last update:98/12/16
SKiメンバーへの熱き思い
恋をしようよ
|
第五代リーダー就任記念
橋本美香スペシャル!
|
《オトナの女、でも若い!》
三年前、美香ちゃんを最初に見た時、正直言って印象はあまり強くなかった。
と、いうのも、三期生にはやたらと背のデカイ菊地彩子、いきなり歌い出しちゃう井上裕紀子、色が真っ黒(当時は)の斉藤美緒子、それに広川瑛子、片桐陵子、小林久子といったちょっとヘンな娘たちがいて、とにかく個性派ぞろいだったから。
その中にあって美香ちゃんは、ルックス的にもキャラクター的にも平凡に見えてしまった。
しかし、SKi-Pのメンバーになったり、『恋のインビテーション』を歌ったりと、出番が多かったので、早くから中心メンバーっていう感じになっていった。
美香ちゃんは、エレクトーンをやっていたからだろうけど、音程がとてもしっかりしているし、どんな曲にも溶け込んでしまう柔軟な声質が魅力的だった。だから、最初は実力派ヴォーカリストというイメージがあったけど、望月菜々の『Tea Time』を可愛く歌うところを見て、アイドル性も十分にあることが分かった。それが『Hellow』にもつながっていったんじゃないかと思う。
今、私が美香ちゃんに対して持っているイメージは“とても女の子らしいメンバー”と言うものだ。
あまり自己主張が強くないし、断定的な物の言い方をしないから、余計にそういう感じがする。
四代目リーダーのようなボケもないし、イベントで声をかけても、ごくフツーの反応が返ってくる。
それは彼女の良い面でもあるし、逆に言えばちょっと食い足りないというか、パンチ力が弱いということにもなる。
それだけに、今年6月公演での、ドン・ジョバンニ役は驚きだった。
いつもは女の子らしい美香ちゃんが、ドン・ジョバンニの、フテくされた無法者の感じをうまく演じていた。これは彼女が切り開いた新境地だったと思う。
最近は、作詞に加えて作曲も手がけているとか。アカペラの『コンプレックス』は、どことなく60年代ポップス風のコード進行が良い。初めて歌った時はメンバーのコーラスが合わず不協和音(!)が多かったけど、最近はとてもキレイなコーラスになった。ずいぶん練習したんだろうね。
今後、美香ちゃんは五代目リーダーとしてメンバーをまとめていくわけだけど、低年齢化の進むSKiにあって、数少ない『オトナの女性』なんだから、他のメンバーの範となるように、ガンバってほしいと思う。
と言っても、まだ18歳でしょ。やっぱ、若いっていうのはいいコトだよねぇ。いろんな意味で。
論説委員・本間寛(東京都)
[ KS3トップページ|美香号外号目次 ]
Copyright(c)1998 Kochira Shinjuku 3-chome