◆ イベント・レポート ◆
SKiのサマーキャンプ'03
2003/ 7/12(Sat)〜13(Sun) at ニュー山中湖ホテル(山梨県山中湖村)
7/12(一日目)
AM3:00。前日までにまとめておいた荷物を愛車に積み込み出発。着替えやカメラを入れると結構な分量だ。「荷物の重さが愛の重さよ」というかつての某有名カメコのセリフを思い出す。
闇夜の西名阪自動車道と名阪国道をひた走る。この時間の幹線道路は、消費大国・日本の物流を担う大型トラックの天下である。そんな中を縫うようにして小さな車で走っていく。霧雨が降り続く。この二日間、御殿場の天気は持ってくれるのであろうか。
AM5:00。名阪国道の亀山インターを降り、国道24号線を東に向かって走らせる。途中で伊勢湾岸自動車道の川越インターに入り、一気に愛知県知立市まで駆け抜けた。
まだ真新しいこの高速道路は、皆無と言っていいほどに車が走っていない。
それもそのはず。併走して名古屋市内を走る24号線は高架部分が多く信号がほとんどない都市高速に近い一般道で、よほどのことがない限り皆、こちらを使うからだ。
とはいえ、睡眠不足気味で車を走らせているので、交通量が少ないのは助かる。
知立市から国道1号線を走る。するとどしゃ降りの雨が降り出してきた。「おいおい、勘弁してくれよぉ」。音羽蒲郡インターにて東名高速に入る。後は一路御殿場インターを目指すのみ。
AM9:00。東へと進むにつれて雨は止んでいき、逆にまぶしい日差しが車内に差し込んでくるようになった。一安心。この調子で持ってくれよ。
浜名湖サービスエリアで休憩。近鉄レストランで朝食バイキング。腹が減っては戦は出来ぬ。
しかし、結果としてこの旅程で一番豪華な食事になろうとは(苦笑)。
AM11:30。御殿場インター手前の駒門パーキングエリアにて時間調整。JR御殿場駅にて合流するゆめのしずくさんに携帯メールを打つ。
しばらくするとメールの返事が。しずくさん達も予定通りに御殿場に向かっているとのこと。
AM12:00。JR御殿場駅に到着。駅前には迎えの車用の停車スペースが設置されていた。これは助かる。
しずくさんたちの到着を待つ間、スーパーでお茶や菓子を購入。数年前、ファンさんたちの間で話題となった「がんばる!まいか」を発見したのでこれも買ってみる。
しばらくしてから予定通りにしずくさんとぜろさんがやってきた。ぜろさんに「これが噂の『彩ちゃん号』ですか」と言われる(笑)。
国道138号線をひた走り、いざ山中湖へ。三人の巨漢を乗せての山道登りは、ちょっときついモノがあった(笑)。
AM13:30。ホテルのある裏道を見つけるのに若干迷ったが、今回の会場の『ニュー山中湖ホテル』に無事到着した。
ホテル入り口には例年のごとくファンさんたちが鈴なりになっていた。 駐車場に車を停め、ツアーの受付を済ませる。同室となるT君・Nさんとここで合流した。
今回、私に手渡された参加章の番号は7番。ラッキーセブンとなってくれるのであろうか。
だか、一緒に手渡された進行表を見てがっかりした。
撮影会は二日目の一回のみ。しかも時間はわずか15分×二回。
「修学旅行もどき」の時も撮影会は一回だけだったと聞いてはいたが・・・。プリンスホテルを使った前回と違い、今回は割と自由に会場を使えるはずなのだから、今までのように二日間に渡って二回の撮影会に戻してもよかったのではないかと思う。
そしてもう一つ。いつもなら一緒に渡されるはずの「ライブコーナーでのアンケート用紙」もない。
一体これはどういうことなのか。
最初のメニューはなんと握手会だった。その列の中にはレッスン生の高田唯ちゃん・中野梓ちゃんの二人の姿もあった。
しかし、初っぱなから握手会ってったって、話すことがないじゃないのよ。
最初って恥ずかしい気がして、しずくさん・ぜろさんらと順番を譲り合う。結局、“三人の中では一番西から来た”というよく分からない理由で(笑)、私が先に握手会の列に並んだ。
