◇FCイベント・レポート◇
49/89ツアー
at 山中湖・東照館 2000/ 7/ 8(SAT) 〜 7/ 9(SUN)__
午前8:00過ぎ。予定よりちょっと遅れて京都の竹ちゃんの家に到着。
Part 6
今日は竹ちゃんの愛車『えりりん号』の出番である。
竹ちゃんはこの日のために、エンジンのタイミングベルトとタイヤを交換してある。
長距離ドライブにかける気合いは十分だ(笑)。
昨年の水上ツアーと違い、今回は高速道路の乗り継ぎが名神から東名の一回だけなので、とても気が楽だ。時間に余裕がたっぷりあると言うことでエンジンの回転を上げずに最低速度の80キロをキープし、徹底的に燃費を稼ぐ運転を心がける。心配していた天候も、進めば進むほど晴れ渡っていく。正直なところ拍子抜けしまった。
岐阜県に入った頃、竹ちゃんの携帯にKS3読者の新聞屋さんから電話が入る。なんと、もう会場についてしまったという。これには竹ちゃんと2人でびっくりしてしまった。
御殿場から山中湖へ向かう道は国道138号線一本なので渋滞が心配されたが、幸いにしてそれは避けられた。林の中をのんびりと北上していく。
と、そこへゆめのしずくさんから電話が。もうすでにイベントが始まっているとのこと。ひぇ〜っ!!
あんまりのんびりするのも考え物であった(^^;
駐車場にえりりん号を停めて、車に積んだ荷物を降ろすことなく受付へ。
訳が分からないままにスタッフの湯原さんとジャンケン。あいこだったので、片面カラーのパンフをもらう。と同時に、すぐ横の列に並ぶ。列に並んでから、初めて“リクエスト色紙”をやっていることが分かった(爆)。
部屋へと入り、メッセージを考える振りをしつつ“メンバーうおっちんぐ”としゃれこむ。
大広間に机を並べ、メンバーが一列に座ってファンさんを迎える様は、まるで書道塾のようだった(笑)。
撮影/ブルーウェイブ_
結局、いつものように寄合さんに書いてもらう。
その後、クルマから部屋へと荷物を移して、ようやく一息つけた。
ここで今日初めてKS3スタッフと読者が勢揃い。みんなが書いてもらった色紙を全部机の上に並べてみる。なかなか壮観だった(笑)。
夕食タイムが終わり、いよいよ『ショータイム』の時間。
受付番号が100番台ということで、私の座る位置は自動的に後ろになっていた。全くまいる。
コミティにすれば面倒なことだとは思うのだが、こういう席はその時々の抽選にしてほしい。現にアルテミスプロモーションのFCツアーではそうしている。受付の時に一緒にやれば手間もかからないでしょうに。
まずは“メンバー紹介”コーナー。明日行う予定のテニスの腕前を言いながらメンバーたちがあいさつ。
その後に、PTAコミティの新代表・福田さんが紹介された。
「自己紹介してー!!」とファンさんたちから声が掛かったが、福田さんはあいさつもそこそこに舞台を降りてしまう。
「この先、ファンさんとは長いつきあいになるのだから、何か一言あってもいいのに」と私は思った。
“近況報告リレー”コーナーでは、メンバー一人一人が、最近身近にあったことを美香ちゃんと話す。七月の頭と言うことで、期末テストについての話題が多かった。
ここで気付いたことだが、六期生の子は全員(どちらかというと、ふわんとしたところが魅力の梢ちゃんも)、自分の言葉ではっきりとモノが言える。
これが見ていて気持ち良い。
自分の言葉でものが言えることは、まともなライブ・アイドルの最低条件だと私は思っている。
だからこの先の彼女たちには、結構期待が持てるなと思った。
ここでゲストのPANTAさん登場。アコースティックギターで3曲を披露してくれた。
『何かのために』を聴いてエキサイトしたファンさんの姿を見て、目を丸くするPANTAさん。思わず「俺のファンにはこういうのいねえぞ」(笑)。
それにしても、昨年までの水上のような宿泊設備が充実したところでない今年のツアーなのに、今まで通りギターを持ってやって来てくれるとは。根っからこういう“お遊び”が好きな人なんだなあと思う。
大槻ケンヂが「パンタさんみたいな大人になれたらいいなあ」と著書の中で書いていた訳が、改めて良く分かった。
次は“メンバー49/89どっちが好き対決”コーナー。見ていてこいつが一番面白かった。
これは出されたお題に対して、好きVS嫌いでメンバーが一対一のバトルトークをすると言うモノだ。
『ジャニーズ』『サッカー』などのお題が出たのだが、『ぎょうざ』というお題での、好き⇒舞香ちゃんVS嫌い⇒美雪ちゃんとの対決、このやりとりが最高に良かった。
舞香 「どうしてギョウザが嫌いなの」
美雪 「ネギ入っているから!」
私はこのお子さまさに(まあ、実際そうなのだが(笑))、
こけてしまった。
美雪 「あと、油が乗りすぎているから」
舞香 「だったら、水ギョウザにすれば・・・」
この言葉への返しが、実に強烈だったのである!
