last update:1999/12/08
◆FCイベント・レポート◆
♪天気が良いから♪〜ピクニック
at 代々木公園 1999/ 7/18(SUN)
▼ PART 3 ▲
7月18日。この日の東京は、降水確率50%の危うい空模様であった。。
朝起きてホテルの窓を開けると、グレイの雨雲が空を一面に覆っている。しかし、かろうじて雨は降っていない。
どうかこのまま、最後まで雨が降りませんように。
朝10:00。「グッドモ〜ニ〜ング」という、ちょっと気の抜けたような中井祐子ちゃんのあいさつで、この日のFCイベント『ピクニック』は始まった。
「今日は恵里子ちゃんはいないんですけど、祐子ちゃんがいるので楽しめると思います」と、意味シンなあいさつをしてくれたのはやっぱりこの人、寄合歩ちゃん。
そして伊藤嘉代子ちゃんは、拡声器のスイッチを引かずにしゃべり初め、みんなからモーレツなツッこみを受ける。さすがかこちゃん、朝からやってくれる(笑)。
ここで班ごとのメンバー抽選。今回は、各班に必ず一回は参加メンバーが来るようにするそうだ。
ちなみに私は黄色班。最初に当たったのは寄合歩ちゃん。おおっと、初っ端から私の一推しだ。
ここで場所を移動するとの声。むくつけき野郎共およそ150人の民族大移動だ。
メンバーとおしゃべりしながらの楽しいお散歩タイムなのだが、私は朝早かったのと、うっとうしい曇り空のせいかどうも頭が回らずに、なかなかメンバーと話をすることが出来ない。困ったものだ。
駐車場が見下ろせる斜面に全員集合。
ファンさんの一人が「草すべりするから、誰かダンボール持ってこいよー」。私が思ったことと一緒だ(笑)。
ここで一体何をするのかなと思ったら、ここで弁当を配るようだ。下の駐車場に停めてある二代目・コミティ号から、手押し車に載っておにぎりがやってくる。
川野朋美ちゃんからおにぎりを受け取り、カバンに押し込んだところで、スタッフの阪口氏の「移動しま〜す」の声。
「ええーっ、また移動すんの〜。カンベンしてょ〜」。
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撮影/ブルーウェイブ
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やってきたのは中央広場。東京のど真中とはとても思えないほどの広い原っぱが広がっている。長いこと歩いてきただけの価値はある場所だ。
ここでシートを広げて、お話タイムの準備。スタッフの山田君が、手押し車にペットボトルを満載してやって来た。
やれやれ、これで一息つけるわい。みんなに紙コップを配り、爽健美茶で乾杯。
この日の寄合さんは、「一枚だけ持っている」という青いバンダナをしていた。
また、大きな瞳を引き立てるかのような色鮮やかな青いマスカラが、私にはとても印象的だった。かこちゃんに感化されたのカナ?後ろ髪は細かく編み込まれている。「その編み方って、結構大変でしょ?」とファンさんが聞くと「いや、そうでもないですよ」。女の子やねぇ。
P会報の『世界不思議発見!』の次回のテーマが、予告通り『イルカ』という話から、なぜか「イルカの肉の缶詰めがある」という話題になり、おしまいには「なぜクジラを捕獲してはいけなくなったのか」という話に。
いくら寄合さんでもついていけんぞ、この話題じゃ。
ここで阪口氏から「メンバーチェンジ」の声が。
くそっ。班のメンバーと、寄合さんとの会話に、ようやくエンジンがかかってきたところなのに。
次にやってきたのは、今回が屋外でのイベント初体験(ムフフな響き)の、石澤彩乃ちゃんだ。
やってきた途端、ファンさんから「ゴッツー」「ゴッツ石澤ー」のかけ声。
しかし本人はこのニックネーム、ファンさんには呼ばれたくないそうで、「やめてくださいよー」とオコル。
「“彩っぺ”なんてどう?」とファンさん。「いいですねぇー!それぇ!」と、喜ぶ彩乃ちゃん。しかし… (※)。
