last update:98/03/19

●卒業に寄せて…

 この春、SKiから7名の卒業生を送り出すことになりました。
 毎月のコンサートで我々ファンを楽しませてくれた彼女たちへの祝辞に代えて、簡単なコメントではありますがそれぞれにエールを送りたいと思います。


菊地彩子    やぎ座

 堅実な努力家で、地道な積み重ねと積極的な行動力で、着実に一歩一歩夢を実現していく人。華やかなイメージは、多分しし座の月の影響でしょう。
 SKiでの在籍中は、成長や発展の星である木星がやぎ座を通過しているので、菊地さんにとってSKiの活動は、自分自身の成長につながったことだと思います。


斉藤美緒子   しし座

 抜群のセンスの良さを持つ、魅力的な人。バランス感覚も発達して、比較的器用で何でもこなします。
 そうしたポップな印象とは別に、不動星座と呼ばれる、しし座,さそり座に太陽と月を持ち、周囲に流されず自分の道を歩む人。さそり座の月は、思いを内に秘めるタイプと言われますが、今回の斉藤さんの決断(卒業)も真剣に考えてのことだと思います。


宮田直美    やぎ座

 「ちょべりばぁ〜」とか、ステージ上では“今どきの女の子”のイメージが強い宮田さんですが、実は今回の卒業メンバーの中で一番責任感が強いのは彼女です。いろいろなことに興味を持ちますが、責任感の裏返しで無責任な行動や浮ついたことなどはしないので、余り大胆な行動は取れない人のようです。
 やはりSKiでの活動中に木星がやぎ座を通過しているので、さぞかし自分の世界が広がったことだろうと思います。


小林久子    さそり座

 とてもナイーブな人。ホロスコープを見て感じる小林さんのイメージは、まるで牢屋に閉じ込められたお姫さまのようです。
 以前、「電車に乗っていると悲しくなる」とか言っていましたが、具体的な出来事が悲しいのではなくて、漠然とした何かに憂うつを感じているようです。
 でも、それは悪いことではありません。傷つきやすい人ほど“優しさ”というものをよく知っているのだから…。


内田絵美    てんびん座

 「礼儀正しく品が良い、世間ずれしていない良家のお嬢さん」といった印象だが、どことなく表情がぎこちないような感じもする。一見おとなしそうだが、一度怒らせると相手から謝ってくるまで絶対に許さないというぐらい、“おっかない”一面もあるようです。
 SKiでの活動中は、制限の星である土星がプレッシャーをかけていたので、少々息苦しいと感じていたようですが、それも本人の経験として今後に役立ててほしいものです。


小野田亜美   みずがめ座

 占星術では、意志は太陽、感情は月が示すといわれていますが、プログレスという特殊な技法で月の位置を進めてゆき、天球の反対側にちょうどやってくる14歳から15歳の時に思春期を迎えるといわれています。
 小野田さんの出生図では、月のそばに冥王星・土星といった深刻な影響を与える星が集まっているので、月の影響はやはり重く働いているようです。
 力にはなれないけれども、せめて温かく見守ってやりたいものです。


松田ゆかり   かに座

 この2月に、発展の木星がかに座に調和的なうお座に入り、6月には今まで圧迫感を与えていた土星もおうし座に移動するので、SKiを卒業後の松田さんは解放された気分になることでしょう。
 私の最愛の人・松田ゆかり君(ぎみ)の決めたことに、今更何も言うつもりはありません。温かく送り出してやるだけです。


 さて、世の中にはいろいろな人がいます。
 バスケットボールやバレーボールは背の高い人に有利なスポーツですが、逆に競馬の騎手のように背が低く体重の軽い人しかなれない職業もあります。背の高い人・低い人、それぞれにそれぞれの生き方があるわけです。
 背が高いとか低いとか、そういったことで悩む人もいるけれど、それは悩むことではありません。背の高さとか遺伝子によって決まってしまうものは自分で選べないのだから、自分とうまく付き合っていくほかありません。

 人がホントに悩まなければいけないのは、「自分に何ができるか、自分は何をするべきか」だと、私は思います。背の高さは自分で決められないとしても、行動は自分の意思によって決めることができます。
 ただし、自分の決定した行動によってよりよい明日が来るかもしれないし、その逆の場合も有り得るわけです。だからこそ何をすべきか、自分の取るべき行動を理性を働かせて真剣に悩まなければなりません。
 卒業するメンバーも、SKiに残ることを決めたメンバーも、「自分にふさわしい人生」を送ることを切に願います。

[群馬県/知恵之輪士]



●SKiメンバーへのメッセージ


 「来る者は拒まず、去る者は追わず」。----- これが、私たちアイドルファンの掟です。

 いま、SKiを去っていく彼女たちに、あえて「サヨウナラ」は言いません。
 その代わり、こまばの舞台で,日の照りつける山中湖のほとりで,CDショップの軒先で…、私たちにいろんな思い出を残していってくれたことに対し、私は心を込めてこの言葉を贈りたいと思います。

 「ありがとう…」。

 2月22日というサヨナラの日が過ぎた後、こまばの舞台に引き続き立ち続けるメンバーにも、私たちファンにも、“明日”という日はやってきます。
 【制服向上委員会】はステージから我々に対して、歌と踊りとそして感動を伝える唯一無二のライブ・アイドル・グループです。この先もずっと、結成以来の志を高く持ち、いつまでもその心を忘れずに走り続けることを願います。
 そして私たちファンは、その志を精一杯の愛情を持って迎えていきましょう。

 それが卒業していった者たちに対する、最大の“オマージュ(賛美)”なのです。

[大阪府/Be-Wave]



 毎年毎年のことだけど、今年も「卒業」の季節が来てしまった。
 今回は7人のメンバーが卒業するけど、みんな中心メンバーとして活躍していた娘ばかりなので、寂しい気持ちで一杯だ。松田ゆかりちゃんは、私が初めてSKiを見た頃から残っている唯一のメンバーだったし、他のメンバーは私にとって思い入れの深い三期生だ。

 でも、みんな自分で決めた道だから、SKiを去ってもそれぞれに頑張ってほしいと思う。
 そして、また「生誕○年祭」なんかがあったら、是非元気な姿を見せてほしい。
 その日まで、See you again!
[論説委員■本間 寛]




 ぐっでぃず   アイドルを探せ!(6)

 ふと、テレビから「ななちゃん…」という声が聞こえてきた。何かと思ったら、〈ハウスシチュー〉のCMだった。
 ステージで木の実ナナさんが歌い踊っていて、声の主は「それを見ているファンさん(c)」という設定のようです(笑)。
[論説委員■ゆめのしずく]



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