◆ イベント・レポート ◆
松本久美子 16歳のお誕生日会
2003/ 5/25(Sun) 10:15〜 at PTAコミティ・レッスンルーム(LR) [東京都中野区]
昨日、東急ハンズで買ったプレゼントを片手にしてこの日も日曜朝の中野坂上駅に降り立つ。
もう何回、同じ光景を見てきたことであろうか。
久美子ちゃんは白とピンクを基調とした春っぽいふわふわっとした雰囲気の出で立ちで、入り口に立っていた。うーん、可愛い(笑)。
「いやあ、可愛いねぇ。本当に可愛いよぉ。服が」と、ベタなギャグをかましてみる(笑)。
「それがオチですか(^^;」。ずっこけるくみみん。ごめんね、イマイチなギャグで(^^)。
でもね、本当に可愛かったよ。
さて、この『お誕生日会』イベントでは、メンバーがあらかじめテーマを決めて、それに沿った話をしていくのであるが、この日の彼女はしゃべっているうちに友達の話から家族の話、かと思いきやまた学校の話・・・のように話がどんどん脱線してしまう。
従って今回は純然たる“レポート”と言う形ではなく、この日久美子ちゃんが話したことについて項目事にまとめていき、それについて私が感じたことを綴ってみることにした。
★昨日は何してたの?
昨日は家にあるギターを久しぶりに弾いてみた。そのうち指が痛くなり、疲れちゃってギターを抱えたまま寝てしまった(^^;
明日はお誕生日会だし、カゼをひいちゃいそうだなと思いふとんに入って寝ようとしたらお母さんが帰ってきて「アンタ勉強とかしようとしないで、何寝ようとしてるのよ」と怒られてしまったそうだ(笑)。
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撮影/PTAコミティ
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★今日、来るときのこと
朝、起きないのでお母さんに怒られた(笑)。またかよっ!(さまぁ〜ず調に)。
この日の久美子ちゃんは先に述べたように、実に可愛らしい出で立ちであった。
くみみんいわく「今日ねぇ、頑張ったんだよー」。確かに気合いが感じられる。伶奈さんの“勝負服”に勝るとも劣っていない(笑)。お母さんと一緒に選びに行き、別の日にお母さんが買ってきてくれたそうだ。
そして「来るとき、この格好で来たんですよ(客席どよめく)。すごく恥ずかしくて途中までお母さんについてきてもらった」って(笑)。
制服のままではレストランに入れないなど、変なところで“恥ずかしがり”らしい。そこがまた可愛いんだけど。
★今まで一番つらかったこと
つらかったことはすぐ忘れる人で、覚えていることは覚えているがすぐに思い出せない。
そんな中、出てきたのが「数学」と、小さいとき「嫌いな習い事へ行ってた時の往き道」。
何事においても好き嫌いが激しく中三の時、通知表にも「苦手意識が強いので、それを直しましょう」と書かれていた。
好きな科目である国語や音楽と、嫌いな数学との取り組みの差を言っているのだと思うが「高校生になってもこれは直らないだろうなあ」って(笑)。
なんか分かる気がするナァ。
★嬉しかったこと
友達がいっぱい出来ること。
小学校の時はクラス全員が友達で、一人だけ省かれるという子が出るのが許せなかった。