ここではメンバーに対して順に「よろしく〜」と軽くあいさつを交わしていく。ただし、唯ちゃんと梓ちゃんの二人には「初めまして」というあいさつだ。さらに「あなたが新しいメンバーですね」と続ける。もちろん、まだ正式なメンバーでないことを知っていて、わざとだ。
「よろしくお願いします」と柔和な表情で答えた梓ちゃん。それに対して唯ちゃんは「まだ、レッスン生です」とやや緊張した趣で答える。このあたりがなかなか対照的であった。
握手会の列の先には、スリーショットでの記念撮影。テニスルックの片平妃奈子ちゃんと、審判姿の高橋里奈ちゃんと三人で撮影した。シャッターを切るのはKAO先生だった。
最初のメニューを終え、みんなで指定された部屋に入る。このホテルは改装されたばかりだということを聞いていたのでよく観察してみると、確かに新しい畳のにおいがしている。後付けされたとおぼしきエアコンには2003年製造の表示が貼ってあった。
しかし、風呂がユニットバスだったのには参った。これなら従来の東照館の大浴場の方がいいのになぁ。
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撮影/やまのむぎふみ_
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ちょっと休憩してホテル玄関前のロータリーにて最初のお話会。時間は30分。好きなメンバーの元に行ける。
まずは松本久美子ちゃんの所に。くみみんは赤いTシャツを着ていた。よく見るとマジックで何か書いてある。実はこのTシャツ、下のお姉さんのもので、文化祭の時に作ったTシャツだそうだ。マジックで書いてあったのはそのときの寄せ書き。もっともそのお姉さんも、今日くみみんが履いていこうと思っていた靴下を履いていったそうだが(笑)。
時間が半分くらい経ったところで、妃奈子ちゃんの元に行く。
昨夜、唯ちゃんと梓ちゃんの前髪を切ってあげたら、二人ともパッツンになってしまって、横にいた里奈ちゃんに「かわいそ〜!」と言われてしまったそうだ(爆)。
つづいては「テニス」。一端部屋に戻りTシャツと綿パンに着替え、再びホテル入口に集合。ホテル裏のテニスコートへと移動する。
テニスコート入口で高Pが順番に班の番号を割り振っていく。私は8班。偶然にもゆめのしずくさんと一緒であった。
さらになんと、高取英さんも私たちの班にやってきた。高取さんは軟式テニスの経験者とのこと。しかし高取さん、ゲームが終わると汗だく。とても大変そうだった(笑)。とはいえ私も人のことは言えない(苦笑)。アクエリアスを飲みまくる。
最初にやってきた河野伶奈さんはCOCONUTSの白い上着に赤いスカート。テニスの腕は、そこそこというところか。
次にやってきたのは斎木春香ちゃん。伶奈さんとは逆にテニスの腕は・・・(以下略)。
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撮影/やまのむぎふみ_
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最後は山越千歌ちゃん。水色のクレージュの上着と紺のスカートといったウエアがキマッている。長身故に、テニスコートに立つ姿が実にサマになっていた。
テニスも先の二人と比べると一番出来ていた。でも、サーブがときたまホームランになってしまうのはご愛敬(笑)。
テニスが終わった後は夕食までツーポラの時間。
ここではツーポラをとるつもりは無いので、のんびりと過ごすことにする。
テニスで汗だくになってしまったので、シャワーを浴びてから(バスにお湯を溜めるヒマはない)撮影ウオッチングに出た。
撮影場所であるジャングルジムのあたりにはすごい人だかり。皆、撮ってもらったポラ写真を手に撮影風景を眺めていた。
夕食&ショータイム。夕食会場に着くと、すでにメンバーが全員前に立っている。ええっ?とまどう私。今回は夕食が始まると同時にショータイムがスタートしたのだ。
