last update:2000/04/01
◇FCイベント・レポート◇

 '99 SKiの夏期合宿 〜水上温泉ツアー

at 水上温泉・旅館〔藤屋〕(群馬県) 
 1999/ 8/ 7(Sat)- 8(Sun) 

 →→→ PART 3 ←←←

 水上温泉へのツアーは、これで二年連続。昨年は山奥の旅館だったけど、今年は町中だから交通の便がいい。ツアー当日は雨という予報が出ていたが、晴天に恵まれホッとした。何しろ、6月の《寿隊・鎌倉ツアー》は雨にやられたので、本当に良かった。

 目的地である旅館「藤屋」に着いたのは16時30分。部屋は、本誌スタッフのブルーウェイブ・竹ちゃん両氏と一緒だ。
 予定表によると、18時から「SHOW TIME」だが、今回は食事とアトラクションが別になり、ちょっと残念。しかし、食事の量はすごかった。お膳が2つも出て、しゃぶしゃぶ・天ぷら・刺身…と盛りだくさんだ。完全に2食分はある。味もなかなか良く、鎌倉ツアーの時とは雲泥の差だった。
 しばらくすると、メンバーが水を注ぎに現れた。私は、最近注目している西堀真子ちゃんに4杯も注いでもらった。真子ちゃんには(かわいい笑顔で)「おなかこわさないでくださいね」と声を掛けてもらい、ますます彼女が気に入ってしまった。

 食事が終わると、別室に移動し「SHOW TIME」になった。
 今回は、顔にスミを塗るコーナーはなかったが、ファンからの質問とか、リクエストのコーナーはいつも通り。
 私が気になったのは「最近、髪を切るメンバーが多いのはなぜか?」という質問であった。ストレートロング(ストロン)の髪型が好きな私は、多くのメンバーが髪を切ってしまい、少し寂しく感じていた。
 髪を切ったメンバーは「暑いから」とか「気分転換をしたいから」と言っていたが、橋本美香ちゃんだけは「私は伸ばします。みんな短くて、私だけ長ければ目立つじゃないですか」と言ってくれたので、とてもうれしかった。
 「一推しが決まらないけど、どうしたらいいの(C)?」という質問もあったけど、「こりゃ、メンバーに聞く質問じゃないわ」と思ってしまった。今のSKiファンは、ちょうど『桜歌』の歌詞のようなもので、一推しメンバーが卒業したって、SKiファン自体はやめない人が多い。しかもそういう人は、その後強力な一推しを作らなくなる傾向があるようだ。無理に一推しを作らなくても、SKiは十分に楽しめるものだと思う。

 歌のコーナーでは、久々に『明日への勇気』を歌ってくれたのが良かった。
 近くにいたゆずぽん氏と一緒に狂いまくってしまった。『明日への〜』で余りに盛り上がってしまったので、その後の『DANCE DANCE DANCE』が、少し物足りなく感じてしまった。

 「SHOW TIME」終了後は、「ツーショット・ポラ」だった。誰にしようかと迷ったけど、ここは“先物買い”ということで、真子ちゃんを指名した。
 しかし、SKiにはなぜ次々とかわいい子が入ってくるのか。これだからファンをやめられなくなってしまうのだ…(苦笑)。

 2日目は「朝の体操」に始まり、希望者のみによる「有料ツーショット・ポラ」と続いた。
 私はポラをパスして、部屋の窓から「下界」の様子を見ていたが、ただ見ているだけでは面白くないので、どのメンバーに希望者が多いのか集計を取ることにした。
 これがなかなか面白く、最初は三浦恵里子ちゃんの独走かと思ったが、終盤、伊藤嘉代子ちゃんが猛烈な追い上げを見せた。結局えりりんが逃げ切ったが、カコちゃんの健闘は見事だった。後述するが、“セクシーな服装”がポイントだったようだ。

撮影会の様子
撮影/ブルーウェイブ 

 旅館前で記念撮影をした後は、ツアー恒例の撮影会だ。
 …とは言っても、私は「撮影会」を「お話会」にしてしまう。一部のファンからは「撮影会なんか、撮禁にしろ!」という乱暴な意見も出ているが、私もその気持ちは何となく分かる。
 数人のメンバーのところに行ったけど、一番長く話したのは橋本美香ちゃんとだった。

 私  「美香ちゃんって、色白なんだね」
 美香 「高校を卒業してからあまり外に出ていないんで、白くなっちゃったんです」
 私  「今日は服装がシックだね。アクセサリーも全然していないんだ」
 美香 「今日はシンプルにしてみたんです」
 私  「やっぱり美香ちゃんは、元がいいからね。あまり着飾らないほうがきれいだよ」
 美香 「ふふふ…(と、満面の笑みを浮かべる)」

