last update:2000/11/01
■あの日のSKi 応援日記■
思い出は色エンピツで
< 地方公演がもたらしてくれたこと >
今回は、96年夏に行われた『ワーストツアー』の名古屋公演に行ったときのお話です。
友人と2人で行ったのですが、新幹線の発車時間が早いということで、いつも集合場所に決めている池袋はやめて、東京駅構内にしました。
本当は『快速・ムーンライトながら』で行きたかったのですが、僕が指定券を買い求めた時にはすでにSold Out。「やっぱり鉄ちゃんが多いのかなあ」と思いました。
この夜行の快速は、普通列車時代もかなり人気があったから、仕方ない。周遊券だけとりあえず買いました。
東京駅で友人と会ってから新幹線の特急券(自由席)を買い、早速列車に乗り込みました。
車内では私も友人も、今回がアイドルのイベントやコンサートで行く初めての遠出だったのでワクワクしていました。
朝食もそこそこに済ませて、「どんな客のノリなのかなあ」とか、「新曲なんか出ちゃったりするのかなあ」など話が盛り上がりました。しかし、何よりもまず、名古屋には9:30くらいに着くわけだから、どこかでヒマをつぶすことと、昼食をどこでとるかということに話が移りました。
そこで友人の持っていた名古屋の観光ガイドのような本の中から、『HMV 名古屋生活創庫店』を見つけた(と言っても、駅前だったんですよね・・・)ので、「『寿隊』なども来たこのお店は。一体どんな感じなのか確かめに行こう」ということになりました。
そうこうしているうちに、名古屋に到着。いゃ〜、新幹線は速いですね。
それはともかく、9:30くらいに着いたため、HMV はまだ開店していませんでした。それならば、とばかりに、東京で慣れ親しんだ(本当はそういうことではダメなんですよ)、『代ゼミ・名古屋校見学』をしようということになりました。
まあ、中は設備がすばらしくて、上の階に上がるのにエスカレーターがあったり、『代々木ライブラリー』という参考書と筆記用具など文具を扱う店も入っていて充実していて、地下には食堂まであるという、代々木校(最近、キレイになったそうですが)では考えられない立派な校舎でした。余談になりますが、『代々木校・サテライン』でもおなじみの、英語の西谷先生の人気は名古屋でもすごかった。僕はこの先生のおかげで英語好きになったようなものですから、妙に嬉しかったことを覚えています。
で、この校舎の食堂で10:00まで時間をつぶしました。
そしてHMVへ。さぞかし広いスペースがあるのだろうと思ってきたら大間違いでした。僕たち2人は一生懸命スペースらしき場所を探したのですが、ないのです。ようやく20分後ぐらいに見つけました。写真などで見るとかなり広いスペースに思えたのですが、行ってみないと分からないものですね。こんなに狭いとは・・・。
さて、まだ昼の部まで時間があったので「昼食を『CoCo壱番屋』というカレー専門店に食べに行こう」ということになり、名鉄と相互乗り入れしている地下鉄で、店の最寄り駅まで行きました。
さあ、そこからが大変。店への道が分からなかったのです。38度の猛暑の中、昼の部の開演時間も迫ってきています。焦ってしまいました。
ようやく店を見つけてさっさと食べ、すぐに駅へと戻ったのですが、その店で出たカレーは辛さの調節なども出来、味も良かったし、おすすめのお店と言えますね。その店の周辺は本当に何もないところなんですけど、昼時とはいえ、かなり混んでいました。
会場になんとか間に合って着くと、開演時間が近づいているというのに、まだ階段で入場を待っている人たちがいるじゃないですか。そこがまた暑くてどうしようもなくて、まるでサウナに入っているようでした。
そしてなんとか入場すると、もうすでにIJR商品をその場で買ってくれた人への握手会というヤツが終わっていました。あげくの果てには、開演したというのにまだグッズを買っているという始末で、えらい目にあいました。
昼の部のことで印象に残っていることと言えば・・・。
(1) 吉成圭子さんがいた。
(2) 松田ゆかりちゃんの新曲が多かった。
(3) 吉成・松田以外のメンバーが皆、TWOテールでとても可愛かったこと。
(特に宮田直美ちゃんには、またまたとろけてしまいました。TWOテール可愛すぎ!!)
