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こまばへの道

≪ About foreign lands and peoples ≫

 1999年11月、自分の友人S氏が制服向上委員会のコンサートへ行くという。
 自分は制服向上委員会を観に行くんですか?そう言えば吉成圭子ちゃんは可愛かったなぁ、
今頃どうしているんだろ?などと全くの人事だった。それが…。

西堀真子
撮影/ブルーウェイブ_

 年が明けて2000年1月、すっかりはまっているS氏より2月のコンサートを一緒に行かないかとの誘われる。うーん、どうしようかなぁと迷っていると、S氏より悪魔のささやき(笑)

 S氏 「2月28日は研修だそうですね」
 ぜろ 「くっ」

 研修は東京であり、上京して来る(ちなみに自分は転勤で仙台に住んでいる)のだからその前にコンサートが観れるでしょう?と言いたいのだ。S氏の誘いも有り、自分自身未だに活動しているという制服向上委員会がどんなものなのか半分興味と懐疑心で当日に臨むことになった。

 28日の研修のためスーツで渋谷に向かう。入口で6期生のメンバーが握手をしている。自分はと言うとギリギリに来たのでそれに応じず、S氏を捜す。すでに席に座っていた。
 さて、ここまで来たら後は終わりまで観るだけだ。最初はほんと冷ややかな感じで観ていた。ところが観たコンサートがまずかった(いやこれは逆説的な物言いで結果的に良かったのだが)。メンバーの卒業式である。自分はこうゆう涙に極めて弱いのだ。その後のコンサートではだんだんと自分の熱気が上がっていくのが判る。最後にはもう一緒になって手を振っている自分がいた…。

 多くのSKiファンと違って自分がアイドルのファンだったのは南野陽子の時だったので、相当間が空いていると思う。就職したときにもうアイドルは卒業だと思ってコンサートは行かなくなったのに、これも宿業だろうか。

 ※題名はシューマンのピアノ曲「子供の情景」Op15より第1曲より

【宮城県/ぜろ】 



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