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■ライブ・レポート■

 橋本美香芸能生活5周年“半”記念ライブ

2001/ 5/ 5(SAT) 19:00〜 at 初台・The DOORS___

 当初この記念ライブは9月に行われる予定だった。だが出演予定だったベトナム歌謡祭が流れたり、ライブハウスの竣工が遅れたりしてなんと半年以上も遅れていた。そのおわびというべきか、会場ではFCで申し込んだ方には美香ちゃんのサイン色紙が配られていた。
 会場のThe DOORSはオペラハウス(新・国立劇場)の近くにある。入口がずいぶん小さい。すでに列があったが、なんと整理券の番号順じゃなくて先着順(泣)。しかも座れる席は少ないという悪条件。足に爆弾を抱える私としては不安であったが、幸い本間さんが席を確保していて譲ってくれた。本間さんに感謝。
 バルコニーを見ると先にステージを終えたメンバーの顔が見える。7期生は「ごあいさつ」で見た万里菜ちゃん以外ははじめて見たが、1人を除いて印象は悪くなかった。その右側に舞香ちゃんと彩乃ちゃんもいた。聞いたところでは朋美ちゃんや文香ちゃんもいたらしい。
 進行役は寄合…もとい玉百歩ちゃん。そのあと加納秀人&外道の演奏。演奏そのものはよかったけど近くだと音がうるさい。耳が破壊されそうだ(苦笑)。
 そしてようやく美香ちゃんの登場。バースデーイベントに参加できなかったので、見るのはほんとに久しぶり。やっぱり心が落ち着くというもの。
橋本美香
撮影/竹ちゃん_

 美香ちゃんが歌った曲はほとんど外国アーティストの曲、それも美香ちゃんが選曲したものだそうだ。ビートルズ、カレン・カーペンター、リンダ・ロンシュタット…。とにかく洋楽、それも自分の好きなアーティストの歌を次々と歌っていく美香ちゃん。どんな形であれ、とにかく歌えることの喜びを表現しているかのようだった。

 6月に出るマキシシングル「みかづき」も披露してくれた。美香ちゃんの歌だけだと少なくとも期待を抱かせる曲に見えた。でも今のSKiはメロディ・アレンジが問題なのだから、実際に曲を聞かないことには何とも言えない。
 アンコールではSKiナンバーも歌った。いままでの美香ライブでは珍しい。でもなんとなく安心してしまう。これまでの美香ちゃんライブを振り返って見ると、美香ちゃんを見る以外に楽しいことはなかったような気がする。それは美香ちゃんが洋楽ナンバーを中心にライブを構成してしまっているからだろう。どうも美香ちゃんは自分の作ってきた曲・歌う曲に自信がないのではないか?これまで多くの歌を作詞・作曲しているのだからもっとその引出しを見せて欲しい、そして歌ってほしいと思う。
 私の中の音楽はすでに崩壊している。好きな歌を聴けない現実がのしかかっている。いつのまにかSKiにいるうちに本当に聞きたい歌がなくなってしまった気がしてならない。
 私が聞きたいのは洋楽アーティストの歌を歌う美香ちゃんではない。美香ちゃんのナンバーを歌う美香ちゃんなのだ。そしてかつての吉成さん、しの(篠原智子)、恵里子ちゃんのような「アイドルとしての橋本美香」が見れるコンサートを見たいということ。そのことがいつも頭の中にある。
 それが実現する日ははたして来るのだろうか。
【編集委員■ホーカー・テンペスト】


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