last update:2000/11/23
■ FCイベント・レポート ■

 ユッキーの1年遅れのごあいさつ
  2000/ 2/ 5(SAT) 19:00-
at  ニッポン放送ラジオハウス銀河

井上裕紀子
撮影/PTAコミティ_

 【井上裕紀子】
 1978年9月9日生まれ。南青山少女歌劇団で舞台を踏んだ後、95年8月にSKiデビューを果たす。
 3期生の主力メンバーとして活躍し『初恋にサヨウナラ』『初恋のセレナーデ』『強がり』などのナンバーを残す。
 98年5月にはソロライブも経験。99年2月に卒業したが、その時に結婚・懐妊していることがわかり、ファンにショックを与えた。

 「井上裕紀子」が衝撃的な卒業をして1年が経ち、ようやく「お別れ会」が行われることになった。
 卒業理由が理由だけに私の周りではゆっきぃに対して「許せん」という感情を持っている人が多い。はたしてどのぐらい集まるのかなと思っていたが、60人ほどの人が集まる。意外に集まったものだ。
 今回は「事情により」ツーショットポラはなし。そのかわりゆっきぃのサイン入りポラが売られていた。やはりミセスになるとスタッフも気を使ったのだろうか…。でも今までずっとフレンドリーという形でファンと接してきたゆっきぃらしくないな…と感じていた。会場のせいかもしれないが…。

 まずはおわびのあいさつから。ゆっきぃはまるで70年代の若者のような服装。さらに金髪のカツラをしていた。髪を短くしていたのだ。心配していた体の具合はもう大丈夫のようだ。赤ちゃんも元気で、近々「公園デビュー」したいと言う。
 ゆっきぃの家にはよく卒業生が遊びにくるそうだ。メンバーは博子・愛・彩子・美緒子・直美ちゃんだそうだ。ゆっきぃはカレーやシチューなどを作ってもてなしているらしい。美緒子ちゃんや直美ちゃんは同窓会イベントにくる可能性は低いともっぱら言われている。みおりんは1度逢いたい気もするが…。
 しばらくすると、ゆっきぃは美香ちゃんをゲストに呼んでオーディションの話を始める。SKi、そしてその前にいた南青山少女歌劇団(イベントではそういっていなかったが)のオーディションの話も出ていた。美香ちゃんも興味津々で聞いていた。
 2人は友達でありライバルでもある。SKiでは結局美香ちゃんが残ったが、それは美香ちゃんの生き方がSKiの流れに合っていた、という事なのだろう。
 そういえば子育ての話しもしていた。その時のゆっきぃはとてもうれしそうであった。ファンに気を使ったのだろうか、ダンナ様の話は何もなかった。
 歌のコーナーでは『故郷』『あの日から』『冷たい風と朝日の中で』『初恋のセレナーデ』『Letter』『あまえるな』『初恋にサヨウナラ』の7曲。私は『Letter』が1番気に入っている。願わくば『強がり』も歌ってほしかった。

 ゆっきぃはできることなら卒業イベントに出たいと話していた。子育てとの両立が大変ではあるが、個人としては出るのなら歓迎したい。
 だがゆっきぃはもうゆっきぃではない。「あの事件」以来「二度と逢いたくない」「記憶から消したい」というファンがいることも事実だ。ファンは「現実を見せてしまった」アイドルには厳しい。
 「夢を壊した」代償はあまりに大きい。

【編集委員■ホーカー・テンペスト】 



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