トップ目次

■ 第二特集 ■
Graduation 2002_ 遠藤舞香 Maika Endoh

(遠藤舞香の励まし)
遠藤舞香
撮影/ゆめのしずく_


 実を言いますと、私の手元に昨年12月29日にビデオ会報が届いて、そこに入っていたインフォメーションを見ると・・・
 「えっ?(絶句)」
 忘年会の時に「寂しくなりますね」と言ったファンに対しておかんむりの様子だったらしいので一安心していたのですが・・・
 思い出と言えば、いつぞやのお花見(多分99年だったと思うけど)で、本誌スタッフの本間氏が「この人(私)の一推し知ってる?」に対し、舞香ちゃんは「知ってます」と答える(苦笑)。それからと言うもの、私がイベントで舞香ちゃんを褒めても信用してもらえず(泣)、よく言われるのが「えりりんは?」。
 でも、これだけはわかってほしい。私は、お世辞とか言うのが大嫌い。だから舞香ちゃんに話した事などはお世辞でも何でもなく本当の気持ちです。
 そのえりりん(三浦恵里子ちゃん)が卒業して傷心のリリシズム状態な私をその年の春からも暖かく迎えてくれたのは本当に嬉しかったです。
 それから、また「傷心のリリシズム」状態の私に舞香ちゃんは、「頑張って乗り越えていきましょうね」と言ってくれたのは、すごく励みになったし気がつかないうちに打たれ強くなったような気がします。
 そんな舞香ちゃんもついに卒業ですね。でも私は、落ち込むのも早いけど立ち直るのはもっと早いから申し訳ないけど、笑顔で見送りたいと思います。
 舞香ちゃん、いつも励まされてばかりだった私だけど、心のどこかでもいいです。
 「こういうファンがいたのだな」と思い出してくれたらとても嬉しいです。
 それでは、さようなら。いやまたいつか・・・
[副編集長■竹ちゃん]



(君を誇りたい)

 昭和58年から59年生まれの三人のメンバー。SKiの中心メンバーがちょうど世代交代をする時期に高校に入学した、三浦恵里子・寄合歩・遠藤舞香のトリオは、私にとってSKiを観ていく上でとても大切な三人でした。
 ステージの上で天性のアイドル性をいかんなく出していた三浦恵里子。それに対抗するようにユニークなキャラで観客を惹きつけた寄合歩。そしてその二人を見守るがごとく、半歩下がったところからしっかりと二人の存在を支えていた遠藤舞香。私はいつもこの三人の姿を熱く、かつ微笑ましく見てきました。
 そんな三人のうち去年二人が卒業し、そして今、最後の一人であるあなたがステージを去ります。
 私の中でのSKiの歴史がまた一つ終わった。そんな気がします。

 しかし、私はまだ「制服向上委員会」なるアイドルグループを見続けることとなるでしょう。心の中の「SKiと共に歩んできた歴史」に何度もピリオドをうち続けることになるでしょう。
 これからも私が観ていく在籍メンバーたちは、舞香ちゃんの姿を見てステージに立つ者としての心構えを学んでいるはずです。
 その心構えがこれからも後輩たちに受け継がれる限り、これからもきっとSKiはやっていけると信じています。

 遠藤舞香が制服向上委員会に入ったことは、私たちファンにとって、そして何よりもグループにとって大きな僥倖であったと思います。
 あなたのおかげで、ステージが機能しないという事態がどれだけ回避できたでしょうか。どれだけ私たちの心が救われたでしょうか。ファンさんの一人として、本当に感謝しています。

りす  卒業にあたって舞香ちゃんはやりたいこととして「自分らしいダンスを見つけたいと思っています。そしていつかまたステージに立てたら嬉しいです」「外国へ行き、言語やその他の文化を学ぶことです」と書いていますね。何事においても常に前向きに取り組み、あらゆることを吸収してきた舞香ちゃんらしいなと思います。
 そんな素敵な女の子が、私の大好きなアイドルグループに在籍していたこと。そしてその活躍ぶりを最後まで見続けてこれたこと・・・。私は共に誇りたい気持で一杯です。

 コンサートで聴く舞香ちゃんの歌声には、“優しさ”がいつも感じられました。
 そのふわりとした歌声をもう聴けなくなるのは残念です。
 しかし、この三年半の間にたくさんの思い出と共に、安らぎを与えてくれたことを私は忘れません。
 舞香ちゃん、長い間本当にありがとう。
[編集長■ブルーウェイブ]



(歌声はいつまでも〜遠藤舞香〜)

