last update:98/03/18
 ◇ コンサート レポート ◇

 第115回「制服の日」
 アコースティック・ライブ'97 〜SKiが見つけた、小さい秋〜

 【久保 愛,小林久子,宮田直美&松井陽子 with 加納秀人】

  at.下北沢・251  1997/10/25(Sat) 15:00-


 8月,9月と、私はいつものように(c)東京へ遠征できなかった。なぜなら、その日に限って大事な用事があったからだ。
 しかし、アイドル(特にSKi)にハマりまくってる私が2ヶ月以上もブランクをあけられるはずもなく、この日久々に上京することとなった。
 当日。寝坊したので、慌てて家を出る羽目になってしまう。せっかく、電車でゆっくりと行きたかったのだが、駅までがとても遠く、しかも本数も少ないのでは100%間に合わないのは確実。車ですっ飛ばして予想よりも早く着いたが、それでもギリギリ。適当な所で車を停め(余り、停めてはいけない所だが…)、JR京都駅まで急いで走るものの、予定の列車にはタッチの差で乗れず、3分後に到着するひかり84号で東京へ向かう。
 12時38分に東京着。すぐさま下北沢へと直行する。確か、2年前にも同じ駅で降りた気もするが…。

 京王井の頭線で下北沢駅に着くと、時間があったので先に〔北沢タウンホール〕へ行った。「この場所で、三期生に初めてハマったなぁ。でもって、車で東京に来て、初めて違反(駐禁)に遭ったのもこの近くだったなぁ…{今思えば、おとなしく駐車場に入れておけばこんなことにはならなかった(苦笑)}」と、しばし感傷に浸る。
 その後、クラブ251に行こうとするが、P会報に入っていた案内の紙を家に置き忘れてしまったのに気が付いた。同じSKiファンの友人に見てもらおうと携帯に電話するが、肝心な時に限って留守番サービスにつながってしまう。
 迷いながらも何とか捜し当て、開演近くにやっと入ることができたのだが、ライブハウスだけあってやはり狭かった。
 しかし、「ライブハウスで良かった」という、私にとって思いがけない出来事があった。それは後で述べるとしよう…。

久保愛

 15時10分に、ひさりん[小林]の『キュンとする』で開演。「吉成さんは今ごろどうしてるのかなぁ…」と思うと、「今も国内にいる」「短期留学だから年内には戻ってくる」という情報が入る(9月の生誕5年祭は行けなかったので、詳細は知らなかった)
 私がいたのは後方だったので、ステージが余りよく見えない。とりあえず前方の見える範囲と、後方のカウンターに置いてあったモニターテレビを交互に見ていると、どこかで見たことのある女の子がやって来た。橋本美香ちゃんである。
 思いがけないことで少し戸惑ったが、久しぶりに見る美香ちゃんは相変わらずすごくかわいい。
 だから公演中、ほとんど美香ちゃんばかり見ていたような気もする…。
 次に、よっきゅん[松井],宮田直美ちゃん, めぐ[久保]=写真=と、SKiの曲が数曲づつ歌われる。この時、よっきゅんは緊張していて、直美ちゃんに至ってはもっと緊張していたようだ。
 映画の話で、「自分の心臓を食べて下さい」という内容の映画(タイトル名は失念)をゆっきぃが見たいと言ってたそうだが、どんなものか一回ぐらいは見てみたいものだ。

 「好きな街は?」のコーナーでは、やはり「新宿」がクローズアップされ、出演メンバーの中で「好き」と答えたのはひさりんだけで、あとの3人は「嫌い」と言っていた。ちなみに私は、新宿には住みたくないが大好きだ。だってそこには「PTAコミティがあるから…」。
 次に加納秀人さんが登場する。私は加納さんを初めて見たのだが、「どっかで見たような…」と考え出すと頭が痛くなりそうなので、とりあえず楽しむ。彼いわく、「SKiに慣れてきた」とのことだが、一体どのような意味なのだろうか?

 おしまいに、“つい、遊びに来てしまった”美香ちゃんの登場だ。でも、アイドルと声優しか聴かない私にとっては、何の曲だか正直言って分からない。歌は分からなくてもうまかったと思うし、本当によかった。でも、少しは音楽の勉強をしてくれば、もっと良かったかもしれないと反省…。
 『いつものように』が流れると、踊るファンさん(c)がモニター画面に映る。後ろでモニターを見ていた博子ちゃんが、それを見て笑っている。つられて、私まで笑ってしまう。
 加納さんの出番も終わり、お客さんの中をかき分けながら帰っていくと、いつものSKiナンバーである。
 よっきゅんが『あなたのイチゴミルク』を歌ってくれたのは非常にうれしかった。私のお気に入りの曲の一つで、しかも今のメンバーでは(個人的に)よっきゅんが一番合ってると思う。それに、すごくかわいかったです。去年の今ごろに立てた「(自分は)新三期生にはハマらないだろう…」という予想は、この瞬間、もろくも崩れ去ってしまった(^^;。
 最後の曲は、待ちに待ってた(?)『Good-day』。しかも、“恋する乙女バージョン(笑)”だそうだ。

   「♪ 大好きな彼と、街を歩く。(手をつなぐの恥ずかしぃ〜)
   「♪ いい人見つけるために、自分を磨く…。」

 やっぱり、私の脳ミソをトロけさせてくれる。直美ちゃんだと、何でも許してしまいそうな気もする。
 頭の中が直美ちゃんでいっぱいになっていると、

   「♪ キャッチセールスに呼び止められて、『もうすぐ成人式?』。
       着物を着て写真を撮られる→『遠慮しときます!』と言っても
       電卓はじかれて、51万5千円!!」


と歌っていく。「キャッチセールス」の歌詞に一瞬戸惑うが、違ったバージョンもまたいいものだ。
 最後は直美ちゃんで締めくくって、17時27分に終わる。

 アンコールは、ひさりんが歌う『恋の行方』、4人で『青春ラプソディ』『愛したい』『さよならは出逢いの明日へのしるし』と続く。最後にめぐが歌った、『※1コリコリ・カタコリ』には笑ってしまった。CD化されるのが楽しみである。
 アンコールも終わり、グッズ(ビデオ,パンフレットetc)を買ってから、会場を後にした。
 (全体のではないが)久々のSKiは本当に良かった。新たに2人好きなメンバーも増え、十二分にモトは取ったと思う。
 でも、いつの間にか“DD”になってしまう自分が怖い気もする…(←ちゃんと、 イチ推しもいますよ)

[文:京都府/竹ちゃん]

[カメラ:しろくま☆しゃしょう]


  ※1 Yuck'er-Lee(松田ゆかり)が歌う『kiri! kiri! You'd be kiri』の替え歌



97年11月号目次