LOVE×2 Vocal/Maika Endoh
この曲を聴くと、まるで美味しいシフォン・ケーキを食べたかのような、心地よい満足感にひたることが出来る。
遠藤舞香の声は、ふわっと甘い。
この“甘さ”は、昨今のライブ・アイドルにありがちな「わざとらしい、尖ったような甘さ」とは違い、生まれながらの“上品さ”を感じさせるものなのです。
この曲は、そんなまいまいの声質を最大限に生かして、70年代のアイドルポップスっぽくまとめている。
「Love Love Love」ってサビのリフレインなんて、今時どこにもないぞ(笑)。でもこれが、まいまいのキャラクターと見事に合致して、大成功しているのです。
この曲を作ったPANTA氏は、彼女の声の魅力がどこにあるのかをちゃんと理解していたのですね。
そんな訳でこれは、やや小粒な曲ではあるが、近年のSKiの作品として間違いなく傑作と呼べる楽曲です。
こういう曲の中にこそ、アイドルとして“無くしてはならない大切な物”があるのですよ。
【ブルーウェイブ】
ここでのポイントは、遠藤舞香ちゃんの声質だと思う。
そもそも私はSKiの曲が気に入ってファンになったので、このようにいい曲が続いて出る限り、どんな形であれファンとしては続くと思う。
『パリの恋人』の時とは微妙に違ったような歌い方だが、個人的には両方の声質共にとてもお気に入りです。
今回の『LOVE×2』、まいまいちゃんの甘くとろける感じがいいですね。(そういやステージでは、ピョンピョン飛ぶところばかり見ているような気が(^^;)←ここはカットね(笑)。
【竹ちゃん】
とにかく「素晴らしい」の一言につきる。
明るくて、楽しくて、可愛くて、聴いていると心がウキウキしてしまう。
こういう感動は、クラシックやロックでは味わえない、アイドル・ポップスの醍醐味だと思う。
ステージでは、舞香ちゃんがメンバーとジャンケンをしてはしゃいでいる姿がとても可愛い。サビの部分の“ラブラブポーズ”も「くぅぅぅ!」だ。
SKi も、メッセージを発信するのもいいけど、こういうアイドルチックな曲をもっと増やして欲しいと思う。
【本間寛】
1. 歌って歌って 踊って踊って
2. 何かのために
3. 一人ふたり
4. いつか会えたら
5. 心の行方
6. LOVE×2
7. 偶然の一致
8. Y・A・D・A
9. 煌めきの後に
10. ノーメイク
◎ アルバム総評
撮影/ゆめのしずく_
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