■ 第二特集 ■
Graduation 2002_ | 石澤彩乃 Ayano Ishizawa |
「愛は蒼く」
Dear あやのちゃん
こんにちは。お元気ですか?
ご卒業おめでとうございます。
私は、これまでに何度か、ミニコミにコメントを書く機会を与えられたことがあったのですが、なぜか他のメンバーに関するものばかりだったので、そのメンバーに対してのコメントを書くついでに、少しずつ、その場を借りて、一押しのあやのちゃんに対する、自分の気持ちを書かせていただいてきました。でも、やっぱり、いつかは、正式にあやのちゃんに対する思いだけを、思う存分書けたら良いなと思い続けていました。
そして今回、やっとその願いがかなって、あやのちゃんに対する思いを書く機会をいただきましたが、それが、卒業していくあやのちゃんに対する、「贈る言葉」になってしまったことは、私にとって、本当に残念なことです。
この3年間、あやのちゃんとは、楽しかったことや辛かったこと、本当にたくさんの思い出があり、今思うと、私の人生の中でも、本当に学ぶことの多かった、貴重な3年間だったような気がしています。
あやのちゃんのことは、あやのちゃんがSKiに入って来たときから大好きだったけど、正式に一押しに決めたのは、去年の春のことでした。
ですから、それまでの2年間のブランクを埋めようと、私は、たくさんたくさん手紙を書きましたよね。そうすることで、どれだけ私の気持ちをあやのちゃんに伝えることができたのか、今の私には、まったくわかりませんが、でも私は、私なりに精一杯、あやのちゃんのことを応援してきたつもりです。
あやのちゃんにとって、SKiでの3年間は、どのようなものだったのでしょうか?
おそらく、この3年間で、得たもの、失ったもの、それぞれたくさんあると思います。でも、きっと、失ったものよりは、得たものの方が大きいと、私は信じたいのです。
私たちファンの知らないところで、きっとたくさん、辛いことや悲しいこともあったと思いますし、いろいろと大変な思いをしたこともあったと思いますが、でも、若いうちの苦労というものは、将来、必ず役に立つものです。
あやのちゃんが、近い将来、大学に進学したときや、社会に出たときに、SKiでの活動を通じて学んできたことが役に立つときが、きっと来ます。
でも、おそらく、そのことがわかるのは、もう少し後になってからだと思います。SKiを離れ、しばらくたってから、きっと、今まで見えなかった、何かが見えてくるのではないでしょうか?
そのときが来るまで、とにかく今は、大学受験という、大きな目標のために、自分の意志で、卒業を決めたわけですから、その目標に向かって、ただひたすら突き進んで欲しいと思います。
…なんて、ここまで、かっこいいことばかり書いてきましたが、今の私の、本当の気持ちを言わせていただければ、あやのちゃんに、卒業なんてして欲しくない…というのが本音です。「卒業なんてウソよ!これからも一年間応援よろしくね!」って、言っていただけたら、どんなにうれしいでしょう。
撮影/ゆめのしずく__
でも、現実は、やっぱり卒業なんですよね…。
『愛は蒼く』という曲の中に、“楽しい出会いがあるから、悲しい別れもあるのよ”という詞がありますが、私がSKiでのたくさんの出会いと別れを乗り越えて来られたのも、あやのちゃんがいてくれたからだと思っています。
あやのちゃんがいてくれたから、今の私があるのです。
コンサートや、イベントで、あやのちゃんを見つめるときは、目がハートになっていたと思いますし、手紙も、ラブレターばかりになってしまいましたが、それもこれも、みんなみんな、私にとって、とてもステキな思い出です。
あやのちゃんにとって、私は、良いファンだったのかどうか、これまで、いったい、どれだけのことを、あやのちゃんのためにしてあげられたのか、そして、これから、なにをしてあげられるのか…私には、わからないことばかりですが、でも、ただ言えることは、私は、これからも、あやのちゃんのことを応援し続けていきたいということです。
あやのちゃんとの出会いが、最高に楽しいものだったからこそ、今回のお別れは、とても悲しいものです。でも、このお別れで、すべてが、無くなってしまうわけではありません。私の心の中には、ずっとあやのちゃんとの思い出が残りますし、きっと、いつかまた、お会いできる日もあると信じています。
だから、その日まで…私の、あやのちゃんへの愛は蒼く、はかない夢なのかもしれませんが、私は、あやのちゃんへの、この思いを大切にしていきたいと思っております。
それでは、最後になりましたが、いつまでもお元気で…。
大学受験の成功とあやのちゃんの幸せを心から、お祈りしております。
[東京都/安田洋也]
(さよなら「ゴッツ」〜石澤彩乃〜)