いつもならご飯やみそ汁を皆で一列に並び、もらいに行くのだが、今回はメンバーが舞台に立っているのでそのやり方が出来ない。お盆に乗せて前からご飯とみそ汁を回していくという。しかし最初にきちんとこのことを言わないために、ご飯をもらえないファンさんが続出。ついには後ろの方からブーイングが起こる始末であった。
こんなことはメンバーが出る前にスタッフが参加者全員にきちんと説明し、それからご飯を廻し始めれば避けられたトラブルである。情けない。
これ以降、今回のツアーは仕切りのひどさに泣かされることとなった。
メンバーたちによる[自己紹介]のあと[アコースティックライブ#(シャープ)1]
美香さんのギターで「廃墟の鳩」「青い鳥」(共にタイガース)・「風」(はしだのりひこ)。
[ゲストコーナー]
ここでは伶奈さんと里奈ちゃんが司会。登場するのは今回もPANTAさんと高取英さんの二人。
話の中で高取さんは、新宿の「ロフトプラスワン」での今夜のイベント出演をすっぽかしてきたことが発覚する(^^;。
[アコースティックライブ#(シャープ)2]
「なごり雪」(伊勢正三/イルカ)・「思い出の渚」(ザ・ワイルドワンズ)・「あの素晴らしい愛をもう一度」(ザ・フォーククルセダーズ)とくる。
「なごり雪」は中学校の修学旅行の時、みんなで帰りのバスの中、歌ったことを思い出した。「あの素晴らしい愛を〜」は大好きな曲。バンバン(ばんばひろふみ)のヴォーカルが懐かしい。個人的には「いちご白書をもう一度」の方が好きだが。
[PANTAライブコーナー]
ここでPANTAさんのソロコーナー。「音、適当にやって〜」と言いながら、いそいそとギターをチューニングするPANTAさん(笑)。
まず「あなたが欲しい」(ハプニングス・フォー)。「こういうの歌ったことない」と言って「海は恋してる」(ザ・リガニーズ)。「あなたの心に」(中山千夏)。
PANTAさんのMCは面白すぎ(笑)。「○○(某有名フォーク歌手)は知り合いだけど、絶対歌いたくねぇや!」会場大受け。
「心の旅」(チューリップ)では会場が一体となっての大合唱となった。歌い終わった後、照れ隠しか「歌ってて自分の声が財津(和夫)の声に聞こえるのが不思議で」って言うPANTAさんであった(笑)。
[SKiライブコーナー]
メンバーちゃんたちが、サッカー選手(ベッカム・ロナウド)や野球選手、審判などの出で立ちで再登場。この後の『テキヤのツーショットポラ撮影会』のためだ。
「いつまでもいつまでも」(サベージ)、「真冬の帰り道」(ザ・ランチャ−ズ)、「お嫁においで」(加山雄三)。「真冬の帰り道」で、途中、松尾真冬ちゃんが真ん中に立ったのは、粋な演出といったところか。
SKiナンバーは「モーニング・コール」・「傷だらけの青春」・「ゴジラソファミレド」・「明日への勇気」。
ベッカムひなっちには萌えだった。しかも、私の座り位置はひなっちのすぐ前。まさに「ラッキーセブン」だったのである。
しかし、SKiナンバーが4曲とは、ちと少なすぎやしませんかい。
メンバー達が感想を延べ、今回のライブは終了。
いつものように握手会はないのはおおいに不満であった。ここでメンバーちゃんに一日目の感想を言うのが楽しいのに。
テキヤのツーポラが始まる。様子だけ見てそそくさと部屋へ。
いくらベッカムひなっちに萌えとは言っても、それとこれとは違うからね。
この夜は昼に買った「がんばる!まいか」をつまみながら(あまりおいしくなかったな、これ・・・)、同室のメンバーたちでSKiやネットについて同室のみんなで談義する。
テレビから流れる天気予報は「雨」。明日の撮影会は厳しいか。
7/13(二日目)
例年のごとく気合いで起き、シャワーを浴びて眠気を飛ばす。
二日目最初のメニューは「朝の散歩」。本来なら山中湖までメンバーと共に歩いていき、湖畔でツーポラ撮影なのだが、朝からしとしとと降りしきる雨のため、クラブハウスでのお話会となった。
