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◆ イベント・レポート ◆

Hellow ミニコンサート

2003/04/13(Sun) 19:00〜 倉敷チボリ公園・ブレーネンステージ [岡山県倉敷市]


 三月の『太陽は今もあつく燃えている』コンサートで、このイベントが発表された。
 倉敷を拠点として活動しているPANTAさんプロデュースのアカペラ・グループ「VELVET-PAW」はかつてこのステージに登場したことがあり、おそらくその関係でこのコンサートが決まったのであろう。
 西日本でSKiのイベントが行われるのは、実に四年前の99年5月福山・バラ祭りへのゲスト出演以来のことだ。ところがこのコンサート、開始は夜19:00。これは98年8月の富山・新湊まつりでの夜20:00開始に次ぐ遅い開始時刻だ。翌日は月曜日で、もちろん仕事。
 でも、これに行かずして何が男か(笑)。

チボリ公園入り口
日曜日の夕方、倉敷の街は穏やかな雰囲気に包まれていた

 すっかり春の陽気に包まれた日曜日の午後、山陽自動車道を愛車で粛々と走る。道中、先に会場に入っていた知り合いから携帯にてリハーサルが行われ、二曲歌ったとの一報が入る。すでに会場にはHellow目当ての客が集まってきているとのことであった。
 山陽道・倉敷インターを出たのは午後五時を回ったころだった。車を駅前の駐車場に停めて倉敷チボリ公園に入園。園内はなかなか小綺麗でこぢんまりと可愛らしくまとまっている。公園中に張り巡らされた電飾橙はすでに点灯されていた。
 ブレーネンステージに着くと、そこにはいつもこまばやLRで見かける顔、顔、顔。
その中には久しぶりに会う顔もあった。先週行われた『ソウルツアー』の土産話を聞かせてもらったり、SKiやクルマについてのちょっとした世間話をしていくうちに時間は過ぎていく。
 19:00。日が沈み、幾つもの暖色系の電飾がまばゆく輝くようになってきたちょうどその頃、Hellowのステージが始まった。

 1:HELPの季節

 ●最初のMC。まずはメンバーならびに制服向上委員会の紹介だ。
 今日はは三月に体調を崩して欠席することとなった秋山文香ちゃんのピンチヒッターとして、松本久美子ちゃんが登場した。衣装は三月の『Hellow VS 四人一組』コンサートの時に着ていたひらひらっとしたドレス。本来アキさんが着ている青い衣装は、この日は久美子ちゃんが着ていた・・。

 2:涙のセブンティーン

 ●MC(倉敷並びにチボリ公園についての感想)
 倉敷はおろか岡山に来たのが初めての真冬ちゃんは「すべてが輝いて見える」そうで、チボリ公園が出来て五年以上になるのにいまだ綺麗なことに感嘆していた。
 お昼から入っていた三人は空き時間にアトラクションを楽しんだようで、美香ちゃんはジェットコースターが嫌いな真冬ちゃんを無理矢理乗せたそうだ(笑)。「楽しかったですね?」と聞く美香ちゃん。即座に「楽しくないですよ(^^;)」と返すまふまふ。

 3:I Say Hello!

 ●MC(ソウルツアー報告)
 ソウルタワーに上ってファンさんたちと共に夜景を楽しんだということと、韓国のライブハウスでゲストにPANTAさんと高取英さんを迎えてライブを行ったことを報告。
 今回のライブでは制服向上委員会のオリジナル曲二曲を韓国語で挑戦したのだが、途中、バスの中で練習していたときに、バスガイドさんが一生懸命発音を教えてくれたそうで「韓国の人は優しいなあ」と久美子ちゃん。
 また、韓国でも施設を訪問。歌とSKi基金をプレゼントしたということだ。

 4:オンナ・のこ
 5:バスタイム

 『バスタイム』では美香ちゃんのヴォーカルに、真冬・久美子のコーラスが半歩下がったところで追随するかのごとく上手くからむ。聴いていて実に心地良い。
 聴いていて「グループ全体のコーラスバランスはこちらの方が良いかも・・」。と思った。

 ●MC(4/20コンサート告知)
 アメリカがイラクへ参戦したことに対し、世界各地で反戦イベントが行われたことに触れ、SKiも1/18と3/8に日比谷野外音楽堂にて行われた『WORLD PEACE NOW』に参加したことを報告。また4/20に同じ日比谷野音で『WORLD PEACE コンサート』を頭脳警察や外道らと共に行うことを告知。このコンサートの入場料のうち1,000円をイラクの子供達の医療救援のために寄付するとのことだ。

ステージ全景
公演は撮禁の為(泣)、開演前のステージを撮影

 6:お・ど・り・ま・しょ!

 ○プレゼントコーナー(クイズ大会)
 ここでファンサービスである。地方イベントでは地元の観客にプレゼントをもらってもらうようにファンは皆、気を遣う。だからここでは挙手しないようにするのだ。ただし、あえてボケた解答をする場合は除くが・・・(笑)。

1:韓国に行ったときに見たタワーの名前はなんでしょう?(出題・久美子ちゃん)
→ A:ソウルタワー

2:私たち女の子の間で流行っている飲み物の名前はなんでしょうか?(出題・真冬ちゃん)
 (1)生茶 (2)口どけ生茶 (3)お〜いお茶  → A:(2)

3:チボリ公園さんにはたくさんのキレイな花がうめてありますが、その数は?(出題・美香ちゃん)
 (1)五十万株 (2)五十五万株 (3)六十五万株  → A:(2)

4:韓国ではたくさんの食事をしたのですが、そこに必ずついてくるものは?(出題・久美子ちゃん)
 (1)キムチ (2)たくあん (3)韓国のり  → A:(1)