石澤彩乃ちゃんは、SKi歴代の中でも最もユニークなキャラクターを持ったメンバーだったのではないか。
「ゴッツ」というニックネームがピッタリな、姉御肌なキャラクターで、ファンに対するリアクションもよく、FCイベントで一緒になると本当に楽しいメンバーだったと思う。こうしたキャラクターとは対照的に、歌の方では寄合歩の後を受けて「バラード担当」になり、大人っぽさを感じさせる歌を聞かせてくれた。
彩乃ちゃんの特徴は、話し声と歌声が全く違うことだろう。話している時は低音で少しガラッパチのような感じがするのだけど、歌となるととても奇麗でしっとりとした声になる。この声質がまたバラードとピッタリ合うのだ。そうした意味で、二面性・意外性を感じさせてくれたメンバーだったと思う。
まだ高校2年なので、もう少しSKiにいてほしかったのだけど、彼女も舞香ちゃん同様学業優先の傾向が強いようなので、残念ながら卒業ということになったのだろう。大学に受かったら、SKiに遊びに来てファンに報告してくれると嬉しいんだけど。
[編集委員■本間寛]
(覚悟はしていたけど・・・)
正直な話、こういう時が来るとは思っていました。
どうやら勉強を頑張るタイプに思えたので、かなり前から覚悟していたけど、やはり卒業となると寂しいですね。
P会報を見ると、学業に専念するとの事だったので、彩乃ちゃんが決めた事に私からは何も言わないでおきます。私も人前で話すのは苦手で消極的(今もかな?)だったので気持ちよくわかるけど、やはり人間的に成長していった彩乃ちゃんはすごいと思います。高橋プロデューサーが「後悔を恐れていたら何もできない」と言ったのは私もすごくうなづけました。何にしても、「後悔」というのは付きものだから避けて通る事はできない。何度も後悔して、挫折して成長していくのだと思います。
今回の卒業は辛くて寂しいけど、これから大学受験に向けて頑張って下さい。そして、泣きたい時は泣いてもいいですよ。笑顔でサヨナラするのが一番だけど、我慢する必要はないです。泣いたからって誰も責めないと思います。
では、またいつか・・・
[副編集長■竹ちゃん]
私がSKiを見ていた時は彩乃ちゃんとお話することが多かったことを記憶しています。
撮影/ゆめのしずく__
とても元気だったし話しやすかったし、魅力のある女の子だったと思います。「ごっつ」という愛称も彩乃ちゃんにしか出せなかった魅力を感じさせてくれました。
これからの道のりは厳しくなると思うけど、自分が選んだ道を信じて頑張ってほしいですね。
そして幸せになってほしいと切に願います。
[編集委員■ホーカー・テンペスト]
99年夏の水上ツアーでの「遊歩道散歩」で一緒の班になって、私たちに色々なことをざっくばらんに話してくれたこと・・・。今でも思い出します。
「なぜ、SKiでやろうと思ったの」という私の問いに対して彩乃ちゃんは「美香さんの歌のうまさに驚いたんですよ」と言っていましたね。あれから三年が経ち、彩乃ちゃんはスローなナンバーを中心に、歌で魅せてくれるようになってくれました。特に昨年春からの躍進は素晴らしいものでした。彩乃ちゃん自身が気に入っている『孤独の世界』。これを七月の公演で聴いた時には本当に震えました。
先日、静寂向上委員会の名曲でCD化が望まれていた『愛は蒼く』が、彩乃ちゃんのソロヴォーカルでアルバムに収録されましたね。ごっちゃんが私たちに形として残してくれた最後のプレゼント。嬉しかったです。
SKiを卒業した今年は、どうか受験勉強に頑張ってください。そして、来春には吉報が私たちのもとに届くことを願っています。
彩乃ちゃん、長い間ありがとう。
[編集長■ブルーウェイブ]
遠藤舞香ちゃん、そして石澤彩乃ちゃん。
二人がいなくなるのはちょっと寂しいけど、これからもKS3は、
制服向上委員会を見守っていきます。
巣立っていく二人に幸多かれ!
KS3編集部一同
毎年思うことではありますが、今年は特に「これから」という子が辞めざるをえない結果になったのは残念でなりません。
中にはSKiに熱意を持って頑張っていた子もいました。そういう子が真っ先に辞めなければならないなんてどうかしているとしか思えません。復帰したとしたら彼女達には否応なしに「元・制服向上委員会メンバー」という十字架がかかることを考えるとむなしい気持ちになります。
辞めていった彼女達もSKiの一員だった子達です。そして卒業生と同じようにファンもいたのです。最後まで信じているファンもいるでしょう。
その人たちのためにも、卒業する舞香ちゃんと彩乃ちゃん以上に幸せになってほしいと願わずにはいられません。
[編集委員■ホーカー・テンペスト]
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