last update:1999/01/05
◆コンサート・レポート◆

 生誕6年祭

  at こまばエミナース  1998/ 9/23(WED) 14:00〜


 私はこの2年間、9月にSKiのコンサートを見たことがない。昨年は大事な用事があり、一昨年は、あの恨めしい台風17号で行くことができなかった。
 さて今年は、前日に台風7号が近畿地方を直撃したが、『生誕6年祭』が行なわれる23日には、行くことが出来た。久しぶりの“こまばエミナース”なので、わくわくした気分で東京へ向かった。
 その“こまばエミナース”に入ると、なんだか懐かしい気分になり、あたりをウロウロと見回してしまった。
 なんとも格好悪い話である。

 開演時刻になり、『ハレルヤ』で始まる。メンバーの奇麗なハモリに、ついうっとりしてしまう。
 メンバーの自己紹介の後、「生誕6周年」のお祝いの電報を紹介する。電報を送ってくれたのは『ケイブンシャ月刊デ・ビューの田中氏』、『ホットスタッフプロモーション』、『帝都無線新宿紀伊国屋店』、『ニューヨークのミキさん』、『株式会社BMGジャパン』…。そして、ナ、ナ、ナント『水野あおい』からも電報が…。しかもキティちゃんの電報である。内容も「フリルの付いた可愛いのを着たいメンバーはいますか? もしいたら、ぜひ一緒にコンサートを〜」だった。着たいメンバーがいるかどうかは別にして、似合うメンバーはいるので、ぜひとも実現させてほしいと、ふと思ったりした。“お知らせ”では、ゆっきいが体調不良で熱もあるらしい。本人いわく「(20日の)お月見から帰ってから熱が出て、今日も薬を飲んだ」とのことであるが、本当に大丈夫だろうか…。私としては、あまり無理をしないでほしいと思う。体壊したら何にもならないからね。
 朋美ちゃんは、そばを食べようとして器をひっくり返してしまい、太もものところをヤケドしたようである。足に巻いている包帯を見ると、なんだか痛々しいものである。一日でも早く治るといいのですが…(後日、FC-SKiの留守電で、朋美ちゃんが「だいぶ良くなった」と言っていたので、ひとまず安心)。
 続いてゲストの登場だが、予想通り松田ゆかりちゃんだった。最近はアルバイトをしているらしく、時給が850円だそうだ。“2年前の台風の悪夢”のことを聞かれると、「どうなるか楽しみにしていた」ようだ。私にとっては縁起でもない話である。
 7年目に向けての言葉を、川野朋美・三浦恵里子・秋山文香の順で述べた後、「SKiサマージャンボ宝くじ」の当たりが10枚残っているとのことで、再抽選が行なわれる。プライベート・ライブ招待権が4名、あとは、久川由美子・伊藤嘉代子・秋山文香各賞、そしてサマジャン特製サインセット、サマジャンビデオが各1名である。
 かこちゃんが考えた数字を当てる方法で行なわれたが、最終的には11人が残ってステージに上がる。そのうち、女の子らしき子供が一人いたが、他のファンさんたちの計らいもあって優先的に当選して、サマジャン特製サインセットを獲得した。そして、ジャンケンで1人が落選し、残る10人がプライベート・ライブなどを獲得した。(当たった方、おめでとうございます)。
 それからは、小田さおりと松井陽子による“リーダーへの言葉”である。
 よっきゅんは、博子ちゃんがリーダーを辞めるのを三日前に聞いたらしく、涙ながらにもけなげにリーダーへの感謝の気持ちを言っていた。
 次に、博子ちゃんがリーダーになった経緯を、めぐから説明されるが、当の本人である博子ちゃんは、あまり覚えていない様子。「やはり、博子ちゃんはこうでなくちゃ!」と思ったが、この時ばかりは真剣に聞かなければならないと、自分自身そう思った。
 ビブランシアターでの『演劇歌謡祭』のことから、NHKのオーディション(博子ちゃんが最終審査まで通ったらしい)のことまで、リーダーになってから2年間の思い出が、次々とめぐから話された。

