★ 吉田梢・リーダー就任企画 ★
SKiに待望の6代目リーダー誕生!
SKiの6代目リーダーは誰になるのかというのは、ここ2・3年ずっと気になり続けてきた問題だった。5代目橋本美香リーダー時代、その後継者と目されたメンバーは何人かいた。4期生では川野朋美・三浦恵里子、5期生では秋山文香・遠藤舞香らがそうだったが、彼女達はみなリーダーになることなく卒業してしまった(秋山はその後復帰)。
「新年のごあいさつ」2003/01/04 LR
撮影/ゆめのしずく
そんな中で、《生誕10年祭》でリーダーを継承したのは吉田梢ちゃんだった。こういう言い方をしては失礼になるだろうが、彼女はSKiで最も影の薄かった6期生出身だ。1〜5期生はそれぞれ一時代を築いたし、7期生は現在5人が在籍していて、今やSKiの中核といっていい。8期生は2人しかいないが、松本久美子・松尾真冬という個性の強いメンバーがいる(9期生はこれからだろうが)。
そう考えると、やはり6期生というのはどうしても影が薄く感じられてしまう。梢ちゃん以外はみな定着することなく辞めていったし、彼女自身も新人時代は欠席が多く、いつ辞めてもおかしくないメンバーに思えた。しかし、2年目を迎えるにあたり、彼女は「今年は欠席しないように頑張ります」とコメントした。多くのメンバーが学校とSKiの両立に悩む時期があるようだが、彼女はその苦悩を乗り越え、以後欠席することなく頑張っている。その熱意が買われてサブリーダーに起用され、さらに6代目リーダー就任になったのだと思う。
個人的な話で恐縮だが、私は梢ちゃんに対してとてもいい印象を持っている。FCイベントで接すると、いつも明るい笑顔で応えてくれる。昨年の《お花見》で話してみたら、私のような者の名前を知っていてくれたので、とても感激したことがあった。それだけ、彼女はファンに気配りをしているのだろう。ポラ写のカウントをとっていても、彼女はいつもベスト3以内に入っているから、多くのファンに支持されていることは間違いない。そう考えると、やはり彼女は6代目リーダーに最も相応しいメンバーと言える。
梢ちゃんの今後の課題は、コンサートにあると思う。これまでも出番は多かったが、サブヴォーカルやバックダンサーが多く、センターで歌うことは少なかった。昨年の12月公演でもそのスタンスにはあまり変化が見られなかった。しかし、リーダーはグループの中心だから、コンサートでも中心的な役割を果たしていった方がいいと思う。いきなり過大な期待をかけるのは酷だろうけど、少しずつでもいいからその方向に向かって頑張ってほしいと思う。
とにもかくにも、6代目リーダーの誕生は、多くのSKiファンが待ち焦がれていたことだと思うので(もちろん5代目リーダーは立派だったけど)、それが実現した今、私は新生SKiがどのような展開を見せるか、期待をもって見守っていきたいと思う。
[編集委員■本間 寛]
これからもファイト!こづさん!
私が梢ちゃんがリーダー(6代目)になるとは夢にも思わなかった。
入ったばかりの99年、同期生が退会していく中、ついに梢ちゃん一人になってしまったものの様々な事があったと思う。
一昨年サブリーダーになった時も驚いたがサブリーダーに就任した際、美香さんが梢ちゃんの頑張りを認めたからと言って一年、私は梢ちゃん以外の誰かがリーダーになるか考えてみたけども、それじゃサブリーダーの一年はムダになるのか・・・私は見てきてリーダーになる素質があるように思えたのは言うまでもない。多少なり不安もあったがこれは誰がなっても思うことで・・・梢ちゃんはサブリーダーの一年、尚更歌や踊りを頑張っていたからこそ6代目になったと思う。
6代目リーダー就任後なんだかしっかりしたように思う。しかしリーダーらしさというのは何だろう・・・
頑張れば誰でもなれるというのは事実に反するならば、全員リーダーになってしまう(^^;
P会報によると《生誕9年祭》までは人についていくタイプだったそうで、その梢ちゃんが逆にメンバーを引っ張って(?)いけるようになったのは感無量です。
[滋賀県/○ちゃん]
新たな一歩で
梢ちゃんがSKiに入ったとき、リーダーは橋本美香ちゃん。まだ一年目だった。秋山文香ちゃんを除き、現在のメンバーは橋本リーダーしか知らない。美香さんがリーダーであること、それがSKiという認識になっていたのではないだろうか。
一年間サブリーダーを務めたとはいえ、いざリーダーとなるとその辺が大変かと想像に難くない。ところがここ1,2年で、リーダー一辺倒ではない状況になっていったように思える。それぞれのメンバーがある程度の役割を担って、SKiというグループが動いていく。そうした流れは、きっと新しい体制にもプラスとして働いていくと考えられる。
