「何を今更…」という気がしないではないけれど、あおいちゃんがSKiの聖地である〔こまばエミナース〕でコンサートを開くこの機会に特集を組まなければ、一生このテーマが語られることもないはず!?
「何を今更…」という気がしないではないけれど、あおいちゃんがSKiの聖地である〔こまばエミナース〕でコンサートを開くこの機会に特集を組まなければ、一生このテーマが語られることもないはず!?
…ということで、張り切って行きましょう!
11月現在、アルテミス・プロモーションに所属する歌手は、水野あおい,森下純菜,清水夕紀美=写真(中),鈴木まりえ=同(右),野原すみれ=写真(左),遠山かすみの6名。
こうやって改めて書いてみると、「純菜ちゃん以外は、みんな似たようなキャラクターだなぁ」という印象を受けるのは僕だけではないはず(笑)。もし、この中に篠原智子ちゃんが入ったとしても全く違和感がないかもしれない。
一般的に、アルテミス系アイドルと智子ちゃんの共通のイメージは“クラスでも目立たない女の子”。ずばり、※1中嶋美智代ちゃんの『思い出にもなれない』の歌詞の世界だと思う。興味のない人には“最も早く忘れ去られるタイプの女の子”(あおいちゃんも衣装が普通なら目立たないんですよ!?)。単に「童顔&おとなしそう=妹タイプ」というだけでなく、その忘れ去られそうな部分が控えめさを演出して、更に魅力に磨きをかけるといったところでしょうか。
その点、純菜ちゃんは明るく積極的なイメージがあるのでここには含まれないんですけどね…。
ということで、ここからは「アルテミス系{ただし、純菜ちゃんは例外(^^;}」という前提で話を進めていきます。
「篠原智子=水野あおいの妹」説っていうのが大昔にあったけど、今見ると見事に似てない(笑)。
智子ちゃんはどちらかというと、アルテミスの中では野原すみれちゃんに近い部分があると思うんですけど、何と言ったらいいんですかねえ…。「寝冷えしてそうな女の子」といいますか、そんな感じがするんですよ。でも、すみれちゃんが寝冷えしてそうなだけなのに対し、智子ちゃんは健康的なイメージもあると…。
そこが、この二人の違いなわけですね(ホントかぁ!?)。
そして、大昔に「篠原智子の姉」とされていたあおいちゃんは、このところ苦戦を強いられています。野間社長が余り好まない、アニメとのタイアップまでしていることですし、決して好調とは言えない状況になってきました。某ミニコミで「水野あおいは【正統派アイドルという宿命】を背負い込んでいる」と書いた人がいますが、一生懸命努力しているのにもかかわらず、なかなか結果が出せないというのは、見ている方としてもかなり辛いものがあります。
それに引き換え、智子ちゃんはというと…。
ほとんど仕事が無い(泣)。
でも、こういう自然な女の子らしいかわいさを魅力としている子は、余りバリバリ働いちゃいけないんじゃないかとも思ったりするわけです。おとなしそうな女の子であっても、本当におとなしい大人しいアイドルだったら芸能界では生き残れない。…はずなのに生き残っている(笑)。これが智子ちゃんの最大の魅力なのではないだろうか?
つまり、女の子らしさを等身大で前面に出していくことを強みにできるところ。こういう書き方をすると「智子ちゃんがプロであることを否定する」ような感じになってしまうのですが、アルテミス系アイドルが「正統派アイドル」ならば、篠原智子は「正統派女の子」でいいのではないか。「崇拝性を持たない理想の女の子」でいいのではないかと思うわけです。
そんなこんなで好き勝手に書いてしまったわけですが、どの子を好むかは皆さんのお好み次第です。
ところで智子ちゃんって、来年も(歌手を)続けてくれるんですかねぇ? すご〜く心配です。
[文:神奈川県/中村有臣{<ORANGE IDOL> 編集部}]
[カメラ:埼玉県/髪型向上委員会]
※1 1998年2月10日から、[中嶋ミチヨ]に改名するのだとか…。
[ 97年11月号目次 ]