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SKi Mi-Ma Duet Live'05




◆制服向上委員会レポート◆

橋本美香・松尾真冬 DUET LIVE
                   2005.08.27(土)17:00- at.こまばエミナース
                       [レポーター:編集顧問◆みのる]


 2005年8月27日(土曜日)、あたしにとって最も長い一日が始まる。
 午前5時、新宿行き夜行バスの車内にいた。目が覚めると府中市あたり…。東京遠征自体が6年半ぶり(※1)だから気持ちが高ぶっているが、隣席のサラリーマンのいびきがうるさく、2時間くらいしか寝れなかった(泣)。それと途中休憩が1回(岐阜県:養老SA)しかないのには、マイッタ…。

 首都高速を降りて、初台のDOORSをかすめたら、もうすぐ終点。JR新宿駅新南口には5時半に着いた。サウナで仮眠を取るため「割引券」を貰おうとしたら、6時より配布とのこと(^_^;。甲州街道の陸橋から、駅に出入りする電車を眺めながら「東京へついに戻ってきたなぁ…」と思いつつ、大都会(not クリスタルキング)を流れる風に身を委ねた。
 割引券を手に入れ、東口へ急ぐ。とにかく眠いのもあるが、今は風呂に入りたい。西武新宿駅の東側にあるサウナ〔グリーンプラザ新宿〕で、しばしお世話になる。朝シャンして湯船に浸かったら、気持ちよすぎて寝てしまい、危うくのぼせるところだったf^_^;。
 「♪朝のシャンプー、ただいま完了。朝食メロンパン〜(爆)」をかじってから仮眠。テレビによると、この日の最高予想気温は33℃なんだとか…(暑ぅ〜)。

 12時に起きて、鏡を見たら「♪髪が爆発、みんなの笑い者〜(※2)」状態。それじゃマズいので、再び入浴してからチェックアウト。元編集長・やまのむぎふみ氏より、「終演後に(こまばエミナースの)外で待ってます」との電話。かつて、コミティビデオ(※3)にもよく登場した花園神社で「美香&真冬のデュエット・ライブが成功しますように…」とお祈りし、旧PTAコミティ(※4)の前を通って、JR新宿駅から山手線で渋谷へ。
 ハチ公口を出て歩いていると、街のあちらこちらで倉木麻衣さんのアルバム〈FUSE OF LOVE〉の発売記念キャンペーン中で、うちわを配っている風景に出くわす。うちわ…いゃ、あたしは麻衣さんのファンなので、事前に調べておいたのだけど…(^o^)P タワーレコードで、いま流行りの「ホワイトバンド」(※5)を買う。

 井の頭線を駒場東大前駅で降り、西口からこまばエミナースへ向かって歩く。この道を“こまばへの道”と呼ぶかどうかは定かではないが、15:30久々にエミナースへ辿り着く。ご存じの方もいるだろうが、ここの正式名称は「国民年金中央会館」というそうだ。
 早速当日券売り場へ。A席5,500円ナリ。しかし、渡されたチケットには「真夏の祭典」の文字が…。これって、明日夜のチケットじゃん!(をぃをぃ) ボディチェックを受け、階段を降りるとき十字を3回切る(※6)。期待していた握手会は残念ながら無かった。美香ちゃんに「ただいま!」と言いたかったのにぃ〜(泣)。
 開演前、知り合いのファンさんに、この日がデビュー10周年となる美香ちゃんへの記念メッセージ(今号の特集)を頂戴に回る。すると、何人ものファンさんから「え!?美香さん、デビュー10年なの?」と逆に聞かれる始末(←覚えときましょうよ…)。

