このバスには、数字の代わりに「寿号車」と書いてあったのです! たまたまここには1台しかいませんでしたが、他のバスにはひょっとして「鶴号車」とか「亀号車」なんて書いてあったりして…(笑)。 一緒に行った友人はSKiファンじゃなかったので自粛しましたが、もしそうだったら、バスの前で『世にも不思議な鶴と亀の物語 〜鶴・亀・寿』を歌ったり、ハトが飛び交う東本願寺の境内で『鳩よ者へ苦さを』を踊っていたかもしれません(爆)。 実はこれ、岡山県の鞆(とも)鉄道の観光バスだったのです。そーとーよく知っている鉄(て)っちゃんでも、「そんな鉄道会社、あったかなぁ?」と首をひねる方がほとんどでしょうが、無理もありません。かつて福山で走っていた軽便(?)鉄道の会社で、鉄道の路線がなくなった現在でも福山駅・松永駅から鞆の浦へ行く路線バスを走らせています。 もし、福山でトモテツバスを見掛けたら、この記事を思い出してくださいね。 |
【(6) お腹がすいたら、○○○!】
今度は、日本標準時子午線の通る町・兵庫県明石(あかし)市からのレポートです。
明石といえば、目の前の明石海峡で取れる新鮮なお魚が有名ですね。明石駅前には、この新鮮な魚を売っている〔魚の棚(うおのたな)商店街〕があり、イキのいい魚とおっちゃん(笑)がたくさんいます(ちなみに、地元の人は「うおんたな」と呼んでいます)。
で、うおんたな・子午線のシンボル「天文科学館」と並ぶ明石の3大名物が、これからご紹介する「玉子焼」です。
中に「たこ」のブツ切りが入っていることは大阪名物の「たこ焼」とそっくりですが、メリケン粉を使い卵がほとんど(あるいは全く)入っていないそれに対し、玉子焼は卵の黄身をふんだんに使い、食感がふわふわしていて“まろやかな味”なのが特徴です(大阪では、たこ焼きと区別するために「明石焼」といいます)。
駅前のエリアには、玉子焼の食べられるお店が数十軒もあり、そのそれぞれが値段と味を競い合っています。
さて、今回私が訪ねたのが、駅東側の東仲ノ町(ひがしなかのちょう)〔なかんちょタウン〕にある玉子焼のお店〔ロッキー〕です。くしくも、しのさん[篠原智子]の愛犬と同じ名前(爆)のお店は、駅前再開発に伴う建て替え中とかで仮店舗で営業されてました。もともとはパン屋を営んでいて、その客寄せのために玉子焼も始められたとか…。
「持ち帰り」もOKですが、本場に来たらやはりすぐに食べたいもの。狭い店内では、目の前で焼く姿を見ることができます。
待つこと数分で玉子焼が到着。パクッとほおばりたいけれど、そんなことをしたらお口が大ヤケドをしてしまいます。
そのままでも十分おいしいですが、(ハケで)ソースを付ければなおGood。かつおが効いた特製の「だし」に浸し、まず半分を口の中へ入れます(熱ければ、がまんせずに水を飲みましょう)。そして、もう半分を食べます。10個(店によっては15,20個)食べ終わったら、だしも残さず すするのが「通」っていうもんです(^^)。
どうです、食べたくなってきたでしょ。98年4月5日に開通する世界最長の吊り橋・明石海峡大橋を見に、同じく2月15日から運転開始の山陽/阪神直通特急〈姫路ライナー〉でお越しください{終点まで乗れば、世界文化遺産の姫路城(笑)もありますよ!>美香ちゃん}。
# もと社員としては「大阪駅から〈新快速〉で…」なんて、口が裂けても言えません(^^;。
[カメラと文:副編集長■しろくま☆しゃしょう]
ぐっでぃず 勝手に〈こち新〉CM! [お歳暮にも どうぞ]編
今年一年、お世話になった“だめなひと”へ、真心込めて贈ります。
♪ 暮れ〜の元気なごあいさつ、「こち新 バックナンバー・セット!」
[大阪府/Be-Wave]
▲今度は、〈日新サラダ油セット〉のCMですか…。よく考えるなぁ(笑)。
[しろくま☆しゃしょう]
[ 97年11月号目次 ]