 遠藤舞香ちゃんを初めて見たのは、98年2月の橋本美香ファーストソロライブ〔MIKAのスタンダード万歳!〕の時だった。この時は、新メンバーの登場ということで、客席も随分わいたものだった。そして、その直後の〔真夏の祭典〕では、いきなり『未熟な時間』を歌ってファンを驚かせた。中学生が歌うにはかなり難しい曲なのに、彼女はそれを見事に歌いこなしてしまった。
 このことからもわかる通り、舞香ちゃんの最大の魅力は歌唱力だったと思う。同じ5期生の秋山文香がパワフルボイスでハードなイメージだったのに対し、彼女の声質はもう少しソフトで柔軟性のある声質だった。だから、可愛い曲を歌ってもすごくサマになっていたと思う。その代表が『LOVE×2 』だ。声のかわいさもさることながら、ジャンケンで勝って喜ぶポーズなんかも見ていてとても微笑ましかった。
 昨年の卒業式後は、『Dancing with devil』『メランコリー』などハードな秋山ナンバーを受け継ぎ、ヴォーカリストとして成長した姿を見せてくれた。昨年10月のアクシデント以後は、脱退メンバーの穴を埋めて大車輪の活躍を見せ、グループの危機を救った。彼女は「私はリーダーのタイプじゃない」と言っていたけど、この1年の活躍をみると、事実上のサブリーダーだったことは間違いない。
 今回の舞香ちゃんの卒業に関しては、昨年の忘年会で会話した時、彼女の進学の意思が固いことがハッキリわかったから、ある程度予想はしていた。それだけに、ショックは感じられないのだが、何かとても寂しい気持ちでいっぱいだ。何といっても彼女の歌は安心して聞いていることができたし、あの歌声にはとても心が癒される思いがしていた。それがSKiから失われてしまう寂しさは、どうしても打ち消すことができない。
 これまでSKiには1期生から今度入る9期生まで多くのメンバーがいたが、舞香ちゃんはその中でも屈指のヴォーカリストと言っていいだろう。彼女は卒業しても、その歌声はいつまでもファンの耳に残り続けるだろう。

[編集委員■本間寛]



(ピュアなひとみ)

 かつて〈むつらぼし倶楽部〉99/4号で、山野麦文さんがこんなことを書いていました。

 SKiに対し『母性』を求めるファンさんたち〜かつて、松本美雪を推していたようなファン〜の層を、
 がっちりつかむ娘ではないかと私は思う。

 当時これを読んだときは、いまひとつピンと来なかった。
 しかし、ついに卒業の時を迎え、その意味の重大性に気づくのです。

 舞香ちゃんや遠藤家については既にいろいろなエピソードがありますが、最近聞いた話を一つ紹介します。
 PTAコミティ事務所でのこと、リモコンの置き方がバラバラだと気になって直してしまい、美香さんが「A型」って笑うのだそうです。私も美香さんと同じB型だからその気持ち分かります。
 ここで、リモコンが整然と並んでいることにどんな本質的意味があるのだろう?と考えてしまうのはナンセンスなのでしょう。やはり、きれいに整えられていると気持ちがいいものなんですよね。物事だってはかどるかもしれない。

 今の日本にはこういった感覚が欠けてきているように思います。世の中「きちんと」しすぎているのも窮屈だけど、住み良い社会にするためには舞香ちゃんのような人がもっと必要なはずです。それは大家族の中で培われた性格で、伝統的な古き良き日本を復活しようなどと言っているわけではありません。本来当たり前のことができていないから、昨今のような不祥事が起こるのだから。

遠藤舞香
撮影/ゆめのしずく__

 さて、SKi歴代メンバーの中で「清く、正しく、美しく」、このことを最もよく体現しているのが舞香ちゃんではないでしょうか。先のような発言がなくても、存在自体がまさにそうなのです。「目は口ほどにものを言う」といいますが、心の中までも表していると言えるでしょう。

 何事にもしっかりとした考えを持ち、自分で判断し行動できる女の子。10月の「土下座」に対しては、どう思ったのか聞いてみたいですね。そして、本当に正しいことは何なのかを自分なりに考え、伝えていけるような人になって欲しいと思います。いや、そんなことは私たちがわざわざ言う必要もないでしょう。

 私にとって、舞香ちゃんは「癒し系」です。ここに載せている写真は一番のお気に入りなのですが、とても柔和な表情をしていますよね。
 優しさでつつまれるような、心安らぐ一枚。柔らかく上品な歌声とともに、私たちをおだやかな気持ちにさせてくれます。

 そして、この「澄みきった瞳」を見つめていると、心の中にあるよどんだものが浄化されていくように思えるのです。

[編集委員■ゆめのしずく]