5:私たち女の子の間で流行っている“こんぶ”の味はどれでしょうか?(出題・真冬ちゃん)
 (1)梅こんぶ (2)酢こんぶ (3)キムチこんぶ  → A:(3)

6:チボリ公園さんは、何の物語がテーマになっているでしょうか?(出題・美香ちゃん)
 (1)アンデルセン (2)グリム童話 (3)日本むかし話  → A:(1)

 3番の問題では「埋めてるやつはない!」と客席から美香ちゃんにツッコミ(^^;。確かにそれを言うなら「植えてありますが」だよな(^^)。
 小さな男の子や女の子に、SKiグッズが上手い具合に行き渡った。

 そして、コンサートも佳境へと入る。

 7:だから会いたい
 8:記念日

チボリタワー
ブレーネンステージから正対する位置に立つチボリ公園のシンボル。ライトアップされたタワーを望みながら三人は歌った

 今回、アキさんの代役としてこのステージに立った久美子ちゃんだが、本当によくやってくれていた。
 『だから会いたい』の出だしはソロで入る。かつての遠藤舞香を引き継ぐ、甘く、とろっとした声で伏し目がちにして出だしのフレーズを歌う。蒼い照明灯が彼女のその顔に、陰影のコントラストを作り出す。美しい。
 その姿にまるであおられるかのように、客席の後方部から大きな「クミコ」コールが沸き起こった。
 彼女が倉敷に代役として行くことを言い渡されたのはそうに早い時期ではないはずだ。ましてやその間には韓国ツアーもあったのだ。そんな中で今までやったことのないHellowナンバーを実に11曲も覚え(しかもメインヴォーカルもあったのだ)、全く危なげない姿を見せてくれていた。SKiを目当てにしてやってきた人以外の観客には、彼女が正式なメンバーの代役として来たことは見ていて分からなかったであろう。
 私は最近、久美子ちゃんの“お笑いチック”なキャラクターの陰に隠れがちな、何事に対してもきちんと考え、真面目に取り組むという部分をおおいに買っている。また、編集委員の本間氏は「松本久美子は、器用な子だよ」と彼女のことを褒めそやしていた。
 その考えが共に正しかったことが、この日のくみみんの姿によって証明されたことは嬉しい。

 ●MC(今後の予定)
 五月のコンサートの告知の後、「今日はわざわざHellowのステージを観に来てくれた方はいらっしゃいますか?」と聞く美香ちゃん。すると客席の前方に陣取ったファンたちや、最後部でコールを送り続けていた一団が手を一斉に上げた。この日は19:00開始という特に関東在住のファンにとっては厳しい条件にも関わらず、30人前後のファンたちがこの場に駆けつけたのだ。
 この熱心なファンたちの夢と期待を裏切るようなことを、少なくともステージの上ではしてはならないと私は思う。
 そしてラストの曲。

美少女二人組
松尾真冬&松本久美子
「お花見」2003/03/30 野川公園
撮影/ゆめのしずく

 9:禁じられたア・ソ・ビ

 この曲では、松尾真冬ちゃんのソロが実に映える。
 三月の『HellowVS41』コンサートでも感じたことだが、例えば、純粋に歌やダンスというそれぞれのファクター一つ一つを見てみると、現時点の彼女はトップクラスにあるとは正直言い難い部分がある。
 しかし、それでも彼女の一挙一動には何かしら目を奪われてしまうのだ。持って生まれた才能と言って良いだろう。ステージに立つ者には必要な資質が彼女には存在する。
 そして、それだけで彼女に参ってしまう・・・。という人がいても、私は不思議には思わない。
 これって、魔性と言うのはオオゲサなのか・・・な?

 「おまけで〜す」と、アンコール二曲。

 10:あなたに夢中
 11:Good-bye

ポスター
ステージ横にあった案内板。そこにはアキさんの姿が・・・

 こうして一時間のステージは終わった。残念なことにアキさんが来れなかったために、内容的にレベルが落ちてしまうのでは・・・。また、時間的にも短いものになるのではという予感すらしていたのだが、それはみごとに覆された。
 橋本美香ちゃんの実年齢を感じさせない(これは誉め言葉です)可愛らしい歌唱と、松尾真冬・松本久美子の二人による見事なコーラスワーク。そして、三人の織りなすステージングは、私たちファンだけではなく、この日チボリ公園に来ていたお客さんも満足できるものであった。
 「いやー、来て良かった」。「(満足感で)おなかいっぱいになったよ(笑)」。席から立ち上がり、周りのファンたちと口々に話す。
 「観に来て良かったですわ」。私と一緒にやってきた友人が話しかけて来る。
 そしてそれは、SKiのことをあまり知らないアイドルファンとしての純然たる感動を表した言葉であった。

[編集委員■やまのむぎふみ (園内撮影も)


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 ぐっでいず 

我々はぁ!
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南極退屈に負けないギャグの寒さを!
徹底的に追及するぞぉぉ!

あったらコワイ! こんなSKiソング
ようこそ倉敷へ! 〜Hellow編〜

1)ナニワのセブンティーン {元ネタ:涙のセブンティーン}
2)名古屋のセブンティーン {涙のセブンティーン}
3)お・ご・り・ま・しょ!{お・ど・り・ま・しょ!}
橋本美香
「お花見」2003/03/30 野川公園
撮影/ぜろ

4)禁じられたア・ワ・ビ {禁じられたア・ソ・ビ}
5)ヤワラ会いたい {だから会いたい}

[編集委員■やまの“よくぞ石毛を解雇してくれた”むぎふみ]


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