last update:2000/06/24  
■ FCイベント・レポート ■

 橋本美香 Birthday-party
2000/ 2/ 6(SUN) 19:00〜      
at 旧ニッポン放送『ラジオハウス銀河』

橋本美香
撮影/ブルーウェイブ 

 ( PART 1 )

 今回の会場となった所は、かつてニッポン放送のあったビルだ。
 何と言っても、あの「オールナイトニッポン」の放送もここでやっていたのだから、私には思い出深い。歌とDJでは正反対のキャラクターを見せる中島みゆき、ブラックユーモア連発のビートたけし、下ネタの帝王・笑福亭鶴光、その他タモリやとんねるずなどなどラジオっ子だった私にとって、オールナイトニッポンは青春の1ページだ。
 この思い出深い場所で橋本美香ちゃんのバースディ・パーティーが行われるのも不思議な巡り逢い((C))と言うことか。

 美香ちゃんは登場するなり「I Say Hellow」を歌い出した。服装は花柄のワンピースの上に、ジーンズのジャンパーというシンプルなものだ。
 曲が終わった後で「こんにちは!」とあいさつしたけど、客席から「もう夜だよ」と突っ込まれたので「こんばんは」に訂正した(鶴光なら「ワンバンコ」になるが)。
 この日は美香ちゃんにとって「バースディ・イヴ」ということになる。
 「今日は私にとって、十代最後の日なんですね」
 「私が子供の頃、親類に20歳の人がいてすごく大人に見えたんですけど、今の私も幼いイトコから見れば大人に見えるのかな?」と彼女は言っていたけど、この気持ちはとてもよく分かる。
 やはり、19歳と20歳の差は大きいと思う。
 20歳になってやってみたいことは、ボトルキープと一人旅だそうだ。

 「一緒に振り返ろう、美香ちゃんのアルバムのコーナー」

 幼い頃からSKiに入るまでの美香ちゃんについて振り返るコーナー。
 小学校低学年の頃はおとなしくて引っ込み思案だったらしいが、高学年になってからはおてんばで、よく男の子とケンカしたらしい。
 習い事はエレクトーンを初め、そろばん、水泳、少林寺拳法、書道など多種多彩で、水泳以外は皆、長続きしたらしい。始めたことは途中で投げ出さない性格なのだそうだ。
 これはSKiについても当てはまっている。私など、会社を二度も辞めているので、大いに見習わないといけない(苦笑)。
 初恋は中学時代で、三年の間に好きな人が4人いたという。
 好きな人には自分から告白してしまうということで、高校時代には彼女のいる男の子にアタックして成功したこともあるとか。
 でも、好きな人はよく変わり長続きしないそうだ。こちらの方は習い事とは違う。「恋多き女」というところか(笑)。

 「美香ちゃんのかけこみ恋愛相談室」

 美香ちゃんが一番楽しみにしていたコーナー。
 入場する時に「あなたの恋愛の悩みを書いてください」という用紙が配られていたのだが、何を書こうか迷っているうちに締め切りになってしまった。
 コーナーが始まって驚いたのは、みんな自分の本当の恋愛ではなく、SKiがらみの質問ばかりだったことだ。「一推しが2人でいいのか」「メンバーから手紙の返事が来ない」「(自分と)中学生メンバーと年の差がありすぎる」などなどそんなのばかりだ。
 それでいいのなら、私も「美香ちゃんが死ぬほど好きなんだけど、どうしたらいいの(C)」とでも書いて出せばよかった(笑)。
 ちょっと気になったのは、紹介された質問に、いわゆる“有名ファン”の、かなり内輪なネタが多かったことだ。これだと、分かる人と分からない人が出てきてしまうので、本当のプロを目指すなら、その辺のところはもう少し気を遣った方がいいと思うよ>美香ちゃん。

