■むつらぼしから引っ越してきたコラム・その2■

 BW編集長の使えないお話 KS3 5周年


  << 五周年を迎えて >>

 まずはKS3読者のみのきゅさんより、このようなメッセージをHPにいただきましたので、紹介させていただきます。

 KS3って、もう5年になるんですね。
 スタッフさんは入れ替わっても、クオリティーが落ちないのはすごいですね。
 これだけ長く続けていても、基本にあるもの(メンバーに対する優しさ)が、しっかりしているので
 安心して読むことの出来るミニコミです。
 (中略)
 5周年を迎えても、これまでとは変わらずに、メンバー・ファンさんから
 愛されるミニコミを発行していってください。
 少し早めの、5周年おめでとうメッセージでした。

 このようなメッセージを頂けるとは、本当にうれしいです。
 しろくま☆しゃしょう氏から、編集を引き継いだのは、おおよそ3年。その間いろいろな苦労(制作そのものの面ではなく、金銭的な面、そして人間的な面)をしてきましたが、なんとか出し続けることができております。
 正直なところ、自分自身では、しろくま氏が手がけていた頃と比べてクオリティが維持出来ているとは思っていません。なにしろ誤字脱字は多いし、発行の予定を大幅に過ぎてようやく発行・・・ってのも頻繁ですしね(^^;)。
 出来上がった冊子を読むたびに「うわー、あっかんなぁ」とか「ここ失敗したなぁ」といつも感じている始末ですし、他のミニコミ誌を読んで「やるなあ」「うちもまだまだだなあ」とヘコむこともたびたび・・・。

 しかし私たちは「ライブ・アイドルへの愛情」という点では、どのミニコミにも負けたくないと考えております。
 この「愛情」とは。そしてKS3の編集の基本的コンセプトは「SKiを中心としたライブ・アイドルたちへの外野応援団であれ」というものです。
 素晴らしいモノを見せてくれたときには、ありったけの力を込めて拍手し、逆に失敗してしまったりしたら、ねぎらいの言葉をかけ、そしてひどいモノを見せられたらブーイング(ただし、度を過ぎた行動はダメです)をする。これがファンさんのもつ「愛情」であり、ひいてはアイドルファンの正しき姿だと思っております。

 「愛情」とは単にいいことばかりを並べると言う意味ではありません。
 そう言う形でミニコミを出すのは簡単です。「〇〇ちゃん、かわいいー。はにゃ〜ん」的な記事ばかり並べておけば、ファンさんからの抗議はまずないし、ネタに上がったアイドルが気分を害することもありません。一応全てが丸く収まります。しかし、そんなものを一体誰が欲しがるのでしょうか。
 また「ミニコミは自分の意見を発表する場だから、読む人のことを考えなくてもよい」という意見もありますが、それは明らかに違うでしょう。
 ミニコミを出す者は、作った冊子と引き替えに印刷や製本の経費をいただいているのです。それは何百円という少額ですが、人様の財布を開く以上は、それに見合ったものをお渡しするというのは当然であり、また良識だと思います。
 「激励」「叱咤」「忠言」この全ての要素の並立。
 「むずかしいこと」を「分かりやすく」読ませる。
 私はこの考え方を基本にして、KS3を編集しています。

 ミニコミにおいて、否定的な意見を発表するということは実に難しいものです。
 送り手側の書き方、そして受け手側の読み方によって、とんでもない方向に捉えられてしまい、最悪の場合、トラブルを起こす可能性だってあるのです。
 実際に、私の原稿の表現が不適切であったことにより、読者の方から「表現にトゲがある」「書き方がキツイのではないか」というお叱りの言葉をいただいたこともあります。
 この指摘を受けてから、文章表現には今まで以上に気を配るようにしました。
 まだまだ編集技術においては不勉強なところが多いのですが、これからも勉強して頑張っていきたいと思います。

 話は変わって、私は、来春、SKiは一つのターニング・ポイントを迎えるかもしれないと思っています。
 現時点(11月下旬)では、久川由美子ちゃん、波平槙子ちゃんの卒業が決定しており、さらにメンバーの中で、何人かの卒業が有力視(それが誰かはあえてここでは書かないけどね)されております。
 このことから考えて、98年2月以来の大人数の卒業もおおいに考えられます。
 となると、来春以降のSKiのステージングは、大きく変化していくということになるでしょう。

 私はもう幾度も「SKiメンバーの卒業」を見てきましたが、何回見ても、寂しさを感じます。
 逆に言うと、それは新しいSKiへの出逢いであり、喜びでもあるのです。
 六期生の石崎麻里ちゃんは、歌唱やダンスの才能において入会当初から注目されていました。現在は高校入試の為活動が制限されていますが、高校入学後の来春以降、SKiの活動において最も期待できるメンバーです。
 そして古賀美雪ちゃんは、小学生という年齢ながらも、秘めたる可能性というてんでは、間違いなくSKiナンバーワンなのではないでしょうか。
 レッスン生では、星川りりかちゃんが早くもファンさんから注目されているようですし、川野朋美ちゃんにそっくりということで注目されている小田亜摘ちゃんも、素性はなかなか良いと思います。
 私個人の意見を書かせていただきますと、喋りにおける相沢萌ちゃんのカンの良さは、注目しても良いのでは・・・と思います。
 SKiだけではありません。他のライブ・アイドル団体からも、この先とても有望な女の子が出てきております。
 この春水野あおいが引退したアルテミスでは、15歳とは思えない、美少女系のルックスを持つ清水美穂ちゃん、現在人のストレスを吸収してしまいそうな“癒し系キャラ”の中西未来(みく)ちゃんなどが出てきてます。
 この他のジャンルからも、将来がとても楽しみな女の子たちが、たくさん出てきてます。

 これら未来のアイドルたちと、一つでも多くの美しい思い出を作っていくために・・・。
 KS3が、わずかでも力になれたら嬉しいなと思います。

【編集長■ブルーウェイブ】


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