《もう一度》 私がSKiのコンサートに通いはじめた翌月(94年9月)、新二期生が入ってきた。まだメンバーを全員認識できていないというのに、覚えきれない。12月の「静かな一座」入場時握手会でも、誰と握手したのかよく分からない状態だった。 翌年3月、あの平日3日間10公演の時だ。「みんな元気」で、千秋ちゃんの後ろで踊るメンバーに目がいっていた。ストレートロングの髪が実に美しく、落ち着きのある雰囲気。決して目立つ存在ではないのだが、なぜかひかれるものがある。それが始まりだった。 |
「真夏の祭典」の日、名古屋のイベントに出るというので、二期生派の私としては、これは行かねば!と思った。「恋人たちの歌」で、美雪ちゃんは初めてのセンターヴォーカル。なかなか貫禄あるところを見せてくれた。撮影できるイベントなのでつい一生懸命撮っていると、ちょうど私の正面からしばらくみーつーめられてしまった(例えばこの写真)。そして、「二期生和気あいあい」(8/31 川口そごうの握手会より)らしく、ステージの雰囲気も和やかだった。コンサートではないのがとても惜しい。 思えば、私が最初にソロを聴いたのは、1年前の「真冬の文化祭」(渋谷プラネット)。曲は「約束」。とても「やさしさ」が感じられ、心が平安になるような歌であった。その後、新・静寂向上委員会に加入。アルバムにも収録された「夢は眠らない」では、とても可愛い声だと再認識することになる。春頃は毎回のように「16才」を歌い、その歌声を聴けることがとても嬉しかった。決して圧倒するような声ではない。ささやくような、それでいて一生懸命なところ。 地味な中にも魅力を見出すことができれば、それは大いなる喜びである。目立つこと、わかりやすさ、といったものが大勢にアピールする要素だとしても、その人ならではの魅力は必ず誰かによって見つけられるのだ。迷うことなく「君だけの道」を進んで欲しい。そして、「もう一度」私たちの心に歌声を響かせてくれることを期待している。美雪ちゃん!
[論説委員■夢野 雫]
(96年12月19日 記) |
博子ちゃん、こずえちゃんとのトークは、まさに〔二期生〕の雰囲気を強く感じさせてくれた。二期生ファンの私にとっては、とても心地よい。 歌のコーナーは「君だけの道」。なんというか、気合いと言っていいのだろうか。美雪ちゃんにはこれを歌わねばならないという思いが強くあったのかな。かといって、力が入りすぎることはなかった。自然体なところはいつも通りだと思う。 今日は3回も出番がある。どんな美雪ちゃんに逢えるのかとても楽しみです。 |
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↑日比谷野音の撮影会にて |
しかし、KS3の特別号である必然性は、あまり感じられないかもしれない(笑)。 [夢野 雫]
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↑昨年の「謹賀の宴」にて |
初版発行◇1997/ 1/ 5
www版発行◇1997/ 1/ 7
Special Thanks to まる井
責任編集/文・写真◇夢野 雫
www版編集◇夢野 雫 (ゆめのしずく)