 「私のミュージックヒストリーコーナー」

 美香ちゃんは、歴代のSKiメンバーの中での持ち得る音楽性はトップクラスだが、それはこのコーナーでもよく分かった。
 4歳の時にオルガンを習ったのが最初で、小2から始めたエレクトーンを高2まで続けて、級をとったそうだ。5級になると先生になれるらしいから、あと一息というところだ。
 合唱ではいつもソプラノ(高音部)を歌っていたそうだが、確かに今でも彼女の高音は美しい。他にもリコーダーやクラシックギターをやったことがあるという。
 SKiに入ってからは、ドラムスやアコースティックギターにも興味を持ち、今はアコースティックギターを練習しているという。そのうちステージでやってくれると嬉しいんだけど。

お誕生日  「キーボード弾き語りコーナー」

 彼女が作詞・作曲した『ありがとう』という曲の弾き語りをした。
 童謡みたいなメロディに乗せて、美香ちゃんはいろんな人に「ありがとう」を言う。
 「ありがとうお母さん」「ありがとうお父さん」「ありがとうあなた」…。
 「えっ?「あなた」って誰?」なんて思ってしまったけど、まっいっか(not 遠藤)。
 なお、この日歌った曲は、「I Say Hellow」「愛したい」「I Need You」「愛を君だけに」「過ぎ去りし愛」「I'してる」「I Say goodbye」など。
 「今日歌った曲のタイトルには、みんなアイ(愛・I)」という言葉が入っているんですよ」。ということだが、この辺にも美香ちゃんのセンスが感じられる。
 2年前のバースディ・パーティーでは「恋愛、家族愛、地球に対する愛、いろんな形の愛をたくさんの人に伝えたいです」と言っていたけど、彼女の歌のテーマは、どうやら「愛」らしい。
 明確なテーマを設定して歌うのは、歌手としてとても大事なことだ。

 最後は恒例の、ファンによる「ハッピーバースディ」の合唱。
 「今年は泣かないんです」と言って頑張っていた美香ちゃんだけど、涙を抑えることは出来なかった。
 無理しなくてもいいんだよ。泣いてくれた方が、ファンとして嬉しいって気持ちもあるんだから。

 イベント終了後はツーショット・ポラ。これで終わりかと思ったら、美香ちゃんは物販コーナーに移動して、グッズを買った人と握手ということになった。私は握手につられてビデオを買ってしまった。
 そう言えば、今回は握手会がなかった。質問コーナーもなかったし、プレゼントは手渡し禁止になってしまったので、ちょっと残念だった。(個人的には、クイズコーナーで正解できなかったことも残念)。
 ところでこの日の美香ちゃんは、いつもの彼女に比べて妙にハイだったような気がした。
 「美香ちゃんってこんな子だっけ? 何かいいことでもあったのかな?」とも思ったけど、彼女のいつもと違う一面が見れて良かったということにしておこう。

 P・S 美香ちゃんは「“おばさん”なんて言わないで応援してください」って
    言ってたけど、こんなに可愛い“おばさん”なんていないよ(笑)。

【編集委員■本間寛】 



橋本美香
撮影/ゆめのしずく 

 ( PART 2 )

 美香ちゃんのバースデーは3年連続となった。いつもは事務所なのだが、リーダーは(博子ちゃんもそうだった)場所が違う。
 今回のラジオハウス銀河はニッポン放送「オールナイトニッポン」の公開録音などが行われた場所。当時はラジオに耳を傾けて雰囲気を味わっていたが、まさかこんな形で来るなんて思っても見なかった。
 今回も80人強入っていた。あいかわらず美香ちゃんの人気は根強い。

 さて、今回は残念なことがあった。美香ちゃんにプレゼントを渡せなくなったのだ。美香ちゃんに気持ちが伝わるだろうか。
 「I Say Hellow」スタート。20才になった実感はあまりわいていないと言う。
 成人式では結婚してすでに子供もいる人もいたらしく、「私もそんな年なんだな」と思ったという。
 これからは一人旅もしてみたいと言っていた。国内で行きたいのは京都だという。街の雰囲気がすきとか。
 「愛したい」を歌った後は「美香ちゃんの思い出のアルバムコーナー」。美香ちゃんが生まれてからSKiに入るまでを話す。

 小さい頃…「Drスランプ」のガッちゃんそっくりで、ベランダで独り言を言うような子だったという。幼稚園の時には両親へのプレゼントを作る課題がいやで(両親は入院中だった)脱走したこともあったそうだ。