 美香ちゃんは薄いグレーと黒を基調としたシンプルな服装だったので、いつもより少し大人っぽく見えたけど、笑顔のかわいさは相変わらずだ。私はこの笑顔を見たいがために、彼女の所には必ず行くことにしている。
 美香ちゃんの隣には、似たような服装をした川野朋美ちゃんがいた。

 私  「あれっ? 美香ちゃんと服装が似ているね」
 朋美 「一緒にショッピングに行って揃えたんです」
 私  「ふうん、仲いいんだ」
 朋美 「私たち、“フツーの仲”じゃないんです」
 私  「じゃ、どんな仲なの?」
 朋美 「あっ、“◯○”じゃないですよ」
 私  「えっ…」
橋本美香&川野朋美
撮影/ブルーウェイブ 


 朋美ちゃんの口から思わぬ言葉が出てきたので驚いたけど、こういうことがあるからナマの会話はおもしろい。
 2回目の撮影会では、この二人がペアになっていた。私が「さあ、唇を重ね合わせてみよう」と言うと、2人は一瞬、顔を見合わせていたが、すぐに吹き出してしまったので、「世紀の一瞬」を見ることは出来なかった。
 それにしても、彼女たちと話していると、何かとても暖かい気分になる。今のSKiが比較的和やかなムードなのも、このリーダーとサブちゃんのキャラクターによるものなのだろう。

 撮影会の後は「ますのつかみ取り」だったけど、メンバーがいないところで、ファンだけでやったものだから、面白くも何ともなかった。私は最後までやらずに終わった。
 ただ、その後に数人のメンバーが来て、つかみ取りを始めたので、それを見ているのは面白かった。
 特に真子ちゃんは、ギャーギャー言いながらはしゃいでいた。
 石澤彩乃ちゃんとは仲がいいようで、年上なのに「ゴッツ」と呼んでいた。ここでは、中3と中1という学年差は関係ないようだ。

 昼食後のお話会は恒例のメンバー抽選によって、その「ゴッツ」こと彩乃ちゃんが来た。
 彼女はまだどんな子かよく分からないので、今回は厳しいツッコミはせずにありきたりの会話をした。

 私  「どう? SKiは」
 彩乃 「大分慣れました。でもレッスンが大変なんですよ」
 私  「そう。受験生だし、勉強との両立は大変だね」
 彩乃 「でもレッスンのおかげで、大分声が出るようになりました」

 確かにそうだった。この2週間後のコンサートでは、松田ゆかりの『低血圧のブルース』を見事に歌ってくれた。

 日程の最後は利根川沿いのピクニックで、またメンバー抽選になった。
 しかし、このメンバー抽選で時間を取られるのが本当に困る。いちいち現地でやらないで、前もって決めておけばいいのだ。これは時間のロス以外の何者でもない。
 …と、不満に思っていたが、来たメンバーが、今までに一度も一緒になったことのなかった伊藤嘉代子ちゃんだったので、その不満も吹き飛んでしまった。
 
 私   「いやぁ、かこちゃんと一緒になったの初めてなんだよ。うれしいなぁ」
 嘉代子 「あっ、そうなんですかぁ?」
 私   「それにしても、色黒くなったねぇ。どうしたの?」
 嘉代子 「GLAYのコンサートに行ったんですけど、屋外だったんで焼けちゃったんです」
 私   「それだけ?」
 嘉代子 「あっ、友達と江ノ島に行った時も焼けました」
 私   「スタッフに何か言われなかった?」
 嘉代子 「阪口さん(マネージャー)に言われました」

 この日の彼女の服装は、肩が大胆に開いた白いシャツに、赤とオレンジの模様が入ったカラフルなスカートで、とてもセクシーに見えた。

 私   「今日は、随分セクシーだね」
 嘉代子 「そうですか。特に意識はしていないんですけどね」
 私   「もう高3だからね。やっぱり中学生には負けたくないでしょ」
 嘉代子 「あっ、そんなこと考えてないです」

 とは言うものの、ひときわ目立つあの服装は、やはり「ファンの気を引こう」という意識があったのではないかと思う。さらに会話は続く。

 私   「話は変わるけど、この前(のコンサートで)『18歳』の歌詞を
      「中井(仲いい)祐子と〜」って、歌ったじゃない。
      あれって、かこちゃんのアイディア?」
 嘉代子 「あ、あれは高橋さん(プロデューサー)に言われてやったんです」

伊藤嘉代子
撮影/ブルーウェイブ  

 私はかこちゃんとの会話に夢中になってしまい、周りの美しい風景も全く目に入らず、気が付いたら遊歩道を一周して終点に着いていた。
 名残惜しいけど、かこちゃんとはここでお別れ。最後は握手会をして解散した。

 それにしても、水上というのは本当にいいところだ。特に、利根川べりの渓流はすばらしい。私は、海よりも山が好きなので、こういうところでツアーをやってくれるのは本当にうれしい。
 だからといって、毎年同じ場所では飽きちゃうんで、来年は違う場所でやってくださいね>スタッフの皆様。

[編集委員■本間 寛] 


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