年賀状や残暑見舞いも「間に合わないどうしよう」と言いながら全員に書いていたそうだ。エライ!<註>
最近はメールで返せるから気軽になって良かったなあと思うが、「やっぱり手書きの方がいいですよねぇ」ますますエライ!!<註>。
コンサートやテストなどの学校行事のためにファンレターの返事がなかなか書けないのだが、それを見てお母さんが「ちょびちょび書きなさいよー」「パッパと書きなさい」と言うそうだ。お母さんもエライ!<註>。「気長に、気長に、気長に待っていてください」とのこと。もともと手紙を書くのが好きで「このへんで切り上げなきゃ」と思うそうだが、ついつい長くなってしまうそうだ。
<註:筆者は郵政公社職員である>
★高校のこと
●クラブ活動
三月の『お花見』の時には、入った高校には陸上部が無いので軽音楽部に入りたかったと言っていたが「自分が思っていたのとちょっと違うなぁ」という訳で今は帰宅部(笑)。
学校が終わってから直接SKiのレッスンに行っているが、時間が余ってしまう。そのため一人ぼっちで寂しいので、やっぱり何かのクラブに入ろうかなと思っている。
テニス部に入ってみたいが、服装などの規律が厳しいのでまずムリだなと。友達が軽音楽部に入ったら、一緒に入ろうと考えているって(笑)。
●友達
入学した当初は友達がいなかったので学校に行くのが憂鬱だった。「行きたくなーい」と渋るくみみん。「友達は出来るから、三ヶ月でいいから通いなさい!」とお母さんに言われたそうだ。さ、三ヶ月って・・・。
そのうちに段々と友達が増えてきて、今は学校に行くのが楽しい。特に仲のいい子が出来てからは同じ電車に乗って通学しているとのこと。その友達は「ちょっとした私の発言で笑う子」だそうで、中学の時の仲のいい友達も同じように“笑う子”だったので「(私って)笑う子が好きなんだなあ」と。でも、くみみんもちょっとしたことで笑う子だと私は思うけどなぁ。うーん『類はともともを呼ぶ』ってか(笑)。
クラスに顔の整ったちっちゃくて色の白い「可愛いな」と思っている子がいる(とたんに反応する客席(爆))。「かなりあたし好み」で「髪型が遠藤舞香さんの雰囲気」だそうな。久美子ちゃんはその子に「可愛い」と言われたことがあり、それがすごく嬉しくて「そっちが可愛いよぉ」って返したそうだ。
久美子ちゃんは「友達に『意外と面白いよね』」と言われるらしい(これを言った途端に「意外じゃない、意外じゃない」と即座に客席から猛突っ込みが・・・)。
友達の間では久美子ちゃんは「『眠い人ナンバーワン』で有名」らしい(笑)。とはいえ、授業中に寝るのはイヤで起きているそうだ(疑惑)。
また「『放り出すと面白いし〜』みたいなことも言われている」そうだ。それはなんか分かる気がするぞ(笑)。
●好きな教科・嫌いな教科・先生
好きな教科は国語と音楽。実技系が得意。嫌いなのは数学と科学、理科。
科学の先生が『米』みたいな顔をしている(笑)。また、説明が難しい。みんなが「分からない」と言うと「分かろうとする気がないからだ」と怒られてしまう(^^;
国語の先生は「女子校は初めて」と言うことで緊張している。なかなかの人気者みたいで(?)黒板に似顔絵が。隣には担任の先生の写真も貼ってあり、そこには「It's HOT!」と書かれているそうな(爆)。なんだそりゃあ!? 熱血教師ってことか?
