◇FCイベント・レポート◇
橋本美香 21-st Birthday Party
2001/ 2/ 4(SUN) 17:30〜 at LR___
SKi5代目リーダー橋本美香ちゃんのバースデーパーティーは、今年で4回目になる。
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撮影/ホーカー・テンペスト
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今回の会場はレッスンルームだった。意外なことだが、美香ちゃんのバースデーパーティーがここで行われるのは今回が初めてだ。
2月上旬の寒気の中、自宅からチャリンコでレッスンルームに向かう。私が着いた時は既に開場していて、入口にはうすいピンクのワンピ−スを着た美香ちゃんが立っていた。そのセクシーなこと。やっぱり大人の女性は違うということを思い知らされた。
私が「随分薄着だね。外は寒いよ」と声をかけながら握手をすると、美香ちゃんは驚いたような表情で「あ、手が冷たいですね」と言った。チャリンコで来たせいもあって、私の全身はすっかり冷え切っていたのだ。でも、美香ちゃんと握手している時は、そんなことはすっかり忘れていた。
バースデーパーティーは17時30分にスタート。美香ちゃんは登場するなりファンに「ハッピーバースデーを歌って下さい。」とせがんだけど、ファンは「最後にしよう。」ということで、この時は歌わなかった。
●20代をどう生きるか
美香ちゃんは「時がたつのは早いですね。もう21歳ですよ。」としみじみと語った。21歳という年齢については「境界を越えた」と表現していたが、成人して1年が過ぎ、いよいよ本当の大人になっていくということなのだろう。最近はスタッフの人にいろんな店に連れていってもらっているようで、鍋もので酒を飲むなんていうこともしているらしい。酒はまだそれほど飲めないけど、少しずつ慣れていきたいと言っていた。
結婚については、30歳までにはしたいけど、早ければいいというものでもないので、今は歌を大事にしたいそうだ。ファンにしてみればこれは嬉しい言葉だ。年末に風邪が原因で器官支炎になった時は、歌を歌うためには体調管理が大切だということを痛感したらしい。
●今日のコーディネート
美香ちゃんは衝動買いのクセがあるようで、この日のワンピース、アクセサリー、靴は全部そうらしい。ワンピースはスタッフの和田さんに教えてもらった店で買い、靴は新宿で買ったそうだ。ネックレスは当日買ったものをそのまま着けてきたようで、こういう奥さんを持ったダンナさんはかなり大変そうだ(笑)。髪型は珍しくアップにして、付け毛もしていた。「いつも髪をおろしているんで、今日はちょっと変えてみたんです」ということで、やはり年に1度のバースデーパーティーを意識してのことだったようだ。
M1 明日を信じて(間奏の振りつけもやってくれた。すごくかわいい。)
●近況報告
美香ちゃんは夜型人間のようで、夜中の2時に寝て朝10時に起きるような生活らしい。もっとも、事務所から帰るとどうしても遅くなってしまうので、これはやむを得ないだろう。だから、FCイベントで朝が早い時は大変らしい。最近はもう少し早起きできるように目覚し時計をかけているらしいが、1個ではなかなか起きられないので、時計の数がどんどん増えているとか。
今後やりたいこととしては、英会話を習いたいと言っていた。この希望は最近かなったようで、3月のコンサートでは英会話学校の話をしていた。
●SKiのアルバムについて
『ユニット集4』では、どんぐりの2人、吉田梢ちゃんと古賀美雪ちゃんが初レコーディングということで、いろいろと苦労したらしい。
『第3の目』のジャケットは屋外で撮ったものだが、他のメンバーがみんなカメラに目線を向けているのに、美香ちゃんだけは変な方向を向いている。彼女に言わせると、これこそ「第3の目」なのだそうだ。
M2 キュンとする
●リーダーとしてのこれからの抱負
SKiの歴史の中で、今年ほど主力メンバーが一挙に卒業した例は少ない。それだけに、美香ちゃんもリーダーとして今まで以上に気合いを入れていきたいそうだ。最近は年齢の低いメンバーが多いので、「愛のムチ」の意味も込めて厳しくやっていこうと思っているらしい。やはり、誰かが厳しくしないとダメなのだそうだ。
ボランティア活動も積極的に取り組んでいて、先日は両親のいない子供たちの施設「調布学園」を訪れて久々に花いちもんめをやってきたとか。「最近の子供は外で遊ばないんのが寂しいですね。私なんかはよく外で遊んでいたのに。」と美香ちゃんの言葉には実感がこもっていた。さすがは元オテンバ少女だ。(笑)
●ソロアルバム・ライブについて
美香ちゃんのソロアルバムは、発売が延び延びになっているが、レコーディングはもう終わっていて、発売は7月1日の予定だ。彼女にとって、ソロアルバムはSKiのアルバム以上に気負いがあるようで、今までと違ったものを作りたいという意欲がある分、作詞が行き詰まってしまったらしい
ライブの方もやはり延び延びになっているが、IJRがプロデュースするライブハウス「The DOORS」のプレオープニングイベントとして5月5日に実施されることになった。今回も加納秀人氏がバックを務めるようで、美香ちゃんは「加納さんとやるととても勉強になるんですよ。」と言っていた。
M3 もう一度会いたい(寿隊)
意外な話だが、美香ちゃんは寿隊に入りたかったらしい。でも、彼女のキャラクターはあまり寿隊向きではないように思う。やはり、Hellowや4人1組がピッタリだし、主力メンバーではなかったが、静寂向上委員会の袴姿もよく似合っていたと思う。
●質問コーナー
昨年のバースデーパーティーは、質問コーナーがなかったのが残念だったが、今年はちゃんとやってくれた。
やっぱり、これがあった方が盛り上がっていいと思う。
Q 美香ちゃんはとても細くてスマートだけど、そのスタイルを保つ秘訣は?(この質問をしたのは私)
A 私、中国茶を飲んでいるんですけど、それがいいんですかね。川野朋美ちゃんにも勧めたんですけど、彼女は飲んでないですね(笑)。でも、最近はスタッフの和田さんに「それ以上痩せちゃダメよ。声が出なくなっちゃうじゃない。」って言われているんです。
Q 鍋もので好きなものは?
