篠原智子活動日誌 vol.1



★ソロの歴史★


 智子ちゃんも、ソロでいろいろな曲を歌ってきました。オリジナル以外では吉成さんの曲が多いのですが、これから何回かにわたって、振り返ってみようと思います。

「約束」
95年3月30日(木) 「SKI祭りスペシャル」(こまばエミナース)
「16才」
95年3月31日(金) 「"静寂"ライブ」(こまばエミナース)
 智子ちゃんが初めてソロを披露したのが、昨年3月の公演。1日目に、村娘があまりにも素晴らしい寿隊をやったときである(注1)。2日目は朝の9時40分から始まった。最初が二期生委員会のお披露目(注2)。そこで「約束」を歌ったのである。きちんとしたソロ曲を聴くのは、まさにこれが最初。智子ちゃんが、ステージの上で一人で歌っているのだ。私はもう、祈るような気持ちで聴いていた。そして、感激もひとしおであった。実は「歌える」メンバーであったこと、そして"歌声"の素晴らしさを認識して。
 智子ちゃんの歌声は、透明感にあふれ少し甘さのあるところが特徴。声量があまりないため、ささやくような歌いかたにもなる。それは、「約束」「16才」といった曲にはぴったりではないだろうか。パソコン通信のEYE-NETで、私がこの2曲のうちどちらが難しかったかを質問した(注3)ところ、「約束」という答えが返ってきた。そして、「16才」の方が好きなのだそうだ。でも、「約束」も似合っているので、また歌ってね。>智子ちゃん

「小さな生命」
95/08/11(金) 「'95制服ファッションショー&コンサートin大阪」(Coke Step Hall)
95/08/12(土) 「'95制服ファッションショー&コンサートin名古屋」(Bottom Line)
「明日を信じて」「小さな生命」
95/08/13(日) 「'95制服ファッションショー&コンサートin静岡」(サールナートホール)
 3月公演以来、ソロで歌うことはなかったのだが(軽井沢は例外(注4))、8月の地方公演で初のオリジナル曲を披露。残念ながら大阪公演には参加できなかったものの、ネットの書き込みで新曲を歌ったことを名古屋へ向かう前に知らされた。チケットの整理番号が若かったため、2列目の中央という絶好な場所をキープ。堪能した。とにかく振りつけが素晴らしすぎる。当然の如く客の反応はすごかった。曲は比較的地味めであるが、智子ちゃんのほんわかとした雰囲気にぴったり。自然の中に智子ちゃんと二人でいられたらどんなに幸せだろうか。この曲を聴いている間は、別世界へ行った気分になる。
 翌日は静岡。ここでは吉成さんの「明日を信じて」も披露された。この先、次々と歌われるようになる先陣を切ったのである。間奏のあの踊りがまた素晴らしい。本家の吉成さん顔負けかも(笑)。
 3日間とも「小さな生命」に続いて、久美ちゃんが新曲として「愛は蒼く」を歌った。言うまでもなく、静寂向上委員会の曲である。このような状況の直後に聴いたにもかかわらず、とても印象に残ったことを覚えている。それを、12月23日の「真冬の文化祭」(渋谷・プラネット)で、智子ちゃんが歌ったのである。久美ちゃんの力強い歌唱とは対照的に、ささやくようなやさしい歌いかたには、妙に感動した。

「涙あふれて」
95/08/18(金) 「SKI UNPLUGGED CONCERT」(こまばエミナース)
 8月のこのコンサートは、生バンド(バンド向上委員会:BKI)つき。「涙あふれて」は、本人があまり歌ってないこともあり、"吉成さんの"曲という認識はそれほどない(注5)。この日、智子ちゃんは1期生4人(滝本、白石、諸岡、青山)のバックコーラスを伴って歌った。驚くべきことである。2期生のバックに1期生がつくなど、それまで例がなかったからだ(寿隊の"あまえるな"は例外(注6))。ある意味、その後を暗示していたのかもしれない。さて、こういった淡々とした曲を、まさに淡々と歌ってしまうところに、智子ちゃんの特徴があると思う。感情を込めた歌いかたとは対照的。かといって、無表情なわけでは全くない。言葉の響きがなめらかで美しく、聴いていて気持ちが落ち着くのである。SKiにおける、一つの個性として定着することを願いたい。


