last update:1998/07/15

 しろくま☆しゃしょうのちょっと寄り道Liveれぽ 番外編


 今回もまた、自分で原稿を書く時間が無いので(^^;、読者からの投稿を掲載いたします。

[コーナー担当:しろくま☆しゃしょう]

 水野あおい '97 Autumn Concert

  at.こまばエミナース  1997/11/24(Mon) 17:30-


《エミナースが、あおいちゃんに占拠された日》

水野あおい  11月24日、昼のSKiコンサート終了後、私は国立(くにたち)で葛藤していた。
 今回のSKiコンサートは「文化祭」ということで、公演のほとんどがコーナーで構成されていて、歌は最後の30分ぐらいしかなかった。メンバーの研究発表があったり、メンバーの書いた絵がオークションにかけられたりと、「コーナーじゅ〜よ〜」というファンさん(c)にはこたえられないコンサートであっただろうが、「歌が聴きたい!」が主目的の私にとっては全くノレない。

 …というわけで、夜の部を前にして私は遂に決断してしまった。そう、「水野あおいのコンサートに行こう!」と…(^^;。
 水野あおいのコンサートは、今までに2回行ったことがある。雰囲気はSKiと全く逆とでも言おうか、とにかく「ファンが熱い!」。座って腕組みをしていたり、眠っているファンは皆無。コンサートの初めから、PPPHの連続である。
 この熱い状況がSKiの聖地であるこまばエミナースで見られるとは…。国立から新宿に向かう中央線の車内で、私は早くもわくわくしていた。
 駒場東大前駅に着いたのが17時前。「おぉ、いつもと全く同じ光景だ!{←当たり前だ(笑)}」。足早にこまばに向かうと、会場前であおいちゃんのファンがグループ毎に分かれて歓談している。あれっ、あの方はゆめのしずくさんではなかろうか?(国立にいないと思ったら、こんな所に…) それから、あの方はオレンジアイドルの村山さん? あっ、女性ファンのYさんもいるぞ。
 …と、結構SKiからあおいちゃんに流れてきているではないですか。

 私の座席はH-14、ベストだ。皆さんご存じのように、こまばの客席はG列までがフラットであるが、H列から一段高くなりぐっと見やすくなるのだ。
 開演まで20分ほどしかなかったので早速入場すると、ホワイエにはちゃんとビデオ・CD等の売り場がいつもと同じようにあった。う〜ん、パクったか?(笑)
 ホールに入ると、あらまぁ、階段席はガラガラだ。その数150人前後といったところ。あおいちゃんのコンサートはいつもこのぐらいの入場者数だから当然であるが…。
 ファンはTシャツに着替えたり、鉢巻きをしたりと早くも臨戦態勢だ(笑)。E列にいたしずくさんも一枚脱いでいる(ごめんなさい。観察していたわけじゃないんですが、視界に入ってしまったもので、つい…)。

 そしてブザーが鳴って開演。あおいちゃんはすぐには登場せず、楽屋での映像が舞台のスクリーンに映し出される。「おぉ〜っ!」と、どよめく会場。
 すると、突如映像が終わり、スクリーンの後ろにあおいちゃんのシルエットが…。イントロが流れると同時にスクリーンが引き上げられ、中からあおいちゃんが現れる。絶妙のオープニングだ。
 2曲目にして、早くも会場は総立ち。しずくさんも立っている{本当にごめんなさい。ただ、視界に入ってしまっただけなんですぅ〜(爆)}。H列の私も、A〜G列まで立たれてしまっては「み、見えない…」。私も立って応援することにしよう。
 あおいちゃんは「きょうは皆さん、こわれてくださいね〜!」と我々を励ます。そして、これに湧く会場。『とまどい』や『がんばれ My Friend』等、ひとしきり歌った後に衣装替え。
 後半は大盛り上がり。『Dan Dan』や『春の輝き』、そして最後は『あおい伝説』だ!

 あっという間にアンコールへ突入した。楽しくて楽しくて、何とコンサートが短く感じたことか。アンコールまでの間、SKiならばまばらな拍手が起こるのだが、あおいちゃんの場合は「あおい!あおい!」とコールの嵐。止むところを知らない。熱い、あまりにも熱い…。
 そして3分後、ラフな格好に変身したあおいちゃんの登場だ。アンコールのラストは、定番の『ホントの幸せ』だ。濃いファンさん(c)は、隣同士肩を抱き合って歌っている。あおいちゃんも「♪ いま〜、し〜あわせ〜」と本当に幸せそうだ。私もすごく充実していた。
 終演後、ホールが明るくなり、握手会の時間となったが、いまだアンコールの声は止まない。「本日の公演は全て終了しました」というアナウンスが何度も流れて、やっとコールは治まった。
 時計を見ると19時30分。約2時間のコンサートであり、SKiの3時間コンサートに慣れている私としては時間的に少々物足りなかったが、大変充実した時を過ごすことができた。「こまばに来て本当に良かった」と思う帰り道であった。

[文:東京都/匿名希望]

[カメラ:ゆめのしずく]


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