美雪 「知らないっ!」
撮影/ブルーウェイブ_
な、なんてストレートなお言葉!! ま、負けたーーーっっ!!
後、笑えたのは『みみず』というお題。「好きな人」というところで手を挙げたのは寄合さんだけ。よ、予想通りや・・・。
当然、他のメンバーは全員「嫌いな人」のところで手を挙げる。その中から美香ちゃんが寄合さんと対決。
しかしこの勝負、歴代のSKiメンバーの中、三本の指に入る口達者の寄合さんと、ステージ上で時々言っていることがこんがらがってしまう美香ちゃんとでは、やる前から勝敗は明らかであった。
案の定美香ちゃんは、「みみずは落ち葉を食べて養分を作るため、地球に優しい」という寄合さんの一言に、あえなくやられてしまった。
都会っ子VS田舎っ子対決“どっちがいいか”コーナー、“ジェスチャー対決”コーナーと来て、おなじみ“ファンさんたちの質問に答える”コーナーとなる。
ここでこんな質問が出た。
「モー娘。のユニット、タンポポの新曲(『乙女・パスタに感動』)が4人1組みたいなんですけど、どう思いますか」。
なんてシュートな質問だ(笑)。司会の舞香ちゃんはこの曲のことを知らなかったのだが、真子ちゃんがテレビで見ていて知っていたので説明をする。
「あのー、4人立っていて、マイクスタンドを使っていて、手には傘を持っていてー」という説明に、客席から笑い声が漏れた。
その後PANTAさんへ「卒業生を含む、SKiメンバーの一推しは?」という、これまたシュートな質問があった。
「本田博子。声が好きなんだ」と即答していたのには、なんとなく納得。さらにPANTAさんは言った。
「昔、つんくは二期生の篠原智子がいたころのSKiを知っていたそうだよ」と。
私は、「何故つんくとモー娘。のスタッフはSKiに関しての詳細な情報を持っていたのか。と、いうよりも何故SKiの存在を知っていたのか」とかねがね疑問に思っていたのだが、これで一応は納得がいった。
この後は“ダウトを探せ”“リクエストコーナー”と来て、オーラスの“歌って歌って歌ってコーナー”。
初登場『ノーメイク』の突然の登場にちょっと戸惑うファンさん。シメはおなじみ“回る握手会”。
喋るのが苦手な私(これは本当です)は、無難にKS3のことを聞いていくことにする。六期生の四人はKS3の存在を知らなかった(とほほほほほ・・・)ので、思いっきりプロモートしておく。
じっと見つめるあゆみんの大きな瞳に吸い込まれそうになった。
部屋へアキさんが夜食のおにぎりを持ってきてくれた後、となりの部屋で有志による「イントロクイズ大会」があったので参加。途中、波ちゃんファンで現在シンガポールに在住している有名客のたみさんから国際電話がかかってきたりして、結構楽しかった。
その後は本間さん、竹ちゃん、テンペストさんらと一緒に風呂へ。熱いお湯で長距離運転の疲れを解きほぐす。
今年はゆっくりと風呂に入る余裕があってよかったぜ。
翌朝最初のメニューは『朝のお散歩の時間』だが、私は昨年と同じく自主休講。ツアーが終わったら高速道路をぶっ飛ばして帰るのだ。ちょっとでも寝ておきたい。
朝食の後は『朝のお話会』。前回の山中湖ツアーの時は、好きなメンバーのところに行けたのだが、今回は班ごとにメンバーを割り当てるというやり方だという。こいつはあんまりだ。
以前のようにファンさんが好きなメンバーのところへ行く形にすると、メンバーの人気度によってたくさん集まるところと、そうでないところが出てくるというのでこのような形にしたとすれば、はっきり言ってこれは悪平等だ。
運動会の徒競走で、順位を付けるのはかわいそうだから、ゴールの手前で全員が並んでみんなでテープを切りましょうという、馬鹿な意味での公平さだ。
また、ファンさんから「特定のファンさんだけ喋れるのはずるい」という意見があってこのようにしたとすれば、これはもう論外である。
無論、最初に与えられるチャンスは適度かつ公平であるべきだ。しかし、この与えられたチャンスをいかにして生かしていくか。それは各人の能力であり、それを主催者のせいにするのはあまりにも甘ったれている。
はっきり言ってそんなことを言う人は、SKiだけではなく全てのライブ・アイドルのファンには向いていないから、辞めた方がいいと私は言いたい。
