last update:2000/11/23
■ FCイベント・レポート ■

 篠原智子LIVE
  2000/ 1/29(SAT) 19:00-
at  Lesson Room SKi

篠原智子
撮影/PTAコミティ_

 【篠原智子】
 1978年3月10日生まれの22才。94年1月2期生としてSKiに入る。95年夏ぐらいからステージで歌えるようになる。
 96年4月には横浜教育会館のコンサートで「脱走事件」を起こすなど話題をふり巻いた。
 ユニットとしては寿隊で小隊長、静寂向上委員会では2代目リーダーとして活躍。97年2月卒業後はソロ活動を行い、98年3月を最後に引退。現在は地元で歯科医院の受付嬢を勤める。
 代表曲としては『小さな生命』『うたかたの夢』『天使のアイス』『Air mail』『キャンパスのある街』など。

 98年3月に引退ライブをやった時は「もう逢えないだろうな」と思っていた。それが99年に卒業生イベントがあって逢うことができた。そしてこの日はもうやる事はないと思っていたライブの日。実はしのから高橋プロデューサーにお願いして実現したものだという。
 さて会場に着いてみると入り口で「こまった」女性がいる。なんと「しの」であった。どうやら体重がのらなくて自動ドアが開かないらしい。
 私が後ろでのってドアを開けると駆け足でコミティへ。仕事が終わってから来たのであった。

 ライブは『恋』でスタート。1曲歌ってトークという形で進行していく。
 社員旅行ではハウステンボスに行った、愛犬ロッキーはもう高齢になってしまった、乗馬はもうやっていない、受付をはじめた時は患者さんの苦情が多くて泣いてしまった…。という話をしながらもファンのつっこみにも答えてくれて、アイドルになった気分でステージを楽しんでいるしのがそこにいる。
 私はそんなしのとの時間を慈しむように楽しんでいた。美香ちゃんのライブだとこうはいかない。
 3/10で22才になったしのだが、姿そのものはあまり変わっていない。たしかに年輪は増している感じはしたけれど、ステージの歌声も笑うときの表情も変わっていない。しのの体はとても小さい。首の細さを見るとそれが実感できる。そのせいかしのの歌声はとても小さい。でも歌声はとてもきれいである。それもまた変わっていなかった。
 歌は吉成圭子さんのナンバーを中心に、初めての『美しいあの出会いと別れの歌』『初恋の並木路』を経て静寂向上委員会ナンバー、そしてしののオリジナルナンバーという流れで、今までのしのライブと変わっていない。でもこの“変わらない”ことが大切なのかもしれない。
 歌ったのはアンコール2曲を含めて24曲。しののオリジナルナンバーはもう何人ものメンバーが歌い継いでいるが、やっはりしのの歌にはかなわない。もう他のメンバーの歌は聞けないなという気持ちになる。
 『うたかたの夢』ではファン2人をステージにあげてともに歌う。博子・みーつー(あるいはめぐ)と歌った事が忘れられないのだろうか。そういえば今は梢ちゃんが歌っている。
 最後のツーショットではしの一人で撮る時にマイクを持って思いっきりアイドルしてもらった。0氏がその前に使っていたので反則だったのだが…。できあがったポラの質はよくなかったようだが、アイドルしてるしのを写すことはできたようだ。

 6月にPANTAさんと一緒のライブが決定した。「篠原智子」はまだ終わっていない。

【編集委員■ホーカー・テンペスト】 



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