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Graduation 2004_ _高橋里奈 Rina Takahashi_


 【タカハシの革命、リナの浪漫】

高橋里奈
《SKiのサマーキャンプ'03》山中湖_
撮影/やまのむぎふみ_

 里奈のプロマイドな写真を眺めていると時間が一点に凝固するような「退屈」に見舞われる。

 「退屈」は「浪漫」の矛先でもある。

 何に対しての退屈で浪漫なのか、それは分からないけど。
 いつまで続くオプティミズムなのか、それも分からないけど。
 一つ言えることは平和と友情を得るに相応しい時間を持て余した娘だったということか。

 ファンという大衆は壇上に立つ一人の独裁的立候補、エースを眺めたがる。
 革命を担うべき少女には既成の何かを壊すだけの覚悟が求められる。
 もっとも勉強とか仕事のように実務レベルの話ではないけど。

 里奈の臆すること無い演説〜すなわち笑顔なのだろう〜は「退屈」の間を保ちながら常にロマンチックだった。

 中学校ではそれを遊びと教えるのかもしれない。
 黒板に向かって爪でひっかいたりする革命者がこの世にいたって悪くはない(笑)

 遊びと退屈と浪漫、そして革命。

 まるでパテントを得られない情緒だけどさ。
 そういうところがタカハシであって、リナなんじゃないかなと。
 君が卒業することによって、その残した痕跡はおそらく誰も真似できないんじゃないかな。
 そして誰もその痕跡を消すこともできないんじゃないかと。

 平和と友情への飽くなき革命は微かな浪漫の香りを達成して去っていくのか。

 おつかれさまの後に、しばらく退屈に浪漫を浸る時間があってもいいだろう。
[東京都/クロ]



 SKiの7期生メンバーは、P会報で紹介されただけでも12名いたが、そのうち1年以上在籍した8名は小学生4人・中学生4人で、高校生は1人もいないという若さだった。その中でも高橋里奈ちゃんは小学5年生の11歳だったから、ただでさえ若い7期生の中でも最年少だった。歴代のメンバーをみても、定着せずにやめた10歳以下のメンバーを除けば最年少での入会ということになる。とは言っても、里奈ちゃんは年齢に似合わずとてもしっかりしていて、公開生徒総会などでもハキハキと受け答えをしていた。昨年9月のサブリーダー就任も驚きではあったが、よく考えてみれば適任だったと思う。
 しかし、里奈ちゃんがサブリーダー就任後わずか半年にして卒業してしまうのは、あまりにも意外だった。過去にも4期生の川野朋美がサブリーダーのまま卒業したことはあったが、彼女の場合は再任だったから、今回の方が驚きは大きい。
 里奈ちゃんと言えば、コンサートで披露してくれたキーボードがどうしても忘れられない。最近はギターを練習しているメンバーが多いが、キーボードで弾き語りができるようなメンバーがいてもいいと思う。そういう意味でも、SKiから貴重な人材を失ってしまうことになる。
 里奈ちゃんは今中学2年生、4月からは高校進学を控えた3年生になる。私立中学に通う彼女にとっては、やはり学業優先ということになったのだろうか。ファンにとっては残念だが、やむを得ないことだ。里奈ちゃん、3年間本当にありがとう。
[編集委員◆本間 寛]



 昨年の生誕11年祭で、サブリーダーに抜擢されて、せっかくこれからだって言うのに卒業は悲しすぎます。
 でも、自分が決めた道だからこれ以上は何も言いません。これだけは忘れないで下さい。SKiにいた日々を・・・
[滋賀県/ドラゴン・キング]



 長らく「最年少」メンバーとして活動し、卒業の時もやはり最年少でした。いざ、こうして「卒業」の報告を受けてみると、すでに中学受験の時点で運命づけられていたのかもしれません。卒業後の進路と違って、学校生活の中での行事など自分の意志ではどうにもならないわけです。とはいえ、続ける選択肢もなかったわけではないので、きっと学校生活が充実しているのでしょう。それは実にうらやましいことです。
 この一年ぐらい、里奈ちゃんは急速に可愛くなっていったと思います。そういう時期なだけに、卒業してしまうのがとても残念です。
 そういえば、《前祝!こづの芸能生活5周年パーティー》では司会だったため、梢ちゃんやりりかちゃんが涙しているところで「泣けない〜」と言っていましたね。舞香ちゃん、彩乃ちゃんの卒業式でも進行役だから「泣きたいのに泣けない」状態だったとか。里奈ちゃん、本当はもっと感情を表に出したいと、心の中では思っているのかもしれませんね。
 これからは、サックスを吹くのが楽しみとのこと。“まだ”中学生なのだから、きっと新しい自分を見つけ出せると思いますよ。
[編集委員◆ゆめのしずく]