(4)『直美の“チョベリバ〜って感じ”の時間』という素晴らしい
(ちょっと狙いすぎとも思える)コーナー。
(5)『恋は数学』の直美ちゃんの“プン×5バージョン”。
「いゃー、昼からこんなにテンション上がってて大丈夫かなあ」と思うほど、僕達はヒートアップしていました。
初めて行ったライブハウスでしたが、なんか『クラブチッタ川崎』をもっと縦長にしたような感じでした。
あと忘れてはいけないのは、僕達はこの日の出演メンバーをあらかじめ聞いていなかったことです。
だから当時直美ちゃん一推しの僕は喜びまくっていたのですが、一緒に行った友人は小林久子ちゃん一推しの人だったので、“ブルー入りまくり状態”。昼の部終了後即、やけ酒ならぬ“やけコーヒー”を飲みまくりましたから大変でした。
友人がブルーになっている時に、僕は至福の時を迎えていた訳ですから、僕はどういう表情を作ったらよいのか困りました。
ということで、つぎ、夜の部まで時間があったので一度名古屋に戻って買ったグッズなどをコインロッカーに入れようということになりました。が、これが命取りに・・・。
またも夜の部の開演時間が迫ってきたのです。大急ぎでに会場に戻りましたが、またもや握手会を逃してしまったのです。
「もう30分開場を早くしてくれれば」と思いました。入場口が狭かったですしね。
さて、夜の部で記憶していることというと・・・。
(1) 吉成さんとゆかりちゃんのデュエット。
(2) 新曲『青春』、『時の流れに』。
特に後者は、当時このツアーに参加したメンバーで現在残っているのは
橋本美香ちゃんだけですから、もう長い時間が過ぎたのだなあと実感します。
(3) ゆっきぃリードボーカルの『同世代の少女達へ』。
この曲は、諸岡なみ子ちゃんの後、菊地彩子ちゃんが歌い継いだ曲で、
アルバム『地球に愛を』に彩子ちゃんのリードボーカルで入っています。
この日のゆっきぃは、この曲は何故か音を外しまくっていました。
客席が非常に熱く応援していたからなのでしょうか?
僕らもすっかり汗びっしょりになり、熱くコールしていたのを覚えています。
終演後、友人はアルバム『聴間テスト』を購入。ジュースを飲んでから、名古屋へ向かいました。
駅周辺で居酒屋のチェーン店を探したのですがなかなか見つからず、 タクシーの運転手さんなどに聞いたりして、なんとか『つぼ八』を発見。酒を呑みながら、その日のことを語り合いました。
そうこうしているうちに、新幹線の最終が間に合うかと言う時間にようやく名古屋駅に到着。「こりゃ、寝台しかないな」ということになり、寝台急行『銀河』で東京まで帰ることにしました。もちろん B寝台で。ホームで待っている間は、『聴間テスト』の中から『若き知恵を讃えた天使達の詩』ばかり聴いていました。
やがて列車がホームに入線してきて車内に乗り込むと、寝台上段に友人、下段に僕という感じになりました。
でも今日の2公演だけでは足りないのか、友人が上段から降りてきて、僕が編集したテープを聴こうということになり、そこから僕と友人だけの『深夜の部』が行われたのです(って、バカですよね(笑))。
テープの選曲は昔のアイドル、高橋由美子の『Fight!』『笑顔の魔法』から、アルテミス系まで幅広く選んだつもりだったつもりだったのですが、なんかアルテミス系が多くなってたみたいで、森下純菜ちゃんの『おちゃめなパイナップル』とか、水野あおいちゃんの『Dan-Dan』『あおい伝説』『見つめていたい』などでした。またSKiからは『エピローグ』くらいだったと思います。
とにかくこの“深夜の部”は盛り上がりました。結局、90分ほどやって午前2時くらいには二人とも寝ました。東京には5:30くらいには着くというのに、のんびりとした僕達でした。
でもやはり、初めての地方公演、深夜の部(一応、コールとかも小さな声で入れたし、手拍子も入れました)、つぼ八、様々な場所で色々なことにぶつかり、語り合うことで僕ら2人の友情が深まったと思います。
今ではその友人はSKiには来なくなりましたが、今でも一緒に新宿に飲みに行ったり(って、お店の名前は言わなくてもお分かりですよね)、サッカー観戦しに行ったりしています。
何の気なしに行った地方公演でしたが、僕の人生にとって有意義なものとなってくれました。
地方もいいっすよ!!
【埼玉県■恵里子にTry!】
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