学校は携帯禁止だが、習い事があるなど事情がある人は許可を得ればいいそうで、早速許可を求めに行ったところ、先生に「12時(に帰るの)?不良ー!」と言われてしまったそうで「ちゃんと習い事やってるのにー」と怒るくみみんであった。
★習い事
小さい時にはいろいろとやっていた。お姉さんと同じようにピアノを習ってたが、練習を家でやらなかったのですぐにやめてしまった。
小学生の時には「かっこいい」と思ったのがきっかけでタップダンスを習っていた。が、途中で先生とうまくいかなくなってしまったそうだ。「怒られるのけっこう嫌いなんで」って。そのときには「お母さんに最後までやりなさい」と言われ、三年半くらいやった。
この三年半の蓄積が、今のステージングに出ているのだろうと私は思う。
また一年生の時「テレビに出る人やりたーい」という理由で劇団に入っていたが、演劇の恐い先生(名前が自分と同じ久美子だったので「サイアク」だと思っていたそう(爆))と、日本舞踊を練習するのがイヤでこれもやめてしまったそうだ。
ここでも“好きな物は好き、嫌いな物は嫌い”という、くみみんの性格がくっきりと出ているなあ・・・。
★気になる事件
イラク関係のニュースで、「将来何になりたいの?」と聞かれた子供達が「兵士になって敵を殺す」と答えたことに対してひどく悲しみを感じる。
くみみん曰く「内閣って正体不明」らしく、お父さんから「お前もそろそろ新聞読めよ」と言われるが、今はテレビ欄すら読まない。久美子ちゃん、頑張っていて本当に暇がないと言うことなのだろうね。
「新聞を学校に持ってくる人なんていませんよ」。ま、そりゃそうだけど・・・。
★家族のこと
この日の久美子ちゃんが一番力を入れて話していたのは、家族の話題だった。泉からこんこんと湧き出す清水のごとく、次々に面白いエピソードが出てくる。
お母さんは「ちょっとサザエさん入ってる」ような面白い人。
話をすると前置きが長く、なかなか本題に移らないのでイライラすることも。ちなみに真冬ちゃんも同じように話の前置きが長いそうだ(笑)。
よくぶつかり合い、なにかにつけてはお互い「バカ!」「バカ!」と言いあっているそうだ(笑)。
「バカなのは分かってるけど」(これには場内大爆笑)。さらに久美子ちゃん「家族の中では一番バカって有名なんです」って続ける(^^;;; そ、そうだったのか(爆)。
しかしこの言い合いは・・・
お母さん 「いつも一人で何も出来ないくせに」
くみみん 「そ、そうだけど・・・」。
このようにして、いつも久美子ちゃんの方が折れてしまうそうだ(笑)。
そんな二人を端から見ている人たちには「仲がいい」と言われるそう。そりゃそうですよ。仲がいいからこそ、言いたいことをお互いに言い合えるのですよね。
お父さんはコミティまで自転車で届け物をしてきたことがあり、メンバーの間では有名らしい(笑)。
スーパーの抽選会で毛ガニのセットを当て「当てたよ〜」と持って帰ってきた。その日は親戚からもカニが送られてきたので、「お金持ちになった気分だねぇ」と言って数日間家族みんなでカニを食べたそうだ。久美子ちゃんはそのとき、幼稚園の時以来久しぶりにカニミソを食べたらしい。
「美味しかった」と言うくみみんに「やっぱり飲んべえなんだあ」と納得する客席一同(爆)。「ラーメンにはチャーハンを付ける」「ラーメンの具ではメンマが一番好き」というステージ上の発言から浮かび上がってきた『松本久美子・将来は飲んべえ疑惑』が、ますます確信の持てるものになってしまったのであった(爆)。
仕事先のカラオケ大会で『昔の名前で出ています』を歌い、一位になったというのは、さすが現在のSKiではトップクラスの歌唱力を持つ久美子ちゃんのお父さんといったところか。
久美子ちゃんの二人のお姉さんは、この日出てくる時に言い合いをしていたらしい。
なんでも、一番上のお姉さんは結構ほっそりしているが、二番目のお姉さんは体格が良いので(^^;服を貸したら伸びてしまったということで、ケンカになってたそうだ(^^;;;。