ま、いずれにせよ、このやり方は全く良いことがないので、次回からは改めるべきである。
さあ、次はいよいよお待ちかねの『撮影会』だ。
バックの湖面が濁っていたのがちょっと気になったが、光の周り加減は十分。
2つの班に分かれたメンバーたちが水際に立ち、ポーズを決めてくれる。
この日一番のフォトジェニックさを見せてくれたのは、ズバリ美香ちゃん。寄合さんとのトークバトルでは負けても(笑)、ここ一番で魅力を見せつけてくれた。
白いカーディガンに白い帽子。まるで避暑地に来た令嬢のようなイメージ。すばらしい。こいつを撮らずして何が男か(ちょっとオーバーだな)。
寄合さんは、紫のTシャツにデニムのスカート。お気に入りの指輪を、昨日一個、洗面所でスタッフが無くしてしまったと言っていた。
宿舎へ戻り、あわててカレーを食べる。その後すぐに部屋に戻り、荷物をまとめた。
撮影/ブルーウェイブ_
最低限の手荷物だけ持ち、即、テニスコートへ徒歩で移動。『スポーツ大会』となる。
まずはテニスの練習試合。宿舎が用意したラケットの数ではさすがに足りず、あちこちでラケットを貸し借りしていた。
ちょうど練習試合をしょうとしていた吉乃清美ちゃんから、読者のM君にラケットを貸してとお願いされる。愛用のラケットを手渡すM氏。
清美ちゃんは「重〜い」といいながらもその黒いラケットで、福田さんと1ゲーム。
福田さんのテニスをする姿は結構決まっていて、清美ちゃんに色々と教えていた。
残念なことに、この後清美ちゃんはSKiを辞めてしまったが、このラケットはきっと、M君の一生モノの宝となることであろう(笑)。
この後私は、真子ちゃんと美香ちゃんとテニスをした。その時に真子ちゃんから、びっくりするようなコトを聞いてしまったのですが、今回は内緒にしておきますね(や、そんな大げさなことでも悪いことでもないですよ>ファンの皆さん)。
テニスが終わると、次はバレー大会。ここでの班分けは“三段跳び”で決める。
ぢまんぢゃないが、私はスポーツと言うモノが大の苦手で、体育での走り幅跳びもろくな記録を出せなかった。そんな私が勝てる訳がない。半ばあきらめの気持ちで“ぽ〜ん、ぽ〜ん、ぽん”と飛んでみる。
「???」。周りを見ると一緒に飛んだ人たちの大半は、私よりも後ろの方にいた。
審判役の高橋Pが「3着ね」と告げる。あらあらら。無欲の勝利ってヤツ? 素直に寄合さんチームへ。
槙子ちゃんチームと対戦。最初はリードしていたのだが、そこはファンさんの中では一番の団結力を誇ると言われているなみへいファン。有名客I君を初めとする気合い一杯の人たちの前に、見事逆転負けを喫してしまう(泣)。
その直後にやってきた、コミティビデオ撮影のカメラに向かってぶっ放した寄合さんの一言。
「バレーが強いからと言って、給料が上がる訳じゃないわよ」。
歩ちゃん、口ならばキミは間違いなくナンバーワンだよ・・・。
ラストの回る握手会で「体育会系ではダメだったけど、今度は文化会系の事で勝負しましょう」と、訳の分からないフォローをしてしまった私であった(これがフォローと言えるのか!?)。
こうして、今年のツアーは終了した。
来年もまた、こうしてみんなと会えたらいいなと思う。
おまけ。
このツアーの模様を収録したコミティビデオの中に、以下のシーンが収録されています。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください(爆)。
★ 「はいー、こちらお願いシマース」と、撮影会の時寄合さんに目線をもらうBWの声。
★ 同じく撮影会の時、BWに「えりりんスマイル編集長」であることをばらされる竹ちゃん氏の声。
★ 試合に負けて悔しがる美香ちゃんの後ろで、ピースサインを出してはしゃぐ本間氏。
★ これまた試合に負けてぶーたれる寄合さんの後ろで、ぼけらーっとしているBWと竹ちゃん氏。
参考資料 「大槻ケンヂのお蔵出し 帰ってきたのほほんレア・トラックス」(角川書店)
【編集長■ブルーウェイブ】
【 おしまい。おつかれさまでした。】
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