クラブハウス内はそんなに狭くなかったのであるが、100人以上の人間が詰めかけるとやっぱりキツイものがある。そして、とにかく肌寒かった。
少し考えて、今回はくみみんの班にいく。ぜろさんが隣に座った。
ぼ〜〜〜〜〜〜っとしたくみみん。「久美子ちゃん。起きてますか、起きてますか〜」と、ナイナイの岡村調に突っ込みを入れてみるも、ぼ〜〜〜〜〜〜〜っ。まさに「避暑地のアンニュイ」(by 河合その子)状態(笑)。
ひなっちの班からは、声を殺した「Happy Birthday」の合唱が聞こえてきた(笑)。
ツアーの案内書に「参加章の交換が発覚した祭には退場」とあり(誤植ですね(笑))、「祭禁止なので、こっそりやろう」ということで、声を殺して歌ったそうだ(笑)。
この後の早朝ポラ撮影会では私自身の決めごととして(※1)、ひなっち・くみみんと一枚ずつポラを撮影した。
クラブハウスからホテルに戻ると、レースクイーンのお姉さんが二人、派手に改造したワゴン車で出かけようとしていた。この日は会場からほど近いサーキット場の富士スピードウェイで「GT選手権」(※2)があったのだ。もっともほとんどのファンさんたちは興味がないようであったが。年齢的に(爆)。
朝食は、しょぼいの一言・・・。面白くなかった私は、ごはんのお代わりをして元を取ろうと試みる(せこい・・・)。
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撮影/やまのむぎふみ_
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食べ終わった後、廊下を歩いていたら撮影会の衣装に着替えた伶奈さんと偶然に会った。 白い、ふわっとしたワンピース。髪はもちろんストロン。しずくさんが見たら、泣いて喜びそうな出で立ちであった(笑)。
私の元へ、いたずらな微笑みを返す伶奈さん。快い。みんなこれにやられるのよねぇ〜(^^)。
撮影会は、全員を三班に分けてシングルショット・ツーショットで各15分ずつ。改めて書くが、とにかく時間が短すぎる。
玄関横のティーラウンジみたいなスペースにすでに集まっているメンバーたち。皆、ここぞとばかりに気合いの入った出で立ちだ。
妃奈子ちゃんを見ると、先週のお誕生日会に続いての勝負服(笑)。水色のフリフリドレスだ。泣いて喜んでのは言うまでもない(爆)。
スタッフがセッティングをしている間、手持ちぶさたなひなっちは、梓ちゃんや唯ちゃん達とじゃれあっていた。
梓ちゃんのほっぺたをつまむひなっち。すると梓ちゃんもひなっちのぷにぷにしたほっぺをつまみ返す。まるで雪見大福のように柔らかくてよく伸びるほっぺただった(笑)。
さらに里奈ちゃんともほっぺたのつねり合いを始めるのであった。
そうこうしているうちにスタッフがティーラウンジに置いてあるテーブルやイスを片づけ始めた。「?」。すると空いた場所に伶奈さんやひなっちを立たせたのである。
「おいおい冗談やないでぇ」。この場所はあまりにも薄暗く、ストロボを焚いたとしても、とてもじゃないがまともな写真が撮れる環境ではない。
これをひどいと思ったのは私だけではなく、他のファンさんたちもスタッフに抗議を始めた。まるっきり当然だ。結局、全員をホテル外周を囲んだテラスに立たせて撮影することとなった。何故最初からそういう考えにならないのであろうか。
さらに「携帯電話のカメラでの撮影禁止」も言い渡されていた。これもまったく理解できない。私のように気合いが入って無く、携帯だけでしか撮影するつもりで、カメラを持って来ていない人だっているはずなのに。理由を聞いたファンさんによると、写メールで送信されると困るからという「???」な回答が帰ってきたそうだ(>_<)。普通のカメラで撮った写真でも、若干手間はかかるがメールで送信することは出来るのに。
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撮影/やまのむぎふみ_