四月の『お花見』のイベントを欠席してしまったことだが、なんでも、前日まで体の調子が思わしくなく、とても不安なままで当日の朝を迎えたそうだ。
朝、起きた時には体の具合は良く、「よーし!」と思って勇んで出かけたものの、西堀真子ちゃんと二人で電車に乗って会場に向かっている途中で急に具合が悪くなってしまい、家に戻ってそのまま寝込んでしまったそうだ。
とにかく彼女は気さくだ。また、しゃべり方がシャキシャキしていて、語り口を聴いているだけでも実に快い。
そして話をどんどん我々班のメンバーに振ってくる。
私は彼女のその口調が、女優の佐藤藍子に似ていると感じたので「しゃべり方が、女優の佐藤藍子に似ているね」と言ってみると、彩乃ちゃんはとまどった表情を浮かべた。「昔、“奥菜恵に似ている”と言われたことはありますけどねぇ…」。
あと「お嬢様っぽい」とか「白鳥麗子(マンガ『白鳥麗子でございますっ!』の主人公)に似ている」と言われたこともあるそうだ。奥菜はともかくとして、後の二つには妙に納得してしまった(笑)。
この日石澤彩乃と話してみて、私は彼女の内面から来るシンの強さというか、自我の強さというモノを強烈に感じた。
率直に言って、ファンさんの好き嫌いは分かれるタイプだろうと思う。
だが、こういうキャラクターの娘がSKiで旋風を起こしてくれれば、きっと面白いことになるだろう。
私はおおいに期待したい。
ここでメンバーの休憩タイム。いったん引っ込むメンバーたち。
私も少し気を抜いて、人工的な構造物が視界に入らない上空に、どこまでも広がる雲々を見て過ごす。
ファンさん同士で草サッカーが始まった。その中には、スタッフの山田君の姿も…。
午後の部が始まった。ここでやってきたのは伊藤嘉代子ちゃん。
この日のかこちゃんは、またもエスニック調のいでたち。でも、花見の時と違いバンダナはしていなかった。今日は寝坊しなかったようである(笑)。
しかし嘉代子ちゃん、どういう訳か私がいくら勧めてもシートに座らない。どうやら足が日焼けしてしまったのを非常に気にしていたらしい。やっぱり女の子は自分の気にしている所を、異性には見られたくないものだなあ。
と、いう訳で、この時間は嘉代子ちゃんと半分のファンさんが立ったまま、残りのファンさんがシートに座ったままという、珍妙な状態で進んでいった(苦笑)。
ここでは“芸能人の名前のしりとり大会”をやったのだが、いまいち盛り上がりに欠けてしまった。
そうこうしているうちに、阪口氏より「場所を移動します」とのアナウンス。
私は「暑いんだし、ずっとこの場所でいいのに〜!」とぼやいたが、ずっと同じ場所にいてたんじゃ『ピクニック』とは言えない(笑)。
メンバーが中井祐子ちゃんにチェンジして、再び“だめな”民族大移動となった。
歩いていくうちに、いつのまにか私は班から離れてしまった。まあいいか(NOT 舞香)、どうせ行き先は皆同じだ。問題ない。
見ると横の方に寄合さんの姿が。午前中ちょっと話し足りなかったので、ここで話かけてみる。
横浜教育会館で行なわれたコンサートがあったときに、一人足を伸ばして鎌倉までいったことなどを話してくれた後…、
寄合さん 「私、読みたい本があったら、すぐに買っちゃうんですよ」。
BW 「ハードカバー派なんだ」。
寄合さん 「そうなんですよ」。
BW 「文庫本になるまで待てないんでしょ」。
寄合さん 「そうなんですよぅ」。
ちなみに彼女、「図書館の本は誰がさわったか分からないから、あまり読みたくない」そうだ。
『日本航空発始之碑』の前に集合。
ここで班ごとに記念撮影。他の班が撮ってもらっている間に、祐子ちゃんとみんなでお話タイム。
祐子ちゃんの妹は現在小学四年生なのだが、ボディボードをやっているという話に、一同「おおっ」。
祐子ちゃんのお父さんはかなり子供のしつけに厳しいそうだが、その反面、なかなかさばけている所があるなと思った。
あと、四期生の五人で東京ディズニーランドへ行こうかという話が持ち上がっているそうだが、五人ともオフの日がバラバラなので実現するかどうか難しい。というようなことを話してくれた。