 あたしの相棒・雪だるまのぬいぐるみ「チャッピーくん(※7)」と一緒に開演を待つ。場内が暗くなり、いよいよ[MIMA]のデュエット・ライブは『恋はハイウェイドライブ』でスタート。MCでは「今月は(アルバム〈DUET〉の)レコーディング等で忙しい」と言っていたが、その発売日は再び11月1日に延期だとか(号泣)。Hellowの『あなたに夢中』と、『明日に向かって』の後は、『くだけそうなガラスのMY LOVE』『SOMETHING』の2曲。真冬ちゃんのデビューは4年前(2001年)の8月公演で、オーディション時の審査員は美香ちゃんだった。
 真冬ちゃんお気に入りの『美しいあの出逢いと別れの詩』『孤独の世界』に続き、『サウンド オブ サイレンス』『最後のKiss』といくはずが、サウンド〜で違うオケが流れてしまい、急遽高橋P(※8)の指示で『最後のKiss』『愛を信じて』に差し替え。最後の〜は美香ちゃん作詞の曲だが、真冬ちゃんは「美香さんが作詞しているところを見たことがない」そうな。美香ちゃんは「ハワイに行って、二人で作詞作曲してくるから(事務所に)旅費を請求している」のだとか。

 ソロコーナー。先攻は真冬ちゃん『夏の思い出』『Heart’s Never Lie』。夏の〜は、7月の《女子校制服ファッションショー》に因んで選曲。対する美香ちゃんの選曲は『浜辺の歌』と『魅せられて』。きのう、過去のアルバムを聴き返してきた美香ちゃん曰く「真冬ちゃんは素直で真面目な娘」。

 続いてゲストコーナー。「新生SKi」ということで、左側から片平妃奈子,加藤祐奈,星川りりか,松尾真冬,結城美紀代(15),岡本璃奈(13)の6人が、黄色・ピンク・水色のブレザーを着て登場。しかし!ナナナント(c)、河野伶奈さんがいな〜い!!(号泣) 次の『テスト』は、りりかちゃんがセンター・ヴォーカル。3曲目は静寂向上委員会の代表曲でもある『さよならは出逢いの明日へのしるし』は真冬ちゃんがセンター。歌い方に変化をつけた、彼女のオリジナルである。次のMCで「3曲“も”お送りしました」(だけかい!)と、りりかちゃん。客席から「え゛〜っ!」の声が。

 これより約30分の休憩。物販コーナーを覗いてみると、公演パンフレット・浴衣サイン色紙(欲しいよぉ〜♪)・サマジャンくじ(※9)とCD・コミティビデオ(新作も含めて14作品)などなど…。パンフレット購入(\2,400)と水分補給をしてから、さっきのメッセージの続きを聞いて回る。この日はサッカー日本代表の青いユニフォームを着てたので、さすがに目立ったようだ。F-1の「ピットシャツ」(※10)を着ていたらどうなってたことか? とにかく読者の皆さん、ご協力ありがとうございましたm(__)m。

 客席に戻ると、程なく照明が暗くなった。後半戦のスタートは『TESS』『あなた』『涙が消えるまで』の3曲と、『パーフェクト デイズ』『まだ見ぬ世界を信じて』。
 衣装替えの合間に、ひなっち[片平]・(星川)りりかの二人で今後の日程紹介。MIMAのアルバム発売日を“10月”1日と紹介(^_^;。ひなっち曰く「二人がハモった時、鳥肌が立った」とか。この二人(片平・星川)の野望は「デュエットアルバム」を出したいらしい。それならユニット名は、片平の「ひら」とりりかの「り」で[ひらり]なんていかがでしょうか?<ご両人

 衣装替えした真冬ちゃんがアコースティックギターを持って登場。「弾くの?」と思ってたら、遅れて登場した美香ちゃんに渡して『あいたくてあいたくて』『恋のフーガ』『この世で一番キレイなもの』を二人で歌う。次の『悲しみのバラッド』は、メリー・ホプキンの『THOSE WERE THE DAYS(邦題:悲しき天使)』に、美香ちゃんが詩を付けたもの。
 橋本作詞の『お墓参り』と、松尾作詞・PANTA作曲『小さな私』は、同時期に出来た曲なんだとか。『雨上がりの景色』は美香ちゃん作詞の最新曲。

 MCで真冬ちゃんが「次回(のジョイントライブに)は[傾き隊](※11)にも出てもらいたいですね(^_-)」。『マイボニー』の次は、『もっともっと』。美香ちゃんが作詞・作曲した、MIMAの代表曲とのこと。『疑問』『恋(A-YA ver.)』を歌って、本編終了。