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今回の撮影は悪戦苦闘した。光量そのものは乏しかったが、光の加減は決して悪くはなく、ストロボを焚けば十分に撮れる。だが、幅の狭いデッキにメンバーと撮影者が陣取ると、後ろを通り抜けるスペースがないのだ。よって、他のメンバーの所へ移動するときには、撮影している最中のメンバーとファンさんの間をすばやく通り抜けて行かなくてはならず、すごく気を遣う羽目になった。またそれ以上に、重い一眼レフを二台も持って狭いスペースを通り抜けるのが本当に大変だった。
結局、シングルショットの回では、36枚撮りフィルムを一本も消化できないまま終わった。いくらなんでもこれはまずい。
そこでこの後のツーショット撮影では思い切って機材を軽量化することにする。コンパクトデジカメをメインとし、補助として白黒フィルムを詰めたペンタックスMZ-3との二台だけで勝負することにした。
コンパクトデジカメのミノルタ・ディマージュ xiは昨年の暮れに買ったもので、年明けの『ごあいさつ』でも大活躍してくれたモノだ。今回も頼むぜ。
まずはKS3用に全員のメンバーをデジカメでサクサクと押さえていく。ツーショット撮影はあまり好きではないのであるが、こういうときには助かる。
そして、ひなっち&梓ちゃんのペアの元へ。さっきの仲むつまじい様子を見て、これは押さえるべしと判断したからだ。
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撮影/ブルーウェイブ_
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「待ってる間、梓ちゃんとほっぺのつねり合いしてたでしょー」とひなっちに話しかける。すると早速、梓ちゃんとほっぺたをつねりあってポーズをつけてくれた。気心の知れた仲間と一緒にいるということで、リラックスした実にいい表情をしている二人。ディマージュで確実に押さえる。
また、撮影会には慣れていない梓ちゃんを、ひなっちが「あのカメラから順番に目線を送っていくんだよ」とやさしくリードしていた。思えば、初めてひなっちとじっくり話をしたのは二年前の山中湖ツアーだった。それからの二年間という月日は「人を内面的に成長させるには十分なものなのだなあ」と私は思った。
「さあ、今度は唇と唇をくっつけてみよう〜」かつての本間さんのアイディアをいただき(※3)、一発ボケてみる(笑)。
二人見つめ合い、だんだんと顔を接近させていくひなっちと梓ちゃん。
そして、すんでのところで二人して「ぷーっ」と吹き出してしまったのであった(笑)。
「ダメじゃない、ちゃんとやんなきゃ〜」と明石屋さんまばりに説教する私(笑)。「だって、笑っちゃうんだも〜ん」と、二人して笑うひなっちと梓ちゃんであった(大笑)。
この後は玄関に並んでの記念撮影会。ファンさんが10人ずつメンバーの後ろに並ぶ。 ぜろさんはメンバーの横に立ったのだが、そのときに「新しいメンバーです」とボケたら、伶奈さんに「ダメですっ!」と突っ込まれていたらしい(笑)。
ツアーもいよいよ佳境に入った。
しかし、今回はまだ山中湖を見ていない。
昼食。内容が段々しょぼくなる・・・。
「どういうこっちゃい!?おお〜っ!!」浜田雅功のごとく心の中で叫んだ私(笑)。
面白くないのでごはんのお代わりをして(以下略)。
午後からは散歩&トークタイム。
玄関先に集合。ここで突然スタッフから「湖畔まで移動します」と言われた。またもブーイングが起きる。
当たり前だ。進行表には「トークタイムは大広間で行う」と書いてあったのだから・・・。ほとんどのファンさんは傘など持ってきていない。もちろん私もだ。
大広間が使えなくなったのか。それとも「このツアーではまだ山中湖へ行っていない」という声がどこかから出てきたので、急遽決めたことなのであろうか。それならそれで昼食の時に知らせるとか出来たでしょうに。