 小学校時代…おとなしくて人付き合いは苦手だった…というわりに恋の話はけっこうあったらしい(笑)。高学年になると男の子と箒で殴り合うぐらい気の強い子になったようだ。
 習い事はエレクトーン・ソロバン・水泳・書道・少林寺などをやっていたがどれも辞めずに長続きしたという。ちなみに少林寺の同じ道場には川野朋美ちゃんもいたらしい。

 中学校時代…同級生は小学校の時と同じメンバーだった。バスケット部の男の子に恋をして5回フラれたのもこのころ。修学旅行で京都へ行ったが、これで京都が好きになったらしい。あと西湖にグリーンスクールに行ったとか。
 受験の時は反抗期だったらしく、学校を決めるとき両親ともめたらしい。でもお母さんから励ましの手紙をもらったり、合格したときは50本のバラをプレゼントされたそうだ。

 高校時代…SKiに入る前に定食屋でバイトをしたらしい。店の入り口で「いらっしゃいませ」というだけらしいが、10時間も立ちっぱなしで1週間に2キロもやせたらしい。結構厳しいバイトだったようだ。

 こんな話をしていたと思う。間違ってたらごめん>美香ちゃん
 あと思い出のCDとしてダイアナ・ロス&シュプリームスの「恋はあせらず」を紹介していた。
 3曲目は「愛を君だけに」。歌詞に感動したらしい。
 「大人になったみかちゃんの駆け込み恋愛相談コーナー」では、事前にファンから相談事を用紙に書いてもらったものに美香ちゃんが答えるというもの。ただし質問は「SKi以外に好きなグループの子がいる」「浮気者の兄がいるので浮気者に見られるのをどうしたらいいか」「1推しが2人いる…」があったりした。ちなみに「好きになった人に告白するのはどうしたらよいか」という質問に対して美香ちゃんは「私だったら「好き」ってストレートに言ってほしい」そうだ。
 質問に関しては「すごく面白いので後で読みます」と言ってたが、本当に読んでいるのだろうか?
 4曲目の「I Need You」の後は「私のミュージックヒストリーコーナー」。美香ちゃんが今までやってきた楽器から有志合唱団でソプラノのパートリーダーをやっていたことまでを話す。こういう下地があって今の美香ちゃんがあると認識させられる。また美香ちゃんはこれらの経験がコーラスやコーラスアレンジなどに生かされていると言う。


 で、なんとキーボードで自作曲を弾き語りすることに。「ありがとう」という曲であった。詞はいかにも美香ちゃんらしい「まっすぐすぐ」(by酒井美紀)なものであった。

 ありがとう ありがとう お父さん ありがとう ありがとう お母さん
 わがままでも 泣き虫でも どんなときも愛してくれる
 ありがとう ありがとう あなたにね ありがとう ありがとう 心から
 一人だけじゃさびしすぎて つよがるけど そばにいてね
 ありがとう ありがとう ほんとうにね ありがとう ありがとう 幸せよ

 5曲目は「過ぎ去りし愛」で、そのあとクイズコーナー。当たった人にはサイン色紙。ネタには苦しむようだ。
 3問出題したのだが、私はウケねらいだったので当たらず。最近はどうも弱いみたいだ。
 6曲目の「I'してる」はやりたかったんだろうなぁと思う。最後は「I Say Good-bye」。今回の選曲は「愛」がテーマだったという。「20才になったという事で愛を大切にしたい」そうだ。
 ここでお約束の「ハッピーバースデー美香ちゃん」の合唱。美香ちゃんは泣くのをこらえていた。
 「今日は泣きません!」でも、目がうるうるしてるのを見逃さなかった。美香ちゃんは後ろを向いて泣いていた。

犬  ツーショットポラが終わると今度は臨時の握手会。ビデオや色紙を買った人は美香ちゃんと握手ができる。でも私は買っちゃうと家に帰れないので泣く泣くあきらめざるをえなかった。
 すべてが終わっても本間さんやその他のみなさんと話してて、出待ちした訳じゃないのに10時半まで現地にいた。とても寒い日のことだった。

【編集委員■ホーカー・テンペスト】 



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