(注1)コミティビデオとして出ているが、「何故?なぜ?」はカットされている。
(注2)こちらもコミティビデオが出ているが、幸い、二期生委員会のコーナーはノーカットで収められている。
(注3)「IDOL EYE-DOL」(#33)というコーナーで、事前に受け付けた質問を担当者がアイドルに聞くという形式をとっている。このインタビューは95/06/27に掲載。
(注4)風間(1号)くんのリクエストにより、「明日を信じて」を1コーラス歌った。関係ないが、この時、私は智子ちゃんと「恋のインビテーション」をデュエットしたらしぃ。
(注5)6月9日のバースデイコンサートで吉成さん本人が歌った以外、7月の「寿十八番勝負!」で千秋ちゃんが歌っている程度。
(注6)菜々ちゃんが後ろで踊っている。



篠原智子

▼先月のコンサート▲


 1月15日、朝日生命ホールでのコンサートは、「はじめまして3期生委員会です!」というタイトル通り、三期生の出番がかなり拡大されていた。二期生のその当時と比べて、相当優遇されていると言って過言ではない。12月23日「真冬の文化祭」で、智子ちゃんが早くもソロで歌える三期生を前に、「いいな」とつぶやいたのが印象に残った。まさに本心なのだろう。でも、今後はもっともっと活躍できると思うので、これまでの分まで頑張って欲しい。
 さて、このコンサート、昼の部では「16才」と「小さな生命」、夜は「恋の予感」「うたかたの夢」を歌った。「16才」は2回目だが、かなり上達していると思う。夜の部は、最初に寿隊が登場。ところが、智子ちゃんが見当たらない。よく見ると、美雪ちゃんや博子ちゃんもいない。結局、メンバーチェンジなのだそうな。やっぱ(c)、「何故?なぜ?」では智子ちゃんがうなずいてくれないと…。どうして2月19日まで元のメンバーでやらないのだろう?寿隊で盛り上がった後は「恋の予感」。智子ちゃんの歌声は清涼剤のようであった。
 もう1点挙げておこう。井上裕紀子ちゃんと一緒に歌った「恋はハイウェイドライブ」である。確かに声質も含めて相性はよいと思う。しかし、この曲は美雪ちゃんと二人で練習していて、披露する機会がないだけという話だったのだ。確かに声量のない同士であるが、せっかくのなかよし二人なのだから、今後ぜひとも実現して欲しいなと切に願うところである。
 制服は、12月17日のカフェヨコで着ていたものと同じ。さらに、帽子と髪型(三つ編み)まで一緒。これが、そのときのカフェヨコで撮った写真である。


篠原智子

公開ファンレター


 私が智子ちゃんに出逢ったのは、一昨年の夏でした。しばらくの間は「可愛いなぁ」という比較的単純な感情だったと思います。ところが、何度かSKiのコンサートに足を運ぶうちに、「とても純度の高い女の子」という認識に至ったのです。確かに、私はアイドルである制服向上委員会のファンではあるけど、智子ちゃんを見ていると、アイドルの持つ「派手さ」「きらびやかさ」といったものとは無縁の魅力を感じます。ステージ上でちょっとこまったような表情を見せたり、あまりしゃべらなかったり、そして他のメンバーの影に隠れてしまったりと、決して出しゃばるところのないところが、かえって私をひきつけるのです。「心が落ち着ける女の子」「やさしい気持ちになれる女の子」それに気づいたとき、私の心は智子ちゃんの純粋さであふれていました。
 そんな智子ちゃんが、オリジナル曲を歌うようになって、人気も急上昇してきました。でも、ステージで踊っている無邪気な笑顔なんて、全然変わっていませんね。前に出てヴォーカルをとっても、やっぱり智子ちゃんは智子ちゃんなんだなと。三期生も入ってきて、必然的に先輩としての自分を出さなければならないと思います。しかし、無理して背伸びするのは自らの個性を抑えてしまうことにもなりかねません。いろいろな意味で、まわりから何かと言われるかもしれません。でも媚びることはないんです。自然体で、のびのびと活躍してくれる智子ちゃんを、私は何よりも望んでいるんですから。



編集後記

 昨年末以降、智子ちゃんの出番はますます増え、前から応援していた者にとっては感無量といえるでしょう。このミニコミも構想から3ヶ月弱、ようやくこうして形になりました。ミニコミ制作は全く経験がないだけに、至らない点もあろうかと思いますが、ご容赦ください。




篠原智子活動日誌 vol.1

1996年2月19日発行

企画・編集・発行:篠原智子向上委員会(智子ちゃんを見守る会)

写真・文:夢野 雫


このミニコミは、智子ちゃんへの愛情によってささえられています。



戻る