二年前のツアーでの仕切りの良さは、一体どこへ行ってしまったのだろうか。
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撮影/やまのむぎふみ_
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どんよりと曇った空を眺めつつ「雨降るな、雨降るな」と祈りながら、山中湖のほとりへと向かった。
幾隻ものボートが並べてある砂浜にいつものようにメンバー一人一人が散らばり、班ごとに分かれてお話をする。湖面はねずみ色。寂しい・・・(泣)。雨がパラついてきた。傘を持ってきていたNさんに相合い傘してもらう。
まず私の班の元へ最初に来たのは春香ちゃん。やってきた早々「どこにいるの?」「見えな〜い」「傘だけ来たよ」と、一斉にジャブをかますファンさんたち(笑)。湖が目の前と言うことで「飛び込んだら〜」とお約束の突っ込みも。
続いてやってきたのは千歌ちゃん。千歌ちゃんは小学生の時にイモリを飼っていたそうだ。もっとも夏休みの間に干からびちゃったそうだが(^^;)
「さわったりして大丈夫なの?」と聞くと「全然大丈夫。可愛いんですよ」と。ちょっと意外な一面である。
三人目はくみみん。
Hellow に加え、寿隊では中隊長となった久美子ちゃん。
ファン 「四月から覚えること多いよねぇ」
久美子 「多いですねぇ。出来ないの多いのに」
ファン 「他のメンバーに一つあげたら?」
久美子 「ダメー、全部好きだから」
Hellowの正メンバーに抜擢されたことが話題に出たとき、前メンバーであった秋山文香さんのことを気遣ってか、一瞬表情が陰った。
だが、今現在、自分がやらなくてはならないという現実。それを彼女は前向きにとらえていた。
ファン 「17歳になるまでに『ダンシングセブンティーン』もとっちゃって」
久美子 「あの踊り、結構好きです。でも、走っている時にコーラスがあって大変なんです」
ファン 「客も大変なんだよね。立ったり座ったりして」(爆笑)。
BW 「そうそう。これ(座るマネ)やって、これ(立って右腕を回す)やって」(笑)。
最後に来たりりかちゃんとは、昔飼っていたハムスターの話や、十月に行われる月蝕歌劇団の公演の話(とはいえ、この時点ではまだなにも決まっていなかったようであるが・・・)なんかをした。
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撮影/ブルーウェイブ_
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最後にフリー・トークタイム。好きなメンバーの元へ行ける。
オーラスで私が選んだのはひなっち。やはりこの話題から入る。
妃奈子 「撮影会の衣装、良かったと思う人〜!」
ファン全員 「ハ〜イ!」
妃奈子 「ありがとうございま〜す!」
BW 「今回の衣装、頑張ったよねぇ〜」
妃奈子 「はい。でもあれはお母さんが選んできたんですよ」
ファン 「(伶奈さんのように)手作りじゃないの?」
妃奈子 「うちのお母さんは作れるのか作れないんだか分かんないんですよ」
ファン 「じゃ、今度は自分で作らないと」
BW 「いいね〜」
妃奈子 「ただの“ストーン!”ってのしか作れないし(笑)」。
最近、花が好きで家の中に花が多く飾ってあるという話から、昔、コンサートのセットに使った造花にメンバーのサインを入れて販売したことがあったという話となり・・・。
妃奈子 「メンバーが自分で種から育てて、それをプレゼントするってのはいい感じじゃないですか?」
BW 「でもそれ、育てるのが・・・」
妃奈子 「枯らしちゃう子とか、いそうですよね」
ファン 「枯らしそうなメンバーってのが、想像出来ちゃうよね」(笑)。
妃奈子 「私はその中入ってます?」
皆、口ごもり、話をそらそうとしたのは言うまでもない(笑)。
そうこうしているうちに終了の時間が来た。