(お姉さん。これ、久美子ちゃんが言ってたことだから、どうか筆者を責めないでくださいね(笑))
おばあちゃんも近くに住んでいて、いつもやってきてくれるそうだ。働き者で「汚いなー、この家」とか言いながら(笑)セカセカと掃除する。洗濯物をキレイに畳んでくれたり、おやつ買ってきてくれたりとか。
松本家のペットは、すっかり大きくなったご存じ猫のちぃくんと、最近拾ってきた三毛猫のチビ。チビはみんなに「ちぃくんより可愛いよね」って言われている(笑)。久美子ちゃんの帰りが遅いせいか、ちぃくん、最近はお母さんしかなつかなくなったそうだ。
久美子ちゃんが遅くまでテスト勉強をしていたときに、もう寝ようとふとんをめくったら、ふとんの中でちぃくんとチビが先に寝ていた。「ブンッ」と、久美子ちゃんがふとんから二匹を追い出すと、ちぃくんは「ケッ」という感じで別の所に行って“こてっ”と寝たのだが、チビは「私も一緒に寝る〜」と言いたげにふとんに入ってきたそうだ。
チビはふとんに入るとすぐに足を噛んでくるそうで、朝、久美子ちゃんが起きてこないときに、お母さんがふとんの中にチビを“ポン”と入れて(笑)、けしかけたことがあったそうな(爆)。
松本家の皆さん、面白すぎます(^^)。
★体のこと
カタくて前屈が出来ない。小さいときはお父さんが水泳をやっていることもあり、よく一緒にプールに行っていたのだが、休憩時間中に柔軟体操を一緒にやっては「カタいなぁ」と言われていた。また、家の近くに中国整体があり、そこの先生には「40歳くらいだよ」「柔軟をしてもまなきゃ」と言われている。が、言われてもやらないのでカタいまんま(笑)。「受け入れて実行しなくちゃ」と思っている。
反対に後ろにそらすのは得意で、電話をしている最中、なんとなく体を動かしたくなってやってみたら出来てしまった!でもその様子を見た家族から「何やってんの!?」と言われたそうだ(笑)。
最近、偏頭痛に悩んでいる。また、一度体を壊すとなかなか体調が元に戻らず長く続くとのこと。
メンバーの中では今、コンビニで売っているサプリメントが流行っていて伶奈さんおすすめの『マルチビタミン』を買っている子が多いそうだが、くみみんはそれに加えて『ローヤルゼリー』を買っているそうだ。「ちょっとおばさんくさい」って(笑)。
コンサートが終わった夜は、「もう死んでいる」状態で、お母さんから「『ポポンS』飲む?」「飲みます」。
近いうちに体力のいる『寿隊』のライブがあるし、歌い終わった後に息切れしないようにしたいとのこと(笑)。
お疲れなんやねぇ。久美子ちゃん・・・。
★久美子ちゃんって、一体どんな娘?
くみみん曰く「小さいときは『弱虫』『泣き虫』『ワガママ』」だったらしい。
客席 「今は?」
久美子「やさしいし〜」
客席 「え〜〜〜!」(爆)
ちっちゃいときはいつもお母さんや誰かと一緒でないと行動出来なかった。
そして、好き嫌いが激しい。好きじゃないことは出来ない。
中学のとき、嫌いだった数学の先生に教科書を貸したときに、先生の目の前で返してもらった教科書をパンパンとはたき「あんた度胸あるね」と友達に呆れられたそうだ。
こうして一時間以上、途切れることなく話し続けた久美子ちゃん。
最後の方に語った一言が、実に久美子ちゃんらしいなと思った。
「友達に恵まれてますよね。後、家族にも」。
すかさず客が突っ込む「客はぁ?」。
「もちろんです(笑)。『恵まれてないわ〜』とか言っちゃうと思ったの?(笑)」
ラストに一曲『うたかたの夢』。
そして「ありがとうございました」と終わりのあいさつをする久美子ちゃん。
「あれ?」戸惑う客席。
そう。くみみんは恒例の“ハッピーバースディ合唱”をすっかり忘れていたのである(笑)。
最後の最後の『ハッピーバースディ』で、お誕生日会は無事に終了したのであった。
追伸
この原稿を書いているときに思ったことだが、久美子ちゃんって、会話の中に擬音がやたらと多いのね〜。「セカセカ」「ブンッ」「コテッ」「ポン」・・・。
さすが「ガビーン」で一躍大人気になった久美子ちゃんだ(って、なんなんだよ(笑))。
[編集委員◆やまのむぎふみ]