 ゲスト第二弾として登場したのは、博子ちゃんと同期の二期生である早乙女こずえちゃんと、松本美雪ちゃん(みーつー)である。久しぶりに見る二人は見事に大人っぽくなっている。でも、よく考えるとこずえちゃんはまだ16歳なんですね。
 こずえちゃんは、部活(バレーボール)とアルバイトの生活をしているそうだ。さすが、変われば変わる物だ。みーつーは、赤い服にジーンズ姿で、パーマを少しかけていた。個人的にはストレートの方が好きなのだが、それでも、SKi時代と変わらないみーつーに、私は安心した。しかも、現在“花嫁修業中”である。本当に時の流れは早いものである。
 秋山文香と三浦恵里子のコメントがあり、その次は“博子のLet's English”コーナーである。
 第一問は【I ○○○○ YOU】で、第二問が【B○○○ in USA】、第三問が【The G○○○○○○○ IPANEMA】でと続くが、英語が大の苦手の私にとっては、日本語訳がほとんど分からない…。分かったのは、文香ちゃんが答えた「I Love You」と、朋美ちゃんが答えた「I Kill You」だけだった(苦笑)。
 次に“同時通訳”で、ゆっきいと美香ちゃんとの会話を、朋美ちゃんとかこちゃんが英語で訳すと言うモノだが、なかなかうまく訳せないようである。英語を全くできない私にとっては、とても笑えない話である。

 続いて、本日のメインである“継承式”が、朋美ちゃんの司会で始まる。
 めぐのリーダーに対するねぎらいの言葉のあと、ゆっきいから表彰状を読み上げられる。
 そして、バーニーズのバッグが記念品として贈呈された…。のだが、そうは簡単にはいかない。
 ここで問題が出題され、博子ちゃんが外れてしまうと、バッグは次のリーダーに渡ってしまうのだ。
 その問題とは、『このことを、ことわざで何と言うでしょう』…。で、選択肢が“猫に小判”“豚に真珠”“馬子にも衣装”“身から出た錆び”“石の上にも三年”“博子もおだてりゃ木に登る”などと出てきて、最後の10番が“恐喝”である。
 客席のファンさんたちから「10番!10番!」の声が飛ぶが、正解は“全部”だそうだ。
 バッグを無事にゲットできた博子ちゃんは「バッグをもらえてうれしいです。この二年で十年ぐらいの経験をさせてもらえた」と言っていた。それを見て、かこちゃんがもらい泣きしていたようである。そんな博子ちゃんや、かこちゃんを見て、私の心の中に何か熱いものがこみあげてきてしまった…。

 5代目リーダーに任命された美香ちゃんは、「これから自分を出して、初心を忘れずにやっていきたい」と、今後の意気込みを私たちに見せてくれた。
 最後の「5代目リーダーについてきてください!」との言葉に、私は思わず「はい!」と答えてしまった。
 そして、美香ちゃんは今後、加納秀人さんとの仕事があるようで、不在時の“サブリーダー”に、川野朋美ちゃんが任命された。当の本人の朋美ちゃんは「聞いていない…」と驚いていた。どうやらこの話をこの場で初めて知ったようである。
 サブリーダー就任の最初のあいさつは、「ふつつか者ですが、よろしくお願いします」。と、まだ信じられないような表情で言っていた。

 四代目のコーナーでは、博子ちゃんが『約束』『17才』『18才』など5曲を熱唱する。
 次は、よっきゅんの登場で久しぶりの“静寂向上委員会”である。『燃えない心』『さよならは出逢いの明日へのしるし』の2曲だったが、もう見られない(見られるとしても、来年の卒業式だろう)と思うと、なんだか残念な気もする。
 それから、美香ちゃんから11月1日発売のシングル『寿司屋のマスター』についてのお知らせがあった。小僧寿司チェーンとタイアップ。CDに“巻き物券”が付いており、この券を小僧寿司に持っていくと、巻き物がもらえるそうだが、私の家の近所には、小僧寿司チェーンの店がない…(号泣)。

 最後は『若き知恵を讃えた天使たちの詩』『いつものように』『DANCE DANCE DANCE』『傷だらけの青春』『地球に愛を』などと続いて、最後は『終章〜エピローグ〜』で終了した。

[論説委員/○ちゃん]



98年冬号目次

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