そして最後に祭ということで、ひなっちのために「Happy Birthday」をみんなで大々的に合唱したのであった。
ホテルに戻って玄関先で最後のあいさつがあり、握手会でシメ。
ぜろさん、ちょっとおかんむり気味(笑)。どうしたのか聞いてみると「伶奈さんがわざと手を出してくれなかったんだよぉ(泣)」だって。なるほど。普段からいぢめてるからここでリベンジされたんですなぁ(爆)。
部屋の荷物をまとめ、玄関先へ。すると、ちょうどメンバーたちがワゴン車に分乗して出ようとしていた。そのうちの一台はPANTAさんがハンドルを握っている。ホント、気さくと言うか、飾らない人なんだなあと感じた。
走り出す車の窓に向かってバイバイ。
そしてNさんとはここでお別れ。この機会に、アイドルについての深くて濃い話をもう少ししたかったなと思った。
今回のイベント自体はここで終わり。しかし今回はちょっとだけ続きが。
ゆめのしずくさんが二年前と同じように忍野八海へ観光に行くという。この場所は、前回のしずくさんのレポを見て興味があったので、ぜろさん・Tさんと共にお供することにした。
ところがしずくさん、前に来たときには自分で車を運転していなかったので、目的地までの道をよく覚えていない(とほほ)。町中をグルグルと廻ってようやくたどり着く。
富士山の湧き水を溜めてある水盤に「30秒手を浸けてみてください」とあったので試しにやってみるが、手の切れるような冷たさに15秒も持たなかった(笑)。
忍野八海の中心、濁(にごり)池に二匹のアヒルがいた。観光客慣れしているせいか、我々の姿を見ても全く動じない。それで思い切り近づいてみる。するといきなり「グワッ」と啼いて威嚇してきた。
それに驚く私たち。思わず・・・
ぜろさん 「まるで伶○さんみたいだ」
BW 「じゃ、このアヒルは、○奈さん一号・二号ですか?」
という訳で、忍野八海の濁池に住むアヒルは我々により「○○さん一号・二号」と名付けられたのであった(爆)。
読者のみなさん。忍野八海へ観光に行かれた際には、ぜひアヒルの○○さんに会いにいってあげてくださいね(核爆)。
途中のバス停でTさんと、しずくさん・ぜろさんとはJR御殿場駅でお別れ。
御殿場インターから東名高速に乗り、帰りと同じルートをたどって帰阪した。途中、仮眠をとったために、大阪へ着いたのは夜中の三時過ぎだった。
行きつけのラーメン屋(※4)に飛び込み、ラーメンとおむすびを注文。どんぶりの中のシナチクを箸でつまんだとき「久美子ちゃん、シナチク好きだったよなあ」なんてことを運転疲れのためにぼんやりとした頭でふと思った私であった。
メンバーちゃんは、皆、頑張ってくれたし、この旅程そのものは「楽しかった」と思う。
しかし今回、素直に「良かった」とは言い難いイベントであったことは、いかんともしがたい事実である。
次回のツアーでは、すっきりと楽しませて欲しいと私は願う。
[編集委員◆やまのむぎふみ]
(※1) 私自身の決めごと=一回のイベントにつき、ツーショットポラを一推しの子と一枚撮るということ。
(※2) GT選手権=正式な名称は「全日本GT選手権」。市販車改造の自動車レース。
この日(7/13)行われた富士スピードウェイでのレースは、6月22日にマレーシアで行われる予定だったレースがSARS渦により中止となり(マレーシアはSARS感染地域ではなかったが)、急遽開催されたものである。
(※3) 本間さんのアイディアをいただき=99年夏の水上ツアーの撮影会の時に編集委員の本間氏は、美香さんと四期生の川野朋美ちゃんのペアに「さあ、唇を重ね合わせてみよう」とボケてみたのである。実行したかどうかは・・・(笑)。
(※4) 行きつけのラーメン屋=京都に本店がある「横綱ラーメン」。醤油豚骨のスープと、いい具合にタレのしみこんだチャーシューが筆者のお気に入り。ちなみに、シアトル・マリナーズの長谷川茂利投手もこの店の大ファンで、日本へ帰国した際には必ず食べに行っているそうだ。