 拝啓 遠藤舞香様
 私は、兵庫県の山奥から行ける時は、いろんな計画を立てながら(なにぶん電車の本数が少ないんで(泣))まいまいの応援をしてきたけど、ほとんど行けない時が多かったのが悔やんでも悔やみきれないところです。
 それでも、まいまい一推しとして応援できたのは人生の中で最高のひとときでした。
 あまり目立たないタイプの私でしたが、ここまで頑張ってこれたのはまいまいのおかげです。本当にありがとうございました。
 卒業を知った時、すごくショックで何をする気も起きず、家で悶々とする日々が続いたけど、今回のP会報を見て、救われました。
 それは、ダンスを本格的に習っていきたいとの事を知ったからです。またいつか会える日を信じて私は第3のSKi人生を歩んでいきます。最初は、まいまいを最後の一推しにしようと思ったけど、まだやり残した事ができたので・・・本当にごめんなさい。
 3月までは、まいまいの応援をさせて下さい。後悔したくない!最高の応援をまいまいに見せたい。そう思っています。
 また会える日を信じて・・・待ってます。最高の一推し遠藤舞香様。
[兵庫県/2号]



 卒業おめでとう。多くのメンバーが途中でやめていく中、きちんと卒業公演までたどり着いた遠藤さんは立派です。
 遠藤さんは、四期生の川野朋美さんと同様に、今、日本人全体、特に遠藤さんと同世代の人たちが失いかけている大切なものをきちんと身につけていると思います。ここ1〜2年でグッときれいになったのは、そうした内面的なものが磨き上げられ、表に出始めたからだと思います。
 今後、新たな道をすすむにしても、ある時Liveで「縁側でおばあさんとおもちを食べながら雑談するなど、何気ない時間を大切にしたい」と語っていたように、遠藤さんがいま持っている内面的な美しい心をこれからも大切にしてください。
 おそらく多くのファンの胸に、遠藤さんのことは強く刻まれていると思います。

 藤の花 花びら遠く 舞ゆくも 香り残せし こまばの友へ
                             さようなら、遠藤さん。
[群馬県/上田 稔]


遠藤舞香
撮影/ゆめのしずく__


 舞香ちゃん、ご卒業おめでとうございます。
 現在高校3年生ということでSKiのほうもそろそろ卒業かなって思っていたら、実際今年卒業ということで“やっぱりか・・・”という気持ちです。
 舞香ちゃんがSKiに入会したのは1998年の夏ぐらいからだから約3年半在籍していたことになるんですよね。しかし3年半って期間は女の子の場合、雰囲気がガラって変わりますね!舞香ちゃんも1998年の写真等見ると、まだまだ中三の女子って感じで子供ぽかったけど、今の写真だと高三っていう学年のせいかかなり素敵な女性に成長(?)していると思います。
 また舞香ちゃんは歌に関しても入会したときからドンドン実力つけていって今やSKiの中で美香ちゃんに次ぐ歌唱力を持つメンバーとして頑張っていたので、今回の卒業は私としてはすごくさびしいという気持ちでいっぱいです。
 でも舞香ちゃんは頭の良い子だと思うので、きっとSKi卒業した後もやりたいことは決まっていることでしょう。月並みな言い方になってしまいますがSKiで頑張ってきた3年半を忘れないで、これから待っているであろう大学生活など頑張ってください。そしてたまにはOGとしてSKiのイベント、コンサートなどにも顔を出してください。
 今までお疲れ様でした。そしてありがとう!!
[北海道/やくざいし]

 遠藤舞香ちゃん、そして石澤彩乃ちゃん。
 二人がいなくなるのはちょっと寂しいけど、これからもKS3は、
 制服向上委員会を見守っていきます。
 巣立っていく二人に幸多かれ!
KS3編集部一同
鳥と女の子

 毎年思うことではありますが、今年は特に「これから」という子が辞めざるをえない結果になったのは残念でなりません。
 中にはSKiに熱意を持って頑張っていた子もいました。そういう子が真っ先に辞めなければならないなんてどうかしているとしか思えません。復帰したとしたら彼女達には否応なしに「元・制服向上委員会メンバー」という十字架がかかることを考えるとむなしい気持ちになります。
 辞めていった彼女達もSKiの一員だった子達です。そして卒業生と同じようにファンもいたのです。最後まで信じているファンもいるでしょう。
 その人たちのためにも、卒業する舞香ちゃんと彩乃ちゃん以上に幸せになってほしいと願わずにはいられません。

[編集委員■ホーカー・テンペスト]


KS3トップページ2001年冬・2002年春合併号目次

Copyright (c) 2002 Kochira Shinjuku 3-chome