last update:2000/05/10
■ コンサート・レポート ■
「3時間特大ライブ 地球に愛をコンサート」
1999/ 8/22(SUN) 11:00-
at こまばエミナース
8月22日、午前10時。今回は珍しく昼夜通してコンサートを見るために、この時刻にエミナースヘ着く。
私自身、昼夜通しの観賞は今回が初めてだし、SKiにとっても、いつもは『真夏の祭典』前日の夜に公演する『3時間特大ライブ』を、当日のうちにやるのは初めての試みではないのだろうか。
メンバーは総計9時間通しで公演をすることになり、これは、小林正樹監督の『人間の条件』(日本でいちぼん長い映画)にも匹敵する長丁場で、本当にご苦労なことである。
客席に着くと、社交に忙しいのか客の婆はまばらである。
渡辺淳一の『冬の花火』を読んでいると、かこちゃんによる案内のアナウンスが入り、徐々に客が入り始める。
1曲目は『プロローグ』。『愛と勇気と思いやり』に入り、今日の制服を見ると、まるでガールスカウトのようなワンピースだ。
私のいとしの歩ちゃんは、赤いワンピースに白いベレー帽。この服装が似合うことを、後に歩ちゃんがメイン・ヴォーカルを取るところで思い知らされることになる。
2曲終わって、美香ちゃんの「お言葉」と「グループ・メンバー紹介」。まずは「お言葉」。
「人は快適な生活を求めるかわりに、環境を痛めている」。
ついで、各メンバーが「地球の環境をよくするためにはどうしたらいいか」について自分の考えを述べる。
美香ちゃんはクーラーを節約し、買い物袋を使うそうだ。
こずちゃんは、ゴミのリサイクルで地球に愛を捧げるそうだ。
でも、それを客に言ってもムダだな。みんな、地球よりも先にメンバーに愛を捧げているから。
文香ちゃんは、ヘアースプレーを使わないようにしてフロンガスを抑制したいそうだ。
そのかわりヘアクリームを使うそうだが、そんなもの使わなくても、バッテリ決まってますよ、文香ちゃん!
真子ちゃん「地球に毎日動いてくれてありがとう」。???
槙子ちゃん「中学三年生、おバカな受験生生です」。これって答えなの?
かこちゃん「モノを大切にして、使い捨てはやめる」。
さすが、第二次石油ショックの年に生まれただけのことはあります。ハイ。
ゆみち「些細な事から始めた方がいい」。
歩ちゃん「電気をつけっぱなしにしない。でんこちゃん(※)に怒られないように」笑わせてくれます。
彩っペ「ゴミの分別」。
えりりん「10代の若い人たちが新聞を読んで、今の日本の状況をよく知る」。
舞香ちゃん「なるべく自分の家の車とか使わず、バスとか乗って大気汚染を防ぐ」。
さすがMy carちゃんです。
さおりちゃん「木を切ったら植える」。
美香ちゃん「リーダーです」。そりゃないだろう。
と、ここで重大発言!な、なんと、松田ゆかりさんが結婚されるとの噂が‥よく聞くと、佐々木忠平さんが、親戚のベーシストをゆかりちゃんに紹介して、あわよくば、自分がゆかりちゃんの親戚になろうとの魂胆から出た話との事だそうだ(でも、昨日居酒屋へ行った事を漏らしたのはまずかったぞ)。
『OH! YES』『美しいあの出会いと別れの歌』と続いて、朋美ちゃんとこずちゃんのMC。
今回は2曲続いた後、メンバーのMCが入るというバターンだ。
朋美ちゃんは、東京の夏といえば“スウィーティーガムのにおい”だそうだ。夏の暑さが嫌いらしい。雰囲気は好きらしいが。宿題はまったくないらしい。
逆に、こずちゃんはありすぎるらしい。朋美ちゃんが「事務所に持ってくれば、みんな手分けしてやってくれるかもしれない」といってくれたが、果たしてどうか…。本当にやってくれるといいですね。
字数に制限があるので、曲紹介とメンバーのMCだけ書きます。
『愛を君だけに』『恋のメロディー』
彩っペ 「夏キライ。虫いるから」