A カニが入っている鍋が好きですね。鍋にうどんを入れるのも好きです。白菜や白滝もいいですね。白滝は子供の頃から「ツルツル」っていって好きだったんです。。
Q 『メランコリー』の歌詞の最後で言っている言葉は?
A 「ミコラソン」って言ってるんです。意味は特にないです。
Q 美香ちゃんと遠藤舞香ちゃんはパピヨン(小型犬の一種)を飼っているけど、2人でその話をすることは?
A (スタッフの)和田さんもパピヨンを飼っているので、3人でいるとその話ばかりですよ。最近はパピヨン同盟を結んでいるんです。ウチのチャッピー君(パピヨンの名前)はとてもかわいいんですよ。フトンの中には入ってきたりして。もうチャッピーのいない生活 なんて考えられないですね。散歩の時も迷子にならないように気を付けているんですよ。
Q IJRのCDからクジがなくなったのは何故?
A そういえばないですね。どうしてでしょう。
Q 中井祐子ちゃんと秋山文香ちゃんが卒業したら、Hellowのメンバーは?
A 西堀真子ちゃんはいいと思っています。コンサートでもやってくれたことあるし。石澤彩乃ちゃんはどうでしょうね。声はいいんだけど・・・。それ以前に、私が外されないようにしないと(笑)。Hellowをやっている時はとても若い気分になれていいんです。
Q 2月7日のバースデー当日に祝ってもらいたい人は?
A 当日は仕事なんですよね。でも、今日こうやって皆さんに祝ってもらえるんですから、私には皆さんがいればいいです。
最後の答えなど、あまりにも優等生的過ぎて、私は内心「本当にそうかな?」と疑ってしまったけど、美香ちゃん自身がそう言うのだから、ま、いっか(not 遠藤)。
この日は、7期生の高橋里奈ちゃんから花束が贈られたそうで、美香ちゃんはそのことをとても喜んでいた。
M4 涙が止まらない
M5 雨の記憶
M6 残りものには福がある
ここで美香ちゃんは、「SKiは、私が入るべきところだったと思います。SKiに入って本当によかった。」と言った。彼女のこのセリフは今までに何度も聞いてきたけど、この日はいつも以上に実感がこもっていた。SKiに入ることは、美香ちゃんにとって「天命」だったのかも知れない。
M7 恋は甘く切ない
M8 巡り遭い
M9 君だけの道
歌が終わり、美香ちゃんが「年をとるのは恥ずかしいことだとは思いません。この1年間また頑張ります。来年もパースデーパーティーをやりたいです。」と言ったあと、ファンからは恒例の「ハッピーバースデー」の大合唱。過去3年間のバースデーパーティーでは必ず泣いていた美香ちゃんも、今年は笑顔だった。やっぱり大人になったんだね>美香ちゃん。
最後に「私は皆さんのことを愛しています。皆さんも私橋本美香を愛して下さい。」と、ちょっとクサ過ぎるセリフ。でも、ファンにしてみれば、こう言われて悪い気持ちはしない。さすがは美香ちゃんだ。
ツーショットポラの時は、美香ちゃんの方から「暖かくなりましたね。」と言ってきてくれた。握手会の時、私の手が冷たかったことを覚えていたらしい。こういうファンに対する細かい心遣いと暖かい思いやりが美香ちゃんの最大の魅力だと思う。
帰りはまたしても寒い中をチャリンコだったが、私の心の中はとても暖かくなっていた。
【編集委員■本間寛】
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