ところで、KS3の前号は《生誕十年祭》の日に発行された。表紙には梢ちゃん。これは前から決まっていたもので、リーダー就任とはまさに『偶然の一致』というタイミングだったのだ。友人の説では、梢ちゃんでは「背が足りない」ということだったが、個人的には「ありうる」と思っていた。だから発表の時は、正直、大きな驚きでもなかった。そして「表紙のあのコ」に書いた文は、リーダー・吉田梢に贈るメッセージとしても通用するなとほっとしたものである。
まだ出番が少なかった頃の「公開生徒総会」を思い出してみよう。いや、きっと印象がないという人が多いのではないだろうか。発言の内容は意外としっかりしていて、きちんとした主張の感じられるものだった。ところが、個性的な発言の中ではそれも埋没してしまう。実にもどかしい思いをしたものだった。
そうした面がまずサブリーダー就任につながり、やがてリーダーとしての適性を認められていったと考えられる。
《十年祭》において、梢ちゃんは最高に輝いていた。それまでに見たこともないほど良い表情で、ステージに臨んでいた。サブリーダーとして、内面的にも充実した一年を過ごせたに違いない。
「WORLD PEACE NOW 1.18」にて
撮影/ゆめのしずく__
これからは必然的に「リーダー吉田梢」として見られてしまうはず。しかし、リーダー職は梢ちゃんの中の一部に過ぎない。意識するあまり、自分を押さえすぎないようにした方が良いと思う。いや、むしろ積極的に出していくべきかと。リーダーという役の上で、「吉田梢」個人は果たしてどのような姿を見せてくれるのだろう。
そして、梢ちゃんの持つなごやかな雰囲気が、制服向上委員会のグループイメージにも良い影響をもたらしてくれることを願いたい。
[編集委員■ゆめのしずく]
リーダーとしての華 〜吉田梢さんに望むこと〜
六期生であり、サブリーダーであった吉田梢ちゃんが、昨年の九月にリーダーに就任したと知ったときの私の正直な気持は、驚きの気持が半分、そして納得する気持が半分というところであった。
梢ちゃんは、これまで名実共にSKiを引っ張ってきた橋本美香ちゃん並びに秋山文香ちゃんの二人。そして現在のSKiの中核をなすメンバー、七期生・八期生たちのちょうど中間の位置にいる。
私は、梢ちゃんはそんな二つの年齢層をつなぐ“調整型”のリーダーとして抜擢されたのではないかと思う。先輩である美香ちゃん・アキさん、そして後輩たちとのパイプ役として、グループ内のいわば潤滑油としての役目を期待してのリーダー就任なのではないかと思う。
そして、それは順調にいっているようだ。七期生の精神的支柱であり、梢ちゃんのリーダー就任と同時にサブリーダーとなった河野伶奈ちゃんとのステージやイベントなどでのやりとりを見ていると、グループとしてのまとまりは大丈夫だと安心させてくれる。
そんな訳で吉田梢ちゃんのリーダー就任は、イイ線いっているなと思う。
そんな今の彼女に対してひとつ言うなら、リーダーの肩書きがついた今でも「SKiというグループをステージ上で率いている」というシーンがいまひとつないような気がする。これは正直寂しいことだ。
彼女は、SKiの所属年数の割には、ステージでの経験が今一つ弱いということからこの現状があるのだと思う。
もちろん、美香ちゃんやアキさんの力量が素晴らしいことは承知だ。が、彼女にはその力量を乗り越えてステージの上でもトップに立ってほしい。少なくともその意気でやってほしいのだ。
リーダーとしての華はやっぱり、ステージの真ん中でメンバーたちを率いて歌う姿。
その華やかな記憶を、ぜひ私たちの心に残して欲しいと思う。
吉田梢ちゃんはもともと地味な娘であった。しかしこの二年間で、特に一昨年の秋にサブリーダーに就任してから、めまぐるしい活躍を私たちに見せてきた。
私の印象に残るのは、昨年一月の舞台《ワルキューレ海底行》の客演。期待以上の素晴らしい演技を見せてくれた。何よりも表情が本気であった。まさに表現者の顔だった。
私が思うにあれ以降吉田梢はステージング面で、なにより精神面でおおいに変わったと思う。
梢ちゃんは、これまでゆっくりとSKiのメンバーとしての歩みを進めてきた。
決してその速度は速くはなかった。が、舞台の上での表現者としての姿を着実に身につけてきたのだ。
私は、制服向上委員会六代目リーダー・吉田梢のさらなる飛躍を期待している。
そしてそれがいつの日にか成しとげられたとき、ステージ上での私たちの記憶に残る華やかな姿を見せてくれることであろうことを!
[編集委員■やまのむぎふみ]
関連記事
・「制服向上委員会・生誕10年祭」レポート
[ KS3トップページ|2003年春号目次 ]
Copyright (c) 2003 Kochira Shinjuku 3-chome