高橋里奈
《SKiの温泉ツアーだよ〜》熱海__
撮影/ゆめのしずく__



 この秋にサブリーダーとなったばかりの里奈ちゃんが卒業するという知らせを聞いたとき、正直私は驚きました。それは四年前、四期生だった川野朋美さんの卒業の知らせを聞いたとき以来の衝撃といってもいいものでした。
 が、私は同時にこう思ったのです。「里奈ちゃんなら、こうするのが自然なのだろうな」と。

 「きっとこの先、学業を優先させるのだろうね」。里奈ちゃんが私立の中学校に入学を決めたことを聞いたとき、私はこうファン仲間に語りました。
 人は何故学ぶのでしょう。それは決して知識の量を競うためではありません。
 ひとつひとつは単純なように見える知識をいくつも積み重ねることにより、高度な思考を行うためなのです。それは己の人生をどのようにして歩んでいくのかをしっかり考えるための能力を身につけることと言い換えてもいいでしょう。
 そしてその能力の重要さを里奈ちゃんは、はっきりと理屈としては認識してはいないかもしれませんが分かっているのだと思うのです。だから、学業を優先させるために卒業という選択をしたことを私は前向きに捉えたいと思います。
 里奈ちゃんにとって、SKiにおける活動によって得た経験は、人生において考えるためにとってひとつの有用な知識となりえたのでしょうか。
 もし、その答えがYESだったとしたならば・・・、とても嬉しいことです。

 小学生の時点でSKiに入会し、卒業式のステージに立って皆から見送られることとなるメンバーは、十年以上の歴史を持つSKiの中で高橋里奈が最初ということになります。素晴らしいことです。
 この間、きっと、私たちには分からない苦労があったことでしょう。里奈ちゃんのこの頑張りに対して敬意を表したい。今、私はそう思うのです。

 最後に。私はかつて「ステージでの里奈ちゃんの姿からは、愛らしさを感じさせる」。と、里奈ちゃんのことを評しました。
 現在、里奈ちゃんは愛らしさとともに、女らしさってものも少しずつ感じさせはじめていると・・、いや、まだまだ「コアラな里奈ちゃん」ですね(笑)。
 いつの日か女らしくなったそのときに、また会えたらいいですね。いや、きっと会えることを信じてます。
 その時まで・・・、See You Again!
[編集委員◆ブルーウェイブ/やまのむぎふみ]



 2001年7月の山中湖FCツアー初日。夕方に宿舎(東照館)の中庭で行われた撮影会で、里奈ちゃんの前にずいぶんと長い時間立っていたように思う。立ち位置が左端に近かったのと、他のファンさんがなかなか来なかったので、とうとう最後の方は話すことがなくなって無言でシャッターを押していた。それなのに、目線だけはバンバン来る。
 後日現像から上がってきた写真を本誌スタッフのブルーウェイブ氏に見てもらったら、「彼女は目に特徴があって、どうすれば自分を可愛く表現できるかを知っている娘なんですよ」と。確かに他のメンバーの写真と見比べてみると、“ハズレ”が全くない。普通だと目線が外れたり横を向いてたりで、失敗の写真が何枚か混ざってたりするのだけど、里奈ちゃんだけは別。「この子は絶対、大物になるぞ!」と感じた。それに年齢と反比例して、一番しっかりしているし…。
 リーダーになれる素質は十分あったのだけど、彼女自身が決めたのなら仕方がない。お母様の作るステージ衣装を見られなくなるのは寂しいけど、またいつか“表舞台”に立つ日を楽しみに待つことにしよう。
[編集長◆しろくま☆しゃしょう]

高橋里奈

 ● 表紙のあのコ ●

  制服向上委員会:七期生 高橋里奈 (たかはし・りな)

 ◎生年月日:1989(平成元)年7月6日
 ◎血液型:B型
 ◎12星座:かに座,13星座:新ふたご座
 ◎動物占い:オレンジのコアラ

「SKiの撮影会日和の巻」 2004/01/12、LRにて 撮影/ゆめのしずく



 春香ちゃん、そして里奈ちゃん。
 二人がいなくなるのはちょっと寂しいけど、
 これからもKS3は、制服向上委員会を見守っていきます。
 巣立っていく二人に幸多かれ!

2004年2月22日 KS3編集部一同
表彰状

高橋里奈
《2004年・新年のごあいさつ》LR_
撮影/しろくま☆しゃしょう_


  ぐっでいず   「コアラ、参った!」

 今号の〔表紙のあのコ〕用のデータを作っていたときのこと。
 動物占いのキャラクターを調べようと、高橋里奈ちゃんの生年月日と性別を入力したところ、あまりにナイスな結果が出て大爆笑!

 動物占い(R)>カラーチェキ 診断結果

 高橋里奈さん 1989年7月6日生まれ 女
 オレンジのコアラです!


  見た目や性格だけがコアラかと思ってたら、占いの結果まで「コアラ」だったとは…。
[編集長◆しろくま☆しゃしょう]



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