 場内に「アンコール!」の声が轟く。さすがに「アルコール!」と叫んでいるファンさんはいないようだ(^_^; MIMAの二人が再び登場して『黒い瞳』。メッセージ色の強い曲だけど、あたしは好きだ。手拍子で応援する(ジャンプまではしなかったけど…)。真冬ちゃんのヴォーカル…少しテンポを変えた歌い方で、いわば“松尾真冬オリジナル”。
 『私生活』の次が、ラストナンバーの『声を聴いて』。皆、静かに二人の歌に聴き入っていた。あたしも、チャッピーともども聴き入る。
 最後に美香ちゃんが「また、デュエットライブができるように頑張ります!」と言って、20:09緞帳が下りる。関係者席で見ていた河野伶奈さんがPA席に来たので、「チャッピーくん」を見せて、自分をアピールしておく。

 物販コーナーに、PTAコミティ元社長の中野(成子)さんがいたので、声を掛ける。

  みのる 「中野さん、こんばんは!」
  中野さん「アラっ、お久しぶりです」
  みのる 「ライブを見に来るのは8年ぶりなんですよ」(※12)
  中野さん「えっ、8年ぶりなの!?」

 さすがにビックリしていたようだ。

 外で待ってくれていた むぎふみ氏らと、「デュエットライブは最高でしたよ♪」と新宿で食事しながら、残り少ない東京での時間を楽しんだ。バスが出るとき、あたしの頬に熱い涙が走った…。それは「こんなあたしにも“戻れる場所”があった」という、安心感からきたのかもしれない。MIMAの二人、最高のライブをありがとう…。



脚注(注釈)

※1:1999年1月のFCイベント《ボウリング大会》以来。
※2:元ネタは、さくらや(関東の家電量販店)CMソング。「♪安さ爆発、みんなのさくらや〜」
※3:アイドル・ジャパン・レコード株式会社(旧:有限会社 PTAコミティ)が、制服向上委員会のファン向けに自主制作しているビデオソフト群。内容と画質・価格は回によって、天と地ほどの開きがある(苦笑)。2005年8月で800本達成。
※4:さくらや「新宿東口パソコン館」がある〔猪山第2ビル〕5階に、1998(平成8)年10月まで入居していた。ちなみに〈こちら新宿3丁目〉という誌名は、この旧事務所の所在地に由来している。
※5:「地球上で3秒に1人の子供が貧困や医薬品の不足が原因で亡くなっている現状を見過ごせない」という趣旨の〈ほっとけない、世界のまずしさ〉キャンペーンのマスト・アイテム。しかし、これを買ったからといって、子供たちに直接援助されるわけではないとのこと。詳しくは http://www.hottokenai.jp/ を参照。
※6:あたしはクリスチャンではない。f^_^;
※7:あたしがぬいぐるみを持つよりも後に飼い始めたという、美香ちゃんの愛犬「チャッピー」と名前が同じであるが、美香ちゃん曰く「偶然」なんだとか…。
※8:高橋廣行プロデューサー。現場でサンダルを履いてることが多いので、客からは「サンダル」と呼ばれている。
※9:当たれば「コンサート年間フリーパス(一部公演除く)」「メンバーお手製の弁当を食べる権利」などが得られる、SKi夏の恒例アイテム。一枚1,000円。
※10:本誌創刊〜1997年頃まで、あたしがよく着ていた“勝負服”(笑)。F-1チームのピットクルー(スタッフ)が着用する「制服」のこと。
※11:傾き隊:[寿隊]を基にした、パロディ・ユニット。身体を傾けながら歌うので、この名が付いた。
※12:1997年8月《真夏の祭典》以来。


※このライブレポは、2005/10/15 に編集・制作されたものを…取り合えず各方面よりご要望がありましたので、暫定的にアップ致しました。
  何卒ご理解の程宜しくお願い致します。

Web担当 お助け委員 ふじ



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