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★ 制服向上委員会・結成10周年企画 ★


祝!制服向上委員会10周年

 SKiも10周年。今更ながらおめでとうございます。と言っても10年前だった初ステージも8年前からファンだった私が書いていいんだろうか?
 まあいいや(笑)私も現在制服向上委員会があるのも(一時離れていたのは何度かあったけど)今こうしてファンをやっている(?)のは、メンバー、スタッフ、そしてファン一体となって活動を頑張っているおかげだと思う。私は、7〜8年だと思っていたらあっという間に10年目で本当驚きです。
 私にとっては、一番重視しているのは、歌、ダンス(謎)、そして社会活動だからSKiがすきなのかも知れない。
 一時は「SKiがなくなるかも知れない」と予想したのだが(失礼)、あれから何年になるだろう(笑)、少なくとも1年は経過しているはず。とは言えこうして今現在も制服向上委員会もあり、私も以前ほど行ってないが応援を頑張りたい。
 10年−20年−30年あるといいがさすがに怖い。
[滋賀県/○ちゃん]


SKi10周年に思う 〜こまばの国の旅人〜

 ライブ・アイドルグループの雄、制服向上委員会(以下・SKiと表記)が、昨年九月に生誕十周年を迎えた。
 私は結成当時からSKiを見てきた人間ではない。それでもこのグループとは相当長いつきあいとなっている。
 これを期に、今まで私が歩いてきた軌跡を(というのも大げさだが)少し思い返してみようと思う。

 SKiを応援するミニコミに執筆し、一時は編集まで手がけていた私がこんな書き方をするのは変かも知れないが、正直なところ自分では制服向上委員会のファンだという意識はあまりないのだ。
 毎月送られてくるインフォメーションに同封されている案内書に「SKiライフを楽しんで云々」という文字が踊っているが、私は別に
SKiを応援するために生きているわけではない。生きていくうちの楽しみのひとつとしてアイドルを観るという趣味があり、さらに数多い選択肢の中から自らの好みにあったアイドルグループを選び、行ける範囲でコンサートやイベントに行っているだけのつもりだ。
 とはいえ第三者から見れば「お前は十分SKiのファンだよ」と言われるに決まっているだろうが・・・。上京時に別のアイドルのイベントに行ったときには知り合いから「お前、今日は制服じゃないのかぁ?(笑)」と、SKiのコンサートがその日行われていないことを知っているのにいつも言われるくらいなのだから(笑)。

 かつて某アイドルミニコミで、SKiのファンのことを「こまばの国の人」と表現していた文章が載っていた。これは当時流れていた「お箸の国の人だから」という和風調味料のCMコピーをもじったものであるが、これを見て私は「うまいこと言うもんだなあ」と唸ったものであった。
 その言を借りて言うならば、私はこまばの国の住人ではない。
 それでは一体何なのか。私的には、こまばの国にふらりとやってきて、そのままなんとなく居着いてしまった気ままな旅人のようなものだと思っている。
 いつかは旅立とう・・・。と思いつつ、居着いているうちにいつの間にか出来た多くの仲間と共にこまばの国の四季の移ろいを感じ、時には天災にも遭ってきた・・。
 そんなスタンスで過ごし続けているうちに、いつの間にか7年の月日が経ったのである。
 そして、そういう精神的に自由なスタンスだからこそ、喜ぶべきことはおおいに喜ぼう。言いたいことはきちんと言おう。感じたことは素直に書こうという気持が生まれ、それを伝えるべくミニコミに拙文を載せ続けてきたのである。

 そんな拙文を載せ続けてきたミニコミ『こちら新宿3丁目』。一時は編集も手がけてきた。
 発行日が近くなると、編集スタッフにはいつも電話やメールで原稿を催促し、発行日前日には新宿の印刷屋に原版を持ち込み、印刷。スタッフ総出で製本を行った。
 いつも発行の度に出向いてもらって、単純かつ面倒な作業を手伝ってもらったスタッフのみんな〜私にとっての町内会みたいなものかな(笑)〜には本当に感謝している。SKiが、そしてKS3がある限りは、ミニコミのことだけにとどまらず、共に頑張っていきたいものだと思う。

高橋里奈
「新年のごあいさつ」2003/01/05 LR
撮影/ゆめのしずく

 これからもイベントやコンサートの情報が入り次第、時間と財布の中身を相談し(今ではこれに体力の限界も加わる(笑))、上京計画を練ることになるだろうと思う。
 毎度毎度大変なことである。が、実は頭をひねってこの計画を練る事自体が、今では一つの楽しみとなってしまっているのである(笑)。
 そしてこの“頭をひねる”という行動が、こまばの国で楽しく過ごすための一つの秘訣でもあるのだ。
 そんなわけで私はこのスタンスを今のところ変えるつもりはないし、変えなくてもなんとか済んでいる現状を幸いに思っている。

