剣勝負。2回戦終了時で1班は、3班と副編集長のいる6班と同率首位になっている。
 勢いにのって、リーダー博子ちゃんを迎えた3回戦は、苦戦の連続となった。スタートから5人連続で負けた(泣)。そしてあたしの番。博子ちゃんと礼して、いざ勝負。博子ちゃんが先行してあたしが追い付く展開になり、お互いにマッチポイント状態から博子ちゃんが渾身を込めて放ったスマッシュをリターンしたあたしだったが、審判からは無情の「アウト」コール。結果は2対3で、博子ちゃんの勝利で連勝が2でストップした(嗚呼、無情!)。チーム自体も博子ちゃんの負けず嫌いさに翻弄させられ、4勝14敗と惨敗に終わる(号泣)。
 Tea Time(c)。博子ちゃんにお茶を注いでもらい、チームの仲間と雑談していたんだが、「時間の都合で、次がオーラス」と今村さんから説明があり、4回戦が最後になるという。3回戦終了時の我が班は、ナント6位にまで墜落してしまった。
 4回戦は、2回戦で来てくれた玲那ちゃんと再度の勝負となった。あたしは3対2で辛くも勝ったが、チームは8勝10敗。
 全対戦が終了し成績発表となった時には、通算第5位。優勝は4班だった(おめでとう!)。優勝賞品は、希望メンバーとの2ショットと、卓球班7人とのポラ撮影とのこと。
 時間が残ったらしいので、博子ちゃんを迎えての【お話しの時間(2)】。ここで、博子ちゃんに「好きです」と告白してしまったが、本人は苦笑い。さすがに人前で言われたら恥ずかしいだろう(ごめんね>博子ちゃん)

 そして、本当のオーラスはメンバーとの【握手会】である。ところが、大ハプニングが発生! 絵美ちゃんが泣いてしまっているではないか。
 メンバーが来た。博子ちゃんとは卓球のこと、彩子ちゃんには夜食サービスのこと、美香ちゃんには『ダン・セブ』のこと、裕紀子ちゃんとは本誌のホームページのこと…などなど。
 最後にやってきたのは絵美ちゃん。あたしの前で再び泣いてしまった絵美ちゃんに、「泣かないで、あたしたちは絵美ちゃんの味方だから…」と言って絵美ちゃんの左腕をポンとなでた。
 こうして、97年の夏物語は無事に終わったのでありました…。

[写真:しろくま☆しゃしょう, 文:編集長■みのる]



 ※しろくま☆しゃしょう さんの分は、後日公開する予定です。


97年9月号目次