写真撮影を終えて戻る際に、「四期生では、私と歩ちゃんがお笑い担当だ」という演説(?)を、ファンさんたちにぶっている川野朋美ちゃんの声が耳に入る。
最後のメンバーチェンジ。トリはその“お笑い担当”川野朋美ちゃん。
阪口氏いわく「バラがあまり咲いていない」『バラ園』まで移動する。
移動中に再び寄合さんに接近。参加費のモトは取ってやるぜ(笑)。
寄合さんはSKiに入会するまでピアノを習っていて、彼女はヤマハの資格で5級を持っているそうだ。
この5級という段位は(小曲『小犬のワルツ』を弾ける技量がある)、あと一つ上がるとピアノ教師の資格試験を受けることが出来るそうで、寄合さんはSKiに入会するまで「将来は、ピアノの教師になろうと思っていた」とのこと。
ステージで彼女の歌を聴いて感じる“音程の正確さ”はここから来ているのかと一人納得。
“最近買ったCDと本”を聞いてみる。CDは『バックストリート・ボーイズ』の『ミレニアム』(※2) 買った本は『ロストボーイ』だという。
おいおいすげえょ!これって、アメリカの児童虐待を取り上げた、かなり重たい内容のノンフィクションだぜ!
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撮影/ホーカー・テンペスト
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『バラ園』に到着。張り巡られた水路と噴水が見た目に涼やかだ。日差しも少し陰ってきたようだ。
「暑いから誰かここで泳げよ〜」というファンさんのボケに「泳ぎますかあ?」と続ける朋美ちゃん。さすが四期生のお笑い担当(笑)。
私が「朋美ちゃんの理想のタイプは?」と、超無難な質問をすると「まず、ヒゲを生やしてない人でぇー」(班の中にヒゲをたくわえていた人がいるので、それにひっかけたのだろう)、「道にツバを吐かない人」、「タバコを吸わない人」と来て、「私のわがままを聞いてくれる人」、おしまいには「ディズニーランド買ってくれる人!」。いいかげんにしろ!小悪魔っぽいところは相変わらずだぜ(^^;。
朋美ちゃんはどうも自分の名前が好きではないらしい。「そんなことないよ。“川野朋美”って、いい名前じゃない」と私が言うと、「だって、クラスに三人も“ともみ”がいるんですよ〜」。とのこと。
「舞香ちゃんって、すごくいい名前じゃないですか」と、朋美ちゃんが続けると、あるファンさんが、遠藤舞香ちゃんの名前の由来を我々に教えてくれた。
舞香ちゃんのお父さんは、かつてレースをやっていたほどのカーマニアで、現在も自動車関係の仕事に就いているそうだ。そのため、なんと“自家用車”を意味する“マイカー”から名前を取ったそうだ。これには朋美ちゃんを含む全員が驚いた。
初恋の人から名前をとったという、伊藤嘉代子ちゃんの父親にも驚いたが、こいつはそれを上回るインパクトだ。
恐るべし遠藤家!
お開きの時間が来た。展望デッキの上で、班ごとの記念撮影&握手会。
朋美ちゃんと握手しているとき、隣に立っていた祐子ちゃんが首からぶら下げた小型の扇風機(ファンさんからのプレゼント)を朋美ちゃんの顔に押し当てる。仲のよろしいことで(^^)。
祐子ちゃんに「ベトナム・レポート」コンサートに行くことを伝えると、「おすすめですよ」と力強い言葉。
最近の祐子ちゃんの姿を見ていると、自分が近いうちにSKiをしょって立つことを自覚しているように思う。
寄合さんには、私からお勧めの本をプレゼントすることを約束した。
午後3:00過ぎ、イベントは無事に終わった。
この日は無事、最後まで雨は振らなかった。
[編集長/ブルーウェイブ]
(※) 『ベトナムレポート・コンサート』レポートをお読みください。
(※2) アメリカのポップス・グループ。アルバム『ミレニアム』は、エイベックスより2,520円で発売中。
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