 私にとってのSKiの原風景は、以前『こちら新宿3丁目』第10号に書いたのであるが、1994年8月の《ドン・ジョヴァンニ》コンサートである。
 そして私がこまばの国に留まることになった理由・・・それは、菊地彩子という一人のメンバーの存在がいたからであった。
 このことについてのエピソードもまた『こちら新宿3丁目』1997.8号に掲載されているので詳細は省くが、あのとき桑名で行われた水野あおいのイベントに行ったその足でHMVナゴヤに向かっていなければ、今頃はきっとアテンザ(※1)くらい買えていただろうなと思う。5年落ちのデミオ(※2)に車検を取り続けて乗り続けることはなかったはずだ。
 でも、いいのだ。
 お金には換えられない刺激と感動をコンスタントに与え続けてくれたのだから。
 「こうなればSKiが解散するまで、このデミオに乗り続けてやるぅぅ〜!」と先日迎えた二回目の車検時に思った、やまのむぎふみである(笑)。

 これまでKS3を応援していただいた皆様方に多謝を。
 そして、SKiのメンバーのみんなにレスペクトを。
[編集委員■やまのむぎふみ]

(※1) マツダのミドルクラス乗用車。
   2002年5月に発売され、発売以来走りの良さで評判を呼んでいる。
(※2) これまたマツダのコンパクトカー。私の愛車。
   「菊地彩子・卒業記念号」略して「彩ちゃん号」という名前を付けている(爆)。


SKiファン10周年

 昨年はSKi生誕10周年だったが、私にとってはSKiファンとして9周年にあたり、今年が10周年になる。思えば93年8月、アイドルファン仲間に誘われて行った向ヶ丘遊園(昨年で閉園)のキャンペーンが私とSKiとの出逢いだった。もともとおニャン子クラブ・乙女塾などグループアイドル好きの私にとって、SKiは全く抵抗なく受け入れられるものだった。特に『恋をしようよ』は、吉成圭子の甘い歌声と美しいフォーメーションが魅力的で、夢の世界に誘い込まれたような気分になってしまった。それがきっかけで、《第1回真夏の祭典》にも行き、以後SKi通いが続いて今に至っている。
 ところで、私にとってSKiファンであることの象徴といっていいものが2つある。1つは「こまばエミナース」だ。《第1回真夏の祭典》の会場になったところだが、この時がSKiにとってエミナース初出演だったのだ。以後、時には別な会場を使うこともあるが、《制服の日》といえば、その大半がこまばエミナースを会場としている。ここには卒業生も含めて多くのメンバーの汗と涙がしみ込んでいるし、多くのファンのたくさんの思い出もつまっている。私は特定の宗教を信じていないので、どこかに参拝することはないのだが、こまばエミナースはなんとなく“聖地”のような存在になっていて、趣味のジョギングでも、エミナースを折り返し地点にしてコースを組んでいる(笑)。
 もう1つは、やはり本誌『こちら新宿3丁目』だろう。どういう経緯で本誌に投稿するようになったのか、はっきり覚えていないのだが、3期生についての原稿がほしいということで、しゃしょう氏から執筆依頼があったのがきっかけだったような気がする。 今、本誌VOL.2(96年1月発行)に掲載された初投稿文を読んでみると、当時新人だった橋本美香ちゃんに対しては、失礼としか言い様のないコメントをしている。今更こんなことを言っても遅いけど、彼女にはこの場を借りてお詫びしたい。その後も7年間にわたって本誌には投稿し続けているが、時には辛口に過ぎるような文章でもカットせずに掲載してくれた歴代編集長には感謝したい。
 他にもいろいろあるが、私にとってはやはりこの2つに勝るものはない。今でもこまばエミナースに行くと、あの《第1回真夏の祭典》で浴衣姿のメンバーが『はじめまして』を歌ったオープニングを思い出す。そして、本誌のバックナンバーを読むと、その時その時のSKiに対する自分の気持ちの変化がよく読み取れる。私がSKiファンを続ける限り、今後もエミナースとKS3にはお世話になり続けることになるだろう。

(余談)
 この10年間というもの、私自身の環境も随分変わった。この間勤めた会社は3社。SKiファンになる前を含めれば4社で、つまり3回転職していることになる。特にSKiとのからみでは、97年4月に辞めた会社は、土日祝休みを交替勤務に変更するというので、それではコンサートやイベントに行けなくなるということで辞めたのだ(それに加え、交替勤務は休みがとりにくく、労働条件が悪化することは目に見えていたこともある)。今思えば随分無謀なことをしたものだが、その会社は私が辞めてから吸収合併されて消滅してしまったらしい。もし私があの会社を辞めなかったら今頃どうなっていただろうと思うと、冷や汗が出てしまう。今は低賃金ながら比較的安定した会社にいることを思えば、SKiに助けられたと言えなくもない(笑)。

[編集委員■本間 寛]


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