かこちゃん「地元は春なのに、ヘビが出てくる。夏好き。夏休み大好き。宿題キライ」
『なかよし』『明日を信じて』は、久々に聴くいい曲だ。というよりも、比較的新しい客の私はステージで聴くのは初めてだ。えりりんのおしゃまなしぐさと声がよくあっている。しかも“やじろべえ”までやってくれて。
ゆーたん「冷え性なんで夏は好き。水上では虫に攻撃された」。
『コンブレックスVer.3』『天気がいいね』
さおり 「夏は好きではない。でも事務所は涼しいので行くときはルンルン気分」
『わかるといいいね』『ディアジアース』
『ディアジアース』はバラード。
美香ちゃん、色々実験してますね。
すごい努力家です、あなたは。
ゆみち「夏は私の生まれた季節なんで、ハッピーです」
槙子 「由美子ちゃん、“ピチビチ”じゃなく、
“フニャフニャ”している」
ここで『第196回公開生徒総会』「地球に愛を」を討論テーマに。
美香ちゃん「地球にとって大切なもの」
文香 「海」
かこちゃん「いのち」
美香 「芸術。英語で[Art]をかこって(地球を表す)[Earth]。
すごいでしょう。自分で発見しちゃいました。
朋美ちゃん「言われてみれば分かるんですけど、スペルが
分からない」
美香 「21世紀、地球はどうなるのか」
槙子 「今よりよくなっている」
真子ちゃん「変わらない」
美香 「私もそう思う」
えりりん 「失敗はあるが、その分、何か(得る物が)あるのではないか」
歩ちゃん 「21世紀は来ない、大魔王が来るから」
美香 「歩ちゃん、宿題やってないからって、ここまで引っ張らないでください」
歩ちゃん 「私、信じてたんですよ。ノストラダムスに責任とってもらいたいですよ。
でも、私は終末思想が勝つと信してます」
豊臣秀吉が墨俣で一夜城を作っていた頃に死んだ人に、責任とってもらうって言ってもね。
ついでMC。ここでも歩ちゃんやってくれました
舞香ちゃん「盆踊りがスキ!」
歩ちゃん 「あれ不良が行くところですよ!スグやめなさい」
『知らない間にいじめてる』
『思い出は色エンピツで』は朋美ちゃん・かこちゃんの初期四期生たちによるもの。
文香「朝、風が涼しくて電気をつけるとゴキちゃんが交差していて“ゴキゴキ”ですよ」
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撮影/ブルーウェイブ
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『BOXER』『テスト』と続いて、美香ちゃん、さおりちゃんのMCの後、
新曲『My Sweet Lullabye』『1999』前曲はHellowの曲で、かなりテンポか早い。
『1999』は美香ちゃんの作詞による、今年から来年にかけてのSKiのテーマ曲。豊かな国で生きる人が、貧しい国で生きる強い魂を思って自分を恥したとき、世界はよくなるというこの曲。
美香ちゃんは、歌手というよりも、緒方貞子さん、犬養道子さんとかに近いタイプの人なのかもしれない。
世界観が広いし、本来歌手をやるような人ではないのかもしれない。
『低血圧のブルース』は石澤彩乃ちゃん。彼女の低音ボイスが、いかにもこの曲の内容にあっている。
いろいろ続いて『マスターヨーロッパ』。そうです、歩ちゃんが、ついに、この曲をリード・ボーカルしたのです。今のSKiで、この曲を完全にマスターして歌いこなせるのは歩ちゃんしかいないでしょう。
私も欧州諸国全て覚えました。ホントですよ(ウソだと思う人、私に質問してみなさい)
そして残り2曲『地球に愛を』『エビローグ』と続いて、このまま怒涛の『真夏の祭典』へとなだれこんだ。
(※) 東京電力の節電キャンペーンのCMキャラクター。
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