last update:1999/12/08  
◆FCイベント・レポート◆

“いざっ!鎌倉、寿隊と共に”

  at 鎌倉・花月園ホテル  1999/ 6/26(SAT)〜6/27(SUN)


 ▼ PART 1

 この『寿隊鎌倉ツアー』っていうのは、ファンからの要望が多かったので実現した企画だという。
 確かに『いざっ!鎌倉』という曲を歌っているのだから、寿隊で行くには一番いい場所なのだろう。
 私は歴史オタクなので、鎌倉には年に2,3度行っている。しかし、こういうことで鎌倉に行くことになろうとは思っても見なかった。
 集合場所の『ホテル花月園』に着いたのは16時頃だった。四人部屋ということで、本誌スタッフのゆめのしずく氏、ホーカー・テンペスト氏と、松井陽子卒業ミニコミ『よっきゅんタイムス』を発行したAlice氏が同室だった。
 しかし部屋は狭いし、あまりきれいではない。部屋から海が見えたのがせめてもの救いだった。
 18時からはショータイム。今回は座敷ではなくイス席なのがちょっと残念。
 メインイベントは、例によって顔にスミを塗られてしまうコーナーだった。私はしりとりに挑戦したが失敗し、顔に赤いスミを塗られてしまった。今回は、メンバーも失敗するとスミを塗られたので、最後はメンバー・ファンとも無傷の人はほとんどいなかった。
 歌のコーナーでは、前半がニューアルバム『いざっ!鎌倉』からの曲。後半が初代・望月菜々隊長時代の曲だったが、どちらもこういう宴会にはピッタリの曲が多い。寿隊は『宴会のアイドル』ではないかとさえ思ってしまった。
 歌の後は握手会だったけど、みんな疲れていたせいか何だか元気がなかった。特にいつも愛想のいい秋山文香ちゃんはテンションが低かった。どこか具合が悪いのかなと少し心配してしまった。

秋山文香
撮影/ホーカー・テンペスト 

 二日目は、本来なら海岸で撮影会だったのだけど、悪天候のため予定が変更になり、前夜ショータイムをやった食堂でお話会となった。
 七台の長テーブルでグループ分けをし、そこにメンバーが交代でつく形で行なった。しかし、テーブルの中でもメンバーから遠い人、近い人が出来てしまうので、メンバーは席を三回移動した。だから、しゃべれる時間が意外に短いのが残念だった。
 それに、メンバーチェンジが五回だったので、どこのテーブルでも二人のメンバーとはしゃべれないことになる。私のいたテーブルでは、三浦恵里子ちゃん、西堀真子ちゃんに当たらなかった。どうせなら、その後のトークのコーナーを削って、全員としゃべらせてほしかった。
 それはともかく、私にしてみれば昨晩元気のなかった秋山文香ちゃんが心配だった。でも、いざしゃべってみると、いつもの彼女だったので安心した。

 私  「あれ、今日はスカートなんだ。珍しいねぇ」
 文香 「最近太っちゃって、ズボンがはけなくなっちゃったんです」

 と、いう具合で、会話はスムーズに進んだ。

 私  「そう言えば、髪の毛少し伸びたんじゃない?」
 文香 「でも、また切ろうと思って」
 私  「え、どれぐらい?」
 文香 「刈り上げ」
 私  「えー! 女の子の刈り上げはちょっと…」
 文香 「でも、中学の時も刈り上げだったし、朝起きてそのままでいいんで楽なんです」

 私は、女の子の刈り上げには抵抗があるけど、彼女がそうしたいなら仕方ないだろう。

 小田さおりちゃんとは、初めて一緒になった。
 彼女はこの一年でずいぶん背が伸びたように感じたので、その辺のところを聞いてみた。

 私   「ずいぶん背伸びたんじゃない?」
 さおり 「そうでもないですよ」
 私   「でも、文香ちゃんより高くなったじゃん」
 さおり 「あっ、今日はカカトが高い靴履いてますから」

 確かに彼女の靴はずいぶんカカトが高かった。しかし、女の子はなんでハイヒールを履きたがるのだろうか。
 あれって、あまり足には良くないらしいし。

 遠藤舞香ちゃんの時には、ちょうど昼食時間にあたった。昼食の弁当は、大船駅の『あじさい寿司』だった。
 メンバーはたいてい弁当を食べないが、この日の舞香ちゃんもそうだった。
 彼女には、家族構成のことを聞いてみた。

 私  「五人兄弟姉妹なんだって?」
 舞香 「そうなんですよ」
 私  「じゃ、家の中は大変だね」
 舞香 「でも、みんな自分の部屋があるから大丈夫です」
 私  「へぇ、そんなに大きな家なんだ」

 大きい家に住めるっていうのはうらやましいものだ。ウチなんか、もし五人もいたらとてもじゃないけどやっていけない。

 波平槙子ちゃんも初めて一緒になった。彼女はチョウの指輪とか、ブレスレットをしていた。
 その辺のところを聞いてみると、「今日は皆さんに会うために、顔もキレイに洗って、アクセサリーにも気を遣ってきたんですよ」ということだった。やはり、女の子は“見られる”ということを、とても意識しているらしい。
 久川由美子ちゃんとは、学校のクラスの話とかをした。しかし、彼女の口から「男子」という言葉が出てきた時は、懐かしくなってしまった。私も中学の頃は「男子」「女子」という言葉を使っていた。今はもう、そんな言葉があったことすら忘れてしまった。私は前夜のショータイムでクイズに正解して、彼女の色紙をもらっている。これは家宝にしたいと思う。

 午後の撮影会も天候が回復しないため、この食堂でやることになってしまった。時間も大幅に短くなってしまったのが残念だ。壁をバックにしているため、何かコミティのレッスンルームでやっているようで、イマイチ消化不良に終わってしまった。
 撮影会の後は握手会。お話会で回ってこなかった恵里子ちゃん、真子ちゃんとしゃべれたのはこの時だけだった。
 恵里子ちゃんは水泳が得意だと聞いていたので、その辺の話題を持ち出してみた。

 私   「水泳得意だって? どれくらい泳げるの?」
 恵里子 「1000メートル」
 私   「すごいじゃん。じゃ、湘南の海なんかも泳いでみたい?」
 恵里子 「でもそんなに泳げたのは前のことなんで、今はダメかもしれませんね」

 彼女は見た目そんなに体力があるようには見えないけど、誰にでも意外な一面はあるものだ。

 真子ちゃんは中一なので、どんな話題を持ち出したらいいか少し困ってしまった。
 ふと見ると、彼女の顔に昨夜のショータイムで塗られたスミが残っていたので、その辺のところを突っ込んでみた。

 私  「あれ、スミ落ちてないじゃん」
 真子 「洗ったんですけど落ちないんです」
 私  「でも、そう言う真子ちゃんもかわいいよ」

西堀真子
撮影/ホーカー・テンペスト  

 彼女は照れたように笑った。顔にはソバカスがあって、それがまたかわいい。
 今後のホープとして、楽しみなメンバーだ。

 ということで、一泊二日の鎌倉ツアーは終わった。全体的に天候が悪かったのが残念だ。
 私にしてみれば、メンバーと一緒に鎌倉の古社寺を廻ってみたかった。そうすれば、史跡見学とアイドルという、私の二つの趣味を同時に堪能出来たのに。
 この企画は、またぜひやって欲しい。その時こそ、メンバーと一緒に鎌倉散策をしたいものだ。
 最後に、ポラ撮の時に「チェキー」のポーズを嫌がらずにやってくれたメンバーのみなさん、ありがと・愛してる (c)。

[論説委員/本間寛] 

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