last update:2000/10/20
◎ 緊急寄稿 ◎

 久川由美子ちゃん・石澤彩乃ちゃん・吉乃清美ちゃんへのメッセージ


久川由美子
撮影/ゆめのしずく_

 由美子ちゃんは、体調不良により5月以降は休業と聞いていたのに、5月公演は出演してくれた。
 きっと辛かったんだろうけど、それを全然感じさせないでステージを務めた由美子ちゃんは、本当によくガンバッテくれたと思う。
 ファンとしてみれば、もちろん SKiに由美子ちゃんがいてくれた方がいいに決まっているから、出来れば今後も出演して欲しいと思っている。
 でも、体調が悪いなら、ベストな状態でステージに立てるようになるまで、まずは自分の体を第一に考えて欲しいと思う。
 今後は体調を見ながら SKiの活動を続けるということだけど、私たちファンはいつも
由美子ちゃんのことを応援しているよ。

 ※ この文章は、2000年5月に書かれたものです。

【編集委員■本間寛】 



 【あやのちゃんのこと】
 99年7月のピクニックから彩乃ちゃんとお話しすることが多くなった。
 今のお話しできるメンバーはくじで決められてしまう。
 「メンバー全員が推しです」というファンばかりならいいし、スタッフもそれを望んでいる事だろう。でも実際にはそうではない。
 メンバーが来なくて残念だったという声もあるのだ。
 現に私も99年の『お花見』以来、今の一推しの美香ちゃんとお話しする機会がない。せめてお話会の時の最後1回ぐらいは、一推しメンバーに行ってもいいという事にして欲しいと思う。

 話がずれてしまったが、私が最近当たるのが多いメンバーは歩ちゃんと彩乃ちゃんだったのである。
 彩乃ちゃんと話したことは“学校の事”だったり、“SKiの事だったり”でそんなにめずらしい事ではない。その後受験でお休みしたせいもあって99年はそれだけで終わった。
 だが2月の『バレンタインイブ中華祭』あたりから彩乃ちゃんの印象が変わりはじめる。
 この日復帰した彩乃ちゃんはみょーに魅力的になっていた。この中華祭では私の推しが全員欠席していたため、ノリはいまよっつであったが、彩乃ちゃんや舞香ちゃんとお話しできたことは収穫であった。
 特に彩乃ちゃんは「1日も早く復帰したい」とSKiの今後の活動に意欲を燃やしていた。さらに3月のお花見ではその“まるさ”に感動すら覚えた。今のメンバーには出せないものがあった。
 しかし一方、中華祭でこんな話もしていた。

石澤彩乃
撮影/竹ちゃん__

 「これから入る高校の学力はとても高いんです。ついていけるかどうか不安ですよ」。
 これで活動ができなくなるほどの状況になってしまうとは…。

 4月のインフォメが送られてきた。読んでみると唖然とした。久川由美子ちゃんと石澤彩乃ちゃんが活動をお休みするとのことだった。2人とも学校とSKiの両立ができなくなったというのが原因らしい。
 ゆみちは体調不良もあり、彩乃ちゃんは学校の学力レベルが予想以上に高く、大学受験を目指すなら今から相当勉強しないと厳しいということのようだ。
 ここから感じることは、SKiを取り巻く環境は年々厳しくなっていると言うことだ。そのことは99年に短大・高校受験のためにメンバーが半年も欠席したことでも分かる。
 今年もすでに吉乃清美ちゃんと石崎麻里ちゃんが高校受験で8月からお休みすることが決定している。
 今回の彩乃ちゃんの場合は、無事高校に入ったとしても、SKiでこのまま活動するという保証はないことを証明してしまった。

【編集委員■ホーカー・テンペスト】 



 本誌の編集作業中に新しい『SKi INFORMATION』が、私の手元に届いた。
 そこに書かれた今回の告知。これが一体どういうことを指すかは、読者の皆さんはよくご存じであろうから、あえて書かない。
 私が今言えることは、現在の『制服向上委員会』に、不必要なメンバーは一人たりとも存在しないということだけだ。

 久川由美子ちゃんの、あのキテレツなキャラクターを次々に作り出す発想力とセンス。
 今年になってきてからは、そんなエキセントリック(失礼!)なキャラとはうって変わった“女らしさ”“静けさ”という側面を見せ初めた。
 一月の『ごあいさつ』の時に歌ってくれた『キャンパスの恋人』は、「この歳で歌うにはちょっと早いんじゃないか」とは言われたものの、この先の展開、そして成長に期待が持てるものであった。
 そんな矢先での卒業決定は、実に寂しい。実にむなしい。

 あまりにも唐突で急転直下と言えるこの決定は、おそらく今春から通い始めた学校の関係からきたものであろう。
 かつて一期生の白石桃子や三期生の広川瑛子は、“芸能活動”と“高校生活”との二者択一を迫られた時、前者を取った。
 だが“アイドル”と同時、いや、それ以上に“普通の女の子”であることを義務づけられる現在の『制服向上委員会』のメンバーである以上、仕方のないことなのかなと思う。
 でも、なんか悔しい。

吉乃清美
撮影/ゆめのしずく__

 8-10月と、来年1/13のコンサートに長期欠席する石澤彩乃ちゃん。そして受験勉強の為、一時的に『SKi保険』の対象から外れる吉乃清美ちゃん。この二人も将来性において大きな期待が持てる二人だ。
 石澤彩乃ちゃんのステージ上でのセリフ回しは独特の味があり、センスの良さを感じさせるモノだ。少なくともこれだけ出来る娘は他のメンバーにはいない。ひょっとしたらそのセンスはかつての菊地彩子に匹敵するのではないか。と私は思っている。
 彼女のキャラは歌唱面と言うよりは、演劇の面でこの先きっと必要になってくる。また、“まるい”ルックスからくる外見上のイメージとは趣を異にする、押しが強いというか、ちょっと“がらっぱち”な側面も、彼女独特の個性と言えるのだ。
 そして、吉乃清美の将来性。五月のコンサートで新ユニット『どんぐり』で「さあこれから」とばかりに、第一歩を踏み出した所で活動が停まってしまうとしたら、それはとても悲しいことだ。
 彼女たちには、まず自分個人を第一にして、マイペースでいいからSKiの活動を続けていってほしいものだと切に思う。

 ※ この文章は、2000年6月に書かれたものです。

【編集長■ブルーウェイブ】 



KS3トップページ2000年夏号目次

Copyright (c) 2